花粉症の時期は?病院での薬・注射などの治療法や対策は?

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花粉症の時期は?病院での薬・注射などの治療法や対策は?

花粉症の季節や症状と治す方法および緩和策

花粉症は今や4人に1人が発症し、国民病と言われるようになっています。

花粉症に悩まされる時期が近づいてくるといやな気分になるかと思います。

本記事では花粉症で起こり得る症状や病院での薬や注射などの治療法、そして応急的や根本的な対策などを記載したいと思います。


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花粉症なりやすい時期は?

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花粉症のピークの時期は依然として3月や4月の春ですが、最近では秋をはじめ、夏や冬にも症状の出る人が増えています

花粉自体は量の多い少ないの差はあるにせよ1年中飛んでいるので、敏感な人の場合は1年中花粉症に悩まされています

主だった花粉のおおよその飛散時期について以下に記載したいと思います。

スギ・・・2月~5月

ヒノキ・・・3月~5月

カモガヤ・・・5月~7月

ブタクサ・・・8月~10月

ハンノキ・・・1月~5月

オオバヤシャブシ・・・3月~4月

シラカバ・・・4月~5月

ホソムギ・・・4月~8月

オオアワガエリ・・・4月

ネズ、コナラ、リンゴ、イチョウ、ケヤキ・・・4月~5月

ハルガヤ、松・・・4月~7月

ヒメスイバ、オリーブ・・・5月~6月

ギシギシ・・・5月~7月

オオブタクサ・・・8月~9月

ヨモギ、カナムグラ・・・8月~10月

カラムシ・・・9月~10月

セイタカアワダチソウ・・・11月~12月

 

花粉症の時期に関することについては次のページもご参照下さい。

花粉症の時期・ピークは?9月・12月は?花粉のカレンダー

 

花粉症の病院での治療法について

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花粉症に対する最も中心となる治療法は薬になります

薬にはヒスタミンの放出を抑える抗アレルギー薬や放出されたヒスタミンを抑える抗ヒスタミン薬、肥満細胞からヒスタミンが遊離するのを抑えるメディエーター遊離抑制薬、鼻粘膜の腫れの原因となるロイコトリエンという物質の発生を抑える抗ロイコトリエン薬、鼻の粘膜の血管を収縮させる血管収縮薬、鼻や目で起こる炎症を抑えるステロイド薬などがあり、医師の判断によって、1つの薬を単独で、あるいは複数組み合わされて使われます。

最も効果の高い薬はステロイド薬ですが、感染症、胃潰瘍、糖尿病、骨粗鬆症、抑鬱、その他様々な副作用が生じる恐れがあるので、使用する場合は医師と十分相談する必要があります

薬には飲み薬、点鼻薬、点眼薬があります。

 

花粉症の薬に関することについては次のページにも記載していますのでご参照下さい。

花粉症で病院に行く時期や受診科は?薬や注射・費用は?
花粉症薬おすすめの市販薬 妊婦や子供用は?

 

胃潰瘍につきましては次のページを参考にしてください。

胃潰瘍とストレスの関係や症状は?仕事が原因なら労災?
胃潰瘍の原因【ストレス・ピロリ菌・薬・酒・食生活・喫煙】
胃潰瘍の手術の方法は内視鏡?手術時間や費用・入院期間は?

 

注射

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花粉症の治療方法の1つに注射があります。

注射の主な種類としてはアレルギー物質注射(減感作療法)、ヒスタグロビン注射(非特異的減感作療法)、ノイロトロピン注射、ステロイド注射などがあります。

アレルギー注射というのは長期間かけて特定のアレルゲンを少量ずつ投与していき、体に慣れさせ、根本的改善を目的としたものです。

大きな副作用はないとされています。

ヒスタグロビン注射というのは体内で放出されるアレルギー症状をひき起こす「ヒスタミン」という物質への抗体をつくり、症状を抑えようというものです。

こういったことから特定のアレルゲンだけでなく、各種のアレルゲンに対応できるところが特徴です。

週に1~2回の頻度で6回ほどの注射を行うのが目安で、3~4か月アレルギー反応を大幅に抑えることが期待できるとされています。

副作用は極めて少ないようです。

ノイロトロピン注射というのはワクシニアウィルス(安全なウィルス)をウサギの皮膚に注射し、炎症を生じた皮膚組織から抽出分離した非タンパク性の活性物質を含有する注射液を使います。

ノイロトロピンは下行性疼痛抑制系という神経機構を活性化する事によって疼痛を軽減する事で知られています。

ノイロトロピンがなぜ鼻水、くしゃみ、目のかゆみなどの花粉症に効くのかははっきり分からないようなのですが、長期間使っても副作用がほとんど無くかつ効果の期待できる薬とされています。

ステロイド注射は1回の注射で1~3ヶ月間症状に悩まされなくて済むというほど最も効果が高いです。

ただ副作用としてホルモン異常や免疫力低下、副腎機能不全、糖尿病、精神障害、倦怠感、肝機能障害など危険な疾患が色々ある上、完治が目的ではない対処療法となり、あまりすすめられていない注射です。

 

花粉症における注射に関することにつきましては次のページもご参照下さい。

花粉症の注射の種類と効果と費用は?副作用は?

 

糖尿病につきましては次のページを参考にしてください。

糖尿病の症状や原因は?合併症の危険性や治療法は?
糖尿病の症状や予防法は?足でチェックする方法は?
妊娠糖尿病の症状とは?小児【子供】糖尿病とは?
糖尿病の検査方法や検査機器・キットは?その費用は?
糖尿病での合併症 発症時期と発症率は?予防方法は?
糖尿病や高血圧が動脈硬化を起こすメカニズムと食事など対策

 

その他

先に薬や注射による治療について記載しましたが、その他の治療方法として以下のようなものがあります。

①シダトレンを使った舌下免疫療法

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画像出典:http://about-eye.com/sidatoren-injection/

先に記載したアレルギー注射と同じ減感作療法になり、アレルゲンを少しずつ投与していき、体に慣れさせ、根本的改善を目的とした治療法になります。

シダトレンというスギ花粉のエキスの入ったものをアレルゲンとして、舌の下に置いて舌の血管や口腔粘膜に密にある血管網からエキスを吸収させようというものです。

注射による減感作療法に対して定期的に注射を打つ負担を減らせ、自宅でもできるというメリットがあります

ただ完治率は約80%で必要となる治療期間は3~5年とされています。

②レーザー治療

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画像出典:http://www.nampeidai.com/

鼻づまりを起こしている鼻の粘膜部にレーザーを照射し、毛細血管をつぶしながら粘膜の表面を薄く焼いていくという治療です。

鼻粘膜の表面が焼かれることで、花粉が粘膜に付いてもアレルギー症状が起きにくくなるというものです。

麻酔をするので痛みはもちろん、出血もわずかで済む安全な治療とされていますが、麻酔の効き方など個人差があり、それなりの痛みを伴う場合もあるようです。

この治療法は根本的にアレルギー体質を変えるものでは無く持続期間は1年から2年くらいとされています。

持続しなくなった場合はまたレーザー治療を受けるか、別の花粉症対策を行なうことになります。

③花粉症治療器【バイオネット】

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画像提供:楽天市場

花粉症治療器のバイオネットとはLED(発光ダイオード)の光を鼻の粘膜に照射する治療器です。

照射することで、一酸化窒素という物質が生成され、この物質による刺激がアレルギー症状をひき起こす元凶となっているヒスタミンの放出を抑えるというものです。

1日3回、4分30秒の光照射を行ないます。

自分でできる上、薬ではないので、副作用がないという点が大きなメリットです。

 

花粉症における治療につきまして次のページにも記載しています。

花粉症の治療方法 最新・最前線は?目の療法は?子供は?

 

花粉症の対策全般について

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花粉症対策としては先に挙げた治療の他、応急的なものと根本的なものがあります。

応急的なものとしてはマスクをする、花粉症対策になるアロマオイルの香りをかぐ、花粉症対策になるお茶を飲む、空気清浄機を使う、加湿器を使う、帰宅時に服の花粉を払い落とす、手洗い・うがいをする、窓を閉めておく、といったものがあります。

根本的に改善するための対策としては、規則正しい生活を送る、しっかり睡眠をとる、昼はしっかり活動し夜は休息というメリハリのある生活を送る、少食でバランスの良い食事を行なう、適度な運動を行なう、ストレスを上手く排除する、自律神経の働きを整えるといったものがあります。

 

花粉症への色々な対策の詳細については次のページをご参照下さい。


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花粉症対策 食事やお茶、アロマ、グッズなど

 

アレルギー症状の1つにアトピー性皮膚炎があります。アトピー性皮膚炎に関しましては次のページを参考にしてください。

アトピー改善に有効な食事・レシピは?食事制限は必要?
アトピーを改善する方法【食べ物・サプリ・運動・光温浴】
アトピーのステロイド薬の種類と副作用は?完治する?
赤ちゃんのアトピーの原因は母乳?治療など対策で治る?
アトピーのおすすめの保湿剤は?ワセリン・ヒルドイド?
アトピーの薬の種類と効果は?ステロイドの副作用は怖い?

 

花粉症におけるヨーグルト効果

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ヨーグルトの乳酸菌は花粉症アレルギーに効果があるという研究結果が出ています。

免疫の中にリンパ球があり、リンパ球の中にはT細胞が、そしてその中にはTh1細胞とTh2細胞があります。

花粉症の人は何かしらの原因で(明確な原因は不明です)Th2細胞がTh1細胞より増えるという、免疫細胞のバランスの崩れで、過剰にIge抗体が作られアレルギー症状が起こるとされています。

そして乳酸菌にはこの免疫細胞のバランスを整える働きがあるので、花粉症においてヨーグルトは効果があると言われています。

 

花粉症におけるヨーグルトに関することにつきましては次のページもご参照下さい。

花粉症!ヨーグルトの種類や食べ方は?食べ過ぎ注意?

 

花粉症の時期につきましては、次のサイトも参考にしてみて下さい。

エスエス製薬 花粉の時期はいつから・いつまで? ~花粉カレンダー~

 

花粉症の症状について

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花粉症の主な症状は鼻水、くしゃみ、目のかゆみ、鼻づまりです。

風邪との区別がつき難いのですが、目のかゆみが伴っている場合や、なかなか鼻水やくしゃみ、鼻づまりといった症状が改善されない場合は花粉症である可能性が高いです。

病院を受診すると、病院によって、アレルギー性の診断、皮膚反応検査、特異的IgE抗体検査、ヒスタミン遊離試験、鼻粘膜誘発テストなどの検査により花粉症かどうかを調べてくれます。

 

風邪につきましては次のページを参考にしてください。

風邪の食事メニューは?のど風邪や子供や赤ちゃん用は?
おたふく風邪は潜伏期間にうつるの?大人・妊婦は危険?
胃腸風邪の原因はストレスや食べ物が原因?症状と治療法は?
風邪【喉・鼻水・咳・頭痛・熱】の治し方と効果的な食べ物
妊婦の風邪の影響は?熱・咳・鼻水・喉の痛みの治し方

 

花粉症における頭痛や喉の痛みなどの症状について

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花粉症の主な症状は先に記載したとおり、鼻水、くしゃみ、目のかゆみ、鼻づまりといった症状ですが、それ以外でも頭痛や喉の痛み、発熱、寒気、吐き気といった症状が出る場合があります

こういった症状が出るのは

①花粉症になると鼻がつまり体内に取り込む酸素の量が少なくなって、頭が酸欠状態になり頭痛が起こる

②鼻づまりにより口呼吸になり喉が乾燥し細菌やウィルスに感染し喉に痛みが出てくる

③その細菌やウィルスが喉の少し奥にある副鼻腔に感染し副鼻腔炎を起こし頭痛が起きたりする

④副鼻腔炎によって細菌やウィルスが体内に入り込み発熱する

⑤発熱することで寒気が起こる

⑥頭が酸欠状態になると、脳の視床下部という部位も酸欠状態になり、すると自律神経という神経の働きが乱れ、胃など消化器官系の働きが悪くなり吐き気が起きる

こういった背景があります。

 

花粉症における頭痛や喉の痛みなど様々な症状に関することは次のページもご参照下さい。

花粉症での頭痛と喉の痛み・発熱・寒気・吐き気などの対策

 

副鼻腔炎につきましては次のページを参考にして下さい。

副鼻腔炎の症状【熱・歯痛・頭痛・咳・子供】と治療
副鼻腔炎の頭痛で肩こりや歯痛は何故おきる?いつまで続く?

 

咳について

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花粉症において咳を伴う場合もあります

特に夜に咳き込みが激しくなり、なかなか止まらなくなったりすることもあります。

花粉症で咳が出る原因はいくつかあります。

花粉の刺激で体内の免疫の1つであるリンパ球がIge抗体を大量に作り出します。

Ige抗体は体中にある、肥満細胞や好塩基球と結合し、ここに花粉の刺激が加わることで、ヒスタミンという物質が放出されアレルギー症状が起きます

鼻の粘膜でアレルギー反応が起こると鼻水や鼻づまりなどが起きますが、喉で反応が起こると咳が出たりします

その他、鼻づまりで喉が乾燥し咳が出ることもありますし、更に乾燥することで、喉で細菌やウィルスによって炎症が起きて咳が出たり、鼻水が鼻の方だけでなく、後鼻漏(こうびろう)といって喉の方にも鼻水が流れ、このことが咳の原因になったりもします。

 

咳に関することにつきましては次のページもご参照下さい。

ためしてガッテン せきの止め方は?ハチミツ?
花粉症で咳が止まらない 夜眠れない対策
咳と痰が止まらない原因は?緑や黄色の痰は危険?
咳が止まらない!痰が絡む・夜になると出る・何かの病気?

 

5月の花粉症について

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従来は花粉症と言えば2月からジワジワ始まり、4月にピークを迎えゴールデンウィークあたりに収まるというケースが多かったのですが、近年では5月中も花粉症に悩まされる人が増えてきています。

これはスギ花粉だけでなくヒノキ、カモガヤといった5月に花粉を飛散する植物にも反応する人が増えているという背景があります。

ちなみにスギ花粉症の方の50%の方はブタクサの花粉症も発症すると言われています。

 

5月の花粉症に関することについては次のページもご参照下さい。

5月の花粉症アレルギーは喉の痛みや頭痛?原因はイネ科?

 

病院の受診について

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花粉症が疑われる症状が出ている場合、病院を受診することは大切です。

風邪の症状と花粉症の症状は鼻水、鼻づまり、くしゃみなど似ており、判断が難しいです。

その一方で、花粉症と風邪とでは対処法が変わってきます

また花粉症だったとしても、花粉症のタイプによっても対処法が変わってきます。

自分で風邪だとか花粉症だとか判断して市販薬を購入した場合、全く効果がない薬を服用することになりかねません

薬というのは少なからず副作用を伴うものが多く、副作用のリスクを負いながら全く効果のないものを服用するとうような事態はできれば避けたいものだと思います。

病院の何科を受診するかについては耳鼻科、耳鼻咽喉科、アレルギー科、眼科の何れかなります。

目の症状が特に酷い場合は眼科に行くのが良いですし、鼻などそれ以外の症状の場合は上記科の中の眼科以外に行くのが良いです。

 

花粉症における病院に関することにつきましては次のページもご参照下さい。

花粉症で病院に行く時期や受診科は?薬や注射・費用は?

 

風邪につきまして次のページも参考にしてください。

市販風邪薬ランキング【のど・鼻・熱・咳】によく効く
風邪で熱が下がらない原因は?通常何日で下がる?
授乳中の風邪での病院は何科?市販薬や葛根湯は?
風邪の治し方

 

最後に

花粉症の症状としては基本的な鼻水、くしゃみ、目のかゆみ、鼻づまりといった症状の他、頭痛、喉の痛み、咳、発熱、寒気、吐き気といった症状が出る場合があります。

花粉症のピークは3月4月ですが、1年中、何かしらの花粉は飛んでおり、最近では5月や秋にも花粉症になる人が多くなってきており、更に夏や冬でも発症する人が増え、1年を通して悩まされる人もいるような状況になっています。

花粉症への対処としては病院での薬や注射、レーザー、根本的改善を目指す減感作療法などの治療法やマスクなどのグッズや空気清浄機などの機器を使った応急的な対処法、生活習慣の改善などの根本的な対処法などがあります。


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