妊娠中に風疹での障害は?夫も含めた抗体検査や予防接種について

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妊娠中に風疹での障害は?夫も含めた抗体検査や予防接種について

妊婦の風疹の影響や抗体検査・予防接種について

抗体検査や予防接種がある風疹ですが、症状はそんなに重いものではありません。

しかし妊娠中に感染すると実はお子さんに危険な障害が発生するかもしれないということはご存知でしたか?

本記事では妊娠中に風疹になってしまった場合どのような障害が出る可能性があるのか、その予防策としての抗体検査や予防接種はどうしたらいいのかをお伝えします。


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妊娠中に風疹になった場合の子どもの障害について

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妊婦が風疹になったとしても母体には大きな影響を及ぼす可能性は小さいですが、妊娠初期の胎児に対して非常に危険な障害を目・耳・心臓などに生じさせてしまう可能性があります。

この障害の確率は妊娠周期が早いほど高くなり妊娠1ヶ月までに感染すると約6割、2ヶ月までで3~4割、3ヶ月までで1~2割と言われております。

だいたい妊娠20週以降でしたら感染したとしても母子ともに影響はありません。

つまり、妊娠初期の早い段階で風疹に感染するのは絶対の避けたいものとなっていて、それ以降の妊娠中期や妊娠後期なら特に心配はいらないということになります。

抗体検査について

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風疹の予防接種を受ける前に抗体検査を行うことになります。

この検査は風疹に対する抗体があるかどうかを確認する検査で、なかった場合には予防接種を受けることをすすめられるのですが、妊婦中の場合は予防接種を受けることができません

そのために大切になるのが自分が抗体を持っているかどうかの確認になるので、抗体があった場合はいつも通り暮らすようにして抗体が無かった場合は、同居人全員に予防接種を受けてもらい人込みなどは避けるようにするしかありません

抗体検査は各自治体では無料で行っているところもありますので、妊娠予定がある方や妊娠中で今すぐ検査を行いたい方は必ず検査を受けるようにしてください。

予約が必要な場合もありますのでそれぞれの住んでいる自治体のホームページを確認してくださいね。

予防接種について

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予防接種を行い風疹ワクチンを接種するのは間違いなく良いことなのですが、前述したとおり妊婦の方は予防接種を受けることができないので抗体が無かったとしてもワクチンの接種ができません

こうなってしまった場合の対処法は、同居人全員に予防接種を受けてもらい、妊婦の方は人込みなどは避けるようにしてひたすら感染しないようにするしかありません。

とにかく一定期間を過ぎれば感染したとしても問題はなくなるので、それまでは無駄に人と接触したり人の多いと所に行くのは胎児の事を考えて止めましょう

抗体が不十分であると判明しているなら出産後、早めに予防接種を受けるようにしてください

またワクチン接種後の2ヶ月間は避妊が必要となっているので、そのことを踏まえて予防接種を受けに行くようにしましょう。

ワクチン接種後に妊娠が発覚したとしても障害を持った子供が産まれたというケースは聞いたことがありませんが、先天性風疹症候群にならないとは言い切れないのでワクチン接種後の2ヶ月間は避妊しましょう。

妊婦の夫は抗体検査や予防接種をするべき?

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風疹が流行する時期になったとしても、奥さんが既に予防接種を受けていたり風疹に対する抗体があることが分かりきっているのなら、妊娠したとしても全く問題はないのですが、もし妊娠後に抗体が無いとか予防接種も受けていないということが発覚した場合は妊婦さんでは予防接種を受けることは不可能なので、同居人や家族、特にそばにいる確率が高い夫は絶対に抗体検査の上、予防接種を受けるようにしましょう。

これは本当に大切なことなので、是非とも家族みんなで協力して胎児に感染しないよう努力してあげましょう。

妊婦の風疹の症状は?

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妊婦が風疹にかかった場合は普通の人がかかった時と同じく、耳の後ろや首などのリンパ節が腫れて小さなピンク色の発疹が顔に出て、首に広がり、体から手足といった全身に広がるでしょう。

その他、風邪のように喉の痛みや、咳、頭痛や、中には38度くらいの熱が出る人もいます

風疹は、風疹ウイルスによって引き起こされる発疹性の感染症となります。

この風疹に妊婦がかかってしまった場合、母体には特別な影響はないのですがお腹の赤ちゃんが危険な状態になる可能性が高いのです。


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注意が必要なのが妊娠初期で、この時に母体が風疹に感染してしまうと胎盤を通してお腹の赤ちゃんにも風疹ウイルスが感染してしまって先天性心疾患や視覚障害・聴覚障害・精神や身体の発達の遅れといった障害が発生する可能性が高くなってしまいます。

風疹自体はそこまで怖い病気ではないのですが、妊婦にとっては胎児に悪影響をもたらす非常に危険な病気となってしまうので、絶対に妊婦は感染してはいけない病気となっているのです。

症状が出ないこともある?

これは妊婦さんに限らず、誰もが起こる可能性があることです。

というのも、風疹のウイルスに感染しても明らかな症状が出ないで免疫ができる「不顕性感染」になってしまう人が15~30%程度はいると言われており、気がつかないうちに発症して勝手に免疫ができていたという人も世の中にはたくさんいるようです。

これは日常生活をただ過ごしている方にとってはむしろありがたいことですし、問題ないことではありますが、妊婦さんの場合は問題となります。

妊娠中に風疹になると「先天性風疹症候群」の赤ちゃんが生まれる可能性があるので、人によっては中絶の選択肢を示されることすらあります。

そのため、子供が欲しいと思っている方はできる限り予防接種をすることが大切となります。

妊娠前に万全の体制を整えましょう。

 

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妊婦が風疹になっても「症状なし」の場合は胎児に影響はない?

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風疹ウイルスに感染したとしても症状が全く現れない人が実は15〜30%はいると言われており、これを「不顕性感染」といいます。

かりに妊婦が風疹ウイルスに感染して「不顕性感染」となったとしても、ウイルス自体に感染してしまっているので妊娠初期なら胎児に悪影響が出る可能性は変わりません

例え症状が出なくても妊娠初期なら絶対に風疹に感染してはいけないとご認識してください。

また危険なパターンなのが、家族や同居人が感染して「不顕性感染」になった場合で、こうなると感染していることに本人も周りも気が付かないので妊婦さんに通常通り接触してしまい、感染する確率が上がってしまいます。

予防法について

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ベストなのが妊娠する前に予防接種を受けること、または抗体を持っていることをはっきりさせることです。

これができなかった場合はとにかく家族みんなが予防接種をすることと、本人が感染しないように努力するしかありません。

人込みに行くのはできる限り避けて、外出しなければいけない時はマスクを着用するようにして、手洗いとうがいを徹底的に行ってください

何度か記載しましたが風疹には風疹ウイルスに感染したとしても全く症状が出ない場合があるので、症状は全く出ていないけど感染している人が必ずどこかにはいるのです。

自覚症状が全くないため感染防止を本人も全く行わないことが予想されるので、人ごみに行くのは本当に危険があると言えます。

 

風疹につきまして、次のページも参考にしてください。

風疹の症状【子供・大人・妊婦・赤ちゃん】と感染経路
風疹の症状や感染経路は?抗体検査や予防接種・流行時期は?

 

妊娠中の風疹につきましては、次のサイトも参考にしてみて下さい。

東北大学大学院医学系研究科・医学部 風疹が妊婦に与える影響について

 

最後に

以上、いかがだったでしょうか?

今回は妊娠中に風疹になってしまった場合どのような障害がでるのか、抗体検査や予防接種はどうしたらいいのかをお伝えしました。

妊娠中の感染は母体では問題ありませんが、胎児は妊娠初期の場合、様々な障害を引き起こす可能性があり非常に危険であるということでした。

そのためにも妊娠する前に抗体検査や予防接種を行うことが最も大切だということでしたが、もし妊娠してしまったら予防接種ができなくなるので、同居人や家族に予防接種を行ってもらい妊婦さんが感染する確率を少しでも下げるようにすることが大切だということでしたね。

本記事が風疹に対しての参考として皆さんのお役に立てるものとなれば幸いに思います。


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