ヘルペス脳炎の治療後の後遺症は性格変化?原因や診断法は?

ヘルペス脳炎の治療後の後遺症は性格変化?原因や診断法は?

ヘルペス脳炎の原因や検査診断法と後遺症

ヘルペスは口の周りに水ぶくれが出るものが一般的ですが、それ以外にヘルペスによる脳炎というものがあります。この病気は治療したとしても後遺症として性格変化が発生するおそろしい病気なのです。

そこで今回はヘルペス脳炎の治療後の後遺症は性格変化とは本当なのか、原因や診断法はあるのかをお伝えします。

 


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1.ヘルペス脳炎の症状

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ヘルペスと聞くと唇の周りが腫れたりする病気をイメージする方も多いと思いますが、それ以外にもヘルペスウイルスが原因で脳炎という重篤な症状を引き起こすことがあります。

 

この脳炎は口唇ヘルペスの原因となるような単純ヘルペスウイルスが三叉神経節などに侵入し活性化してしまって脳にまで到達してしまい発生する急性脳炎となっています。

 

日本では50~60歳代の人が発症する確率が高く年間でだいたい350人くらいがこの病気になってしまっているようです。この病気は急速に容態が悪くなる急性脳炎であるため、最悪命を落とすことがあります。

 

症状は、頭痛・発熱・悪心・嘔吐・痙攣発作・記憶障害・言語障害・幻視・異常行動など非常に多岐にわたりますが、これらの症状がすべて怒るわけではなく一部の症状が発症した患者それぞれにあらわれるようになります。

 

2.ヘルペス脳炎の原因

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ヘルペス脳炎になる原因はヘルペスウイルスなのですが、殆どが口唇ヘルペスの原因ともなっている単純ヘルペスウイルス1型によるものなのです。このウイルスは普段は三叉神経節に潜伏しているもので、そこを経路として神経を通って脳に上っていき、やがて脳に到達してヘルペス脳炎を発症してしまいます。

 

それ以外では性器ヘルペスの原因ウイルスである単純ヘルペスウイルス2型が分娩のときに産道で赤ちゃんに感染してしまい新生児ヘルペス脳炎を引き起こすことがあります。これは血液を介して脳や脊髄といった中枢神経系に到達して脳炎や髄膜炎を引き起こしてしまいます。

 

単純ヘルペスウイルス1型は多くの日本人に感染しているウイルスで感染経路を防ぐことは困難です。そのため絶対に回避する方法は確立されておらず、非常に危険な病気となっています。

 

3.ヘルペス脳炎の検査診断方法

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ヘルペス脳炎を検査する方法は髄液検査と脳波の検査を行います。

 

髄液検査では、髄液中の細胞数やタンパク量を確認することで発症しているかどうかを確認します。もともと髄液は脳や神経を保護する役目の他にも老廃物の排除や栄養補給と言った役目があるので、何らかの異変が脳に発生すると髄液も何らかの変化が発生するのです。

 

また、ヘルペス脳炎に発症すると脳波で特徴的な現象があらわれて異常が発見されるようになります。

 

 

4.ヘルペス脳炎の治療法

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ヘルペス脳炎の治療方法は抗ウイルス薬投与や二次感染防止作業を行います。基本的にヘルペス脳炎であると診断された場合は症状が急変することも多いためすぐに治療を開始することになります。

 

体調が急変しないかを確認するために、血圧・体温・脈拍を細かくチェックする状態になるでしょう。チェックした状態でアクシロビルなどの抗ウイルス薬を投与して炎症が治まるかを確認していきます。

 

もともとこの薬は非常に強い薬であるため長時間使うのは体に負担がかかって危険です。そのため、日本では使う期間は2週間というのが一般的になっています。

 

症状が出てから4日以内に抗ウイルス薬の治療が開始できれば回復する可能性が大幅に上がるので、いかに早く受診して症状を明らかにするのかがカギになります。


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5.ヘルペス脳炎治療後のリハビリ内容や期間は?

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ヘルペス脳炎は後遺症でてんかんや健忘症候群になってしまうことがあります。この健忘症候群は新しいものが覚えられなくなる記憶障害で日常生活にかなりの支障をもたらします。それ以外では性格が変わってしまったりすることがあるようです。

 

この中で健忘症候群に発症してしまった場合はリハビリを行うことになります。行われるリハビリは時計で時間を確認する練習やメモを常に取ってメモを常に確認する習慣をつけるといった訓練になります。それ以外では記憶力を鍛えるトレーニングを行うことになるでしょう。目的は失われている機能を補うことです。

 

その他、後遺症がてんかんや人格変化の場合は薬物療法や漢方療法で治療を行うことになります。

 

6.ヘルペス脳炎の後遺症は?性格変化?

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ヘルペス脳炎の後遺症は先ほど記載したとおりてんかんや健忘症候群や人格変化になります、ヘルペス脳炎は後遺症を残すことが多いと言われている病気で非常に危険なものなのです。

 

全ての後遺症が日常生活に支障が出るレベルの重いものであるため、必ず治療は継続して行われることになります。人格の変化も軽いものではなくて社交的な人が引きこもりになってしまったり、温厚な人が怒りっぽくなったりと大きな変化が生じることもあり別人とまで思われてしまうこともあります。

 

てんかんも突然意識が無くなってしまったり、痙攣が発生したりと発作を繰り返すことになります。

 

それ以外では味覚障害や嗅覚障害が発生することもあります。子供ならこれに知能障害や運動障害が加わることもあるでしょう。

 

7.赤ちゃんがヘルペス脳炎になることもある?

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ヘルペス脳炎は赤ちゃんのような幼児でも発症することがあります。幼児の場合、後遺症として知能障害や運動障害が加わることもあるので非常に危険な病気と言えるでしょう。発症例は小児では年間約50例と言われており脳炎の中でもヘルペス脳炎が最も頻度が高いようです。

 

成人のヘルペス脳炎とは違い発熱を伴って急激に発症するものとなります。それ以外にも意識障害・けいれんといった症状が発生します。

 

ここで使われる薬は抗ウイルス薬であるアシクロビルとなっており、この薬が普及する前は約80%の小児が死亡する恐ろしい病気となっていました。今では致死率はだいぶ低下して10%程度になっており、後遺症が残るのも3人に1人となっています。

 

ヘルペスにつきましては次のページも参考にして下さい。

ヘルペスの原因【口角や唇など顔・手指・陰部】はストレス?
ヘルペスの症状【唇・鼻・喉・口内・目・お腹】と治療法
口唇ヘルペスはうつる?早く治すには病院で治療?市販薬は?/a>
目のヘルペスは失明の危険がある?頭痛など症状や治し方は?/a>

 

ヘルペス脳炎の原因や検査診断法と後遺症まとめ

以上、いかがでしたか?

今回は「ヘルペス脳炎の治療後の後遺症は性格変化」とは本当なのか、原因や診断法はあるのかをお伝えしました。

ヘルペスによる脳炎は感染を完全に防ぐのは非常に困難で予防を行うことは不可能です。そのため大切なことは発症したらすぐに治療を行うことになります。

予防することができない非常に厄介なウイルスではありますが、前もって症状を知っておけば自分や同居人が発症した時にすぐに危険度を察知して病院に連れていくことができるでしょう。

早期治療を行うために必要なのが、どのような症状があるかを事前に把握する知識であるため様々な病気の症状を理解していただきたいと思います。

今回のこの記事がヘルペス脳炎の参考として皆様のお役に立てるものになれば幸いに思います。


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