風疹の症状【子供・大人・赤ちゃん・妊婦】と対処法や感染経路

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風疹の症状【子供・大人・赤ちゃん・妊婦】と対処法や感染経路

子供や大人など風疹の症状について

風疹は予防接種が行われるようになったため子供でも感染する人は昔と比べてかなり減りました。

それでも赤ちゃんや大人、あるいは妊婦でも感染して症状が出ることがあります。

本記事では風疹の症状と対処法および感染経路を中心にお伝え致します。


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子供の風疹の症状と対処法

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子供が風疹に感染した場合、14日~21日の潜伏期間を経て、37~38度程度の発熱と発疹の症状が出てきます。

この発疹は薄い紅色の発疹で顔に生じたら首、そして全身に広がっていくことになります。

それ以外にも耳や首の下のリンパ腺が腫れて人によってはコブができることがあります。

発疹と発熱といった症状はだいたい3日ほどで治まっていきますが、リンパ節の腫れはそれ以上かかるケースもあります。

また関節炎が合併症として出ることもあるので注意が必要です。

基本的に発症してしまった場合、特効薬は存在しないので、症状に応じたケアをする必要があります。

熱が高めだった場合は水分補給をまめに行い、発疹がひどいなら冷たい患部でタオルを冷やしてかゆみを減らしてあげましょう

また、治療している側も感染しないよう注意してください。

 

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大人の場合

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一番怖いのは子供でもなく赤ちゃんでもなく、大人による風疹の発症です。

なぜなら大人の方が感染すると症状が重くなりがちで発熱や発疹期間が3日ではなく1週間以上続くケースがあります

また関節痛も相当重く酷い人では歩けないほどの痛みが生じることがあります。

それでも治療方法は安静にしていれば問題ないので対症療法が行われることになりますが、大人は症状が重くなりがちなのでその対症療法の頻度が多くなります。

また二次感染予防のために抗菌薬を使うこともあります。

赤ちゃんの場合

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赤ちゃんが風疹になった場合でも一般的に出てくる症状は同じです。

14日~21日の潜伏期間を経て、37~38度程度の発熱と発疹の症状が出てきます。

この発疹は薄い紅色の発疹で顔に生じたら首、そして全身に広がっていくことになります。

それ以外にも耳や首の下のリンパ腺が腫れて赤ちゃんによってはコブができることがあります。

しかし3~4歳の時にかかる方が赤ちゃんの時に感染するより症状が重くなるケースが多いので赤ちゃんの時にかかった方が危険度はまだ少ないです。

対処法は同じく家で安静にしていて、熱が酷ければ水分補給をまめに行って発疹が酷かったら患部を冷やしてかゆみを減らしてあげましょう。

妊婦の風疹の症状や影響・対処法

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妊婦さんが風疹にかかった場合でも症状が特別重くなるわけではありません。

あくまで出てくる症状は発疹・発熱・リンパの腫れといったものになります(大人なので子供よりも症状は重く出やすいですが)。

ここで一番注意する必要があるのが、妊娠20週前後までに風疹に感染すると赤ちゃんが風疹ウイルスに感染する可能性があるということです。

感染時期が妊娠早期であればあるほどこの風疹ウイルス感染の危険度が上がり、聴覚障害や先天性心疾患などの先天性風疹症候群になる可能性があります。

恐ろしいことに妊娠1ヶ月までに感染すると約6割が赤ちゃんに何らかの障害が発生するというデータがあるので妊娠20週以前の妊婦さんは絶対に風疹に感染してはいけません

20週以降は赤ちゃんへの影響はほとんどなくなります。

そのため妊娠前に風疹の予防接種は絶対に行うようにしてください。

妊娠中は受けられないので注意が必要です。

原因および感染経路は?

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風疹の原因はウイルスにありますが防ぐためには予防接種によって免疫抗体を作るしか方法はありません

それか徹底的に予防して体内に入れないようにするしかないでしょう。


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基本的に風疹が感染する時は風疹ウイルスが人から人へと飛沫感染するケースがほとんどです。

飛沫感染とは咳とかくしゃみによってウイルスが含んだ細かい水滴が飛び散ることで、それが他の人の鼻や口から体内に入って感染することです。

この飛沫が到達する距離は1~2mといわれています。

風疹ウイルスはインフルエンザの2~4倍は感染力があるので、感染者のそばに予防接種を受けていない人がいると高確率でうつるでしょう。

この病気は潜伏期間も2~3週間と長くこの期間中に人にうつすことも考えられるので、見た目からして健康そうな人からうつされることすらあります。

発症していなければ通常通りに人は活動してしまうので、拡散を防ぐのは予防接種以外では正直かなり難しいでしょう。

風疹の流行時期は?

風疹の流行時期は春先から初夏にかけてではありますが、この時期から外れても感染する傾向が近年では見られますので、注意した方がいいでしょう。

日本では5年ごとの周期で、大きな流行があったので、大流行時期が近づくと警戒がなされましたが、2000年以降はその傾向がなくなったので大流行における注意喚起もなくなりました。

しかし、近年では海外で感染してから帰国して発症するというケースも多々見つかっており、流行時期だけで特定するのが困難な状態になっております。

なので、季節という判断をするのではなく、地域からの流行に対する注意などが行われていないのかをチェックするのが大切と言えるでしょう。

このようにある程度終息したと思ったら、ふとした原因で流行るのが風疹ですので、油断することはないようにしましょう。

予防法について

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風疹の予防方法は先に記載の通り予防接種以外にありません

感染していたとしても潜伏期間中であれば、はっきりいって外見から感染していると読み取ることは無理なので、狙って回避することはほぼ不可能でしょう。

ただし予防接種にも注意点があって一つは妊婦にはできないとういこと、もう一つは接種後2~3カ月間の避妊が必要ということです。

この避妊が必要という部分が家族計画においてネックになることがなかなか多いので、予防接種を考えている人はそうならないためにもできる限り支障が出ないよう早めに行ってください。

仮に予防接種ができなかった場合は、妊娠中の人は同居しているすべての人に予防接種を受けてもらうようにしてください。

家族が感染しなければ感染する確率は一気に下がります。

風疹と麻疹(はしか)の違いは?

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麻疹と風疹の違いについて正しく理解されていない方が結構いて「若いうちに風疹にかかったから問題ない」と思い込んでいたら、実はそれは麻疹で今度は風疹になってしまったり、酷い人では風疹の予防接種を麻疹の予防接種と勘違いしいる人もいます。

確かに麻疹・風疹の混合ワクチンも存在していますが、自分が行った予防接種が何だったのかはしっかり把握しておきましょう

もともと麻疹と風疹はウイルスが全く違うので予防接種は別物となります。

それに潜伏期間も麻疹は8~18日であるのに対し風疹は2~3週間です。

そして麻疹と風疹は一部違う症状があり、麻疹は目ヤニ・目の充血・くしゃみ・鼻水・などの症状も出てきます。

これらの症状の違いによってほとんどの人はわかると思いますが、麻疹と風疹は回復までの期間も相当異なります。

麻疹は完治するまでの期間がかなり長く約2週間はかかってしまいますが、風疹の場合は3日で回復しますので期間の差でも気が付くことができるでしょう。

 

風疹につきまして、次のページも参考にしてください。

風疹の症状や感染経路は?抗体検査や予防接種・流行時期は?
妊娠中に風疹!障害は?妊婦や夫の抗体検査や予防接種は?

 

風疹につきましては、次のサイトも参考にしてみて下さい。

Doctors File 風疹(風しん)

 

最後に

以上、いかがでしたでしょうか?

本記事では子供や大人の風疹の症状と感染経路についてお伝えしました。

基本的に子供よりも大人の方が風疹の症状は重くなり、妊婦さんでは妊娠初期に感染すると赤ちゃんに影響が出る危険な病気であることが分かりましたね。

特効薬がないため、一番の対策は感染しないことにあり予防接種は必ず行った方が良いということでした。

また、妊婦さんは予防接種ができず、また予防接種を行った場合は数カ月の避妊期間を設ける必要があるということでしたね。

本記事が風疹の参考として皆様のお役に立てるものになれば幸いに思います。


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