食中毒の症状【牡蠣・豚肉・鶏肉・牛乳・卵】と対処法

食中毒の症状【牡蠣・豚肉・鶏肉・牛乳・卵】と対処法

牡蠣や豚肉などによる食中毒の症状

食中毒症状と言えば下痢や嘔吐というものがすぐ浮かんでくると思います。ですが食べ物別の症状と言われてすぐに区分けできる人はなかなかいないのではないでしょうか?今回は牡蠣豚肉等を食べ物別に症状を検証していきたいと思います。


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1.牡蠣による食中毒の症状

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牡蠣による食中毒と言われると、必ず1年に1回は話題に上がる「ノロウィルス」が最初に思い浮かぶ方も多いかと思います。これはイメージ通りで実際に牡蠣にあたる人のほとんどはノロウィルスが原因です。

 

このノロウィルスの症状は、激しい嘔吐、下痢が起こり発熱や呼吸器症状を伴うこともあります。

 

基本的に軽症の場合は気持ち悪いという程度で済み数日で回復します。重症の場合、脱水症状やけいれん、腸重積(腸の一部が重なり合ってしまう病気)等が起こります。

 

ノロウィルス以外では急性肝炎やA型肝炎を発症する肝炎ウィルスもあります。急性肝炎の症状としては食欲不振、嘔吐、吐き気、発熱、倦怠感、黄疸などがあります。

 

A型肝炎はウィルスが約1か月潜伏し発熱、倦怠感、食欲不振、吐き気、嘔吐、腹痛、下痢等の症状を起こします。

 

2.豚肉による食中毒の症状

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食べると元気が出るしヘルシーな豚肉、ではこの豚肉の食中毒はどのようなものがあるかというと、「ギラン・バレー症候群」や「フィッシャー症候群」を起こす危険性がある細菌性食中毒のカンピロバクター食中毒と、サルモネラ食中毒になる危険性があります。

 

カンピロバクター食中毒の潜伏期間は1~7日で、主な症状は発熱、頭痛、悪寒、倦怠感、筋肉痛、腹痛、下痢等の症状が現れます。初期症状はよく風邪と間違われることがあり、大抵2~5日程度で回復します。

 

サルモネラ食中毒は半日~2日の潜伏期間を経て、発熱、腹痛、嘔吐、下痢等の食中毒症状を引き起こします。この症状も3~4日続いた後に和らいでいく傾向にあります。ひどい人では1週間続くこともあります。

 

3.鶏肉による食中毒の症状

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鶏のから揚げや手羽先、焼き鳥など豊富な食べ方のある鶏肉ですがこの鶏肉でも発症する食中毒はあります。発症する食中毒の多くは豚肉と同じカンピロバクター食中毒です。

 

豚肉の項目でも説明いたしましたがカンピロバクター食中毒の潜伏期間は1~7日と長くなる場合もあり、主な症状は発熱、頭痛、悪寒、倦怠感、筋肉痛、腹痛、下痢等の症状が現れます。

 

初めに発熱・倦怠感・頭痛・食欲不振等の前駆症状が現れ、次に吐き気や腹痛の症状が現れた後に下痢や吐き気・嘔吐が起きるという流れが一般的です。

 

基本的に障害を引き起こすことも死につながることもありません。原則、自然治癒で対応できるものです。ただし症状が長引く場合は受診したほうが良いです。

 

4.卵による食中毒の症状

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今では毎日卵を食べるのが普通という人もいるほどに普及している卵料理。この卵による食中毒はサルモネラ食中毒が一番多く、最近の卵では鶏肉・豚肉でもあったカンピロバクター食中毒も発症することがあります

 

サルモネラ食中毒は豚肉の項目でも説明したとおり半日~2日の潜伏期間があります。症状は発熱、腹痛、嘔吐、下痢等を引き起こし一週間以内に治まることが多いです。

 

しかし一部の感染者は食中毒症状が治まってから数週間~数か月後に反応性関節炎が発症することもあります。反応性関節炎は膝、アキレス腱、股関節などに痛みや腫れを引き起こします。

 

5.牛乳による食中毒の症状

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日本人にとって身近な食材となっている牛乳。この牛乳による食中毒は黄色ブドウ球菌による食中毒です。この黄色ブドウ球菌は2000年の6月に、雪印乳業の乳製品による集団食中毒事件の原因であり今でも覚えている人は多いと思います。


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具体的な症状は、発熱・下痢・腹痛・吐き気・嘔吐で潜伏期間は短く1時間~3時間程です。しかし黄色ブドウ球菌による汚染がひどい場合は30分で発症することすらあります。

 

発症するのが早い!これは治るのも早く数時間~1日で済んでしまうことが多いです。

 

ただし、子供やお年寄りがこれらの症状が出た場合、脱水症状につながることが多いため注意してください。

 

6.その他の原因による食中毒の症状

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代表的な食べ物の食中毒は説明しましたが、それ以外の食べ物でももちろん発症する例はあります。例えばおにぎりでも発症する事例があり、このときの原因は牛乳の時に説明した黄色ブドウ球菌やセレウス菌によるものです。

 

それ以外にも種々様々なものが食中毒を引き起こしており海水に住む魚介類が原因である「腸炎ビブリオ」は刺身やすしで感染する危険があります

 

腸炎ビブリオは嘔吐・発熱・下痢・腹痛という症状があり、セレウス菌は腹痛・下痢を引き起こします。

 

その他にも一時期大流行となった腸管出血性大腸菌O-157も食中毒の一種で、3~4日の潜伏期間を経て下痢・激しい腹痛を発症します。

 

7.食中毒菌の種類と潜伏期間【時間】

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食中毒の原因は自然の毒からウィルスまで様々なものがありますが、多くの発症事例のある細菌性食中毒の種類や潜伏期間を改めて確認します。

 

まず基礎知識として細菌性食中毒には「感染型」「毒素型」の2種類に分けられます。感染型はサルモネラ菌やO-157等の菌が体内に侵入することで発症し、毒素型は黄色ブドウ球菌やボツリヌス菌等の菌が出した毒素を摂取することで発症するものです。

 

感染型の代表的なものの潜伏期間を列挙すると

 

・カンピロバクター菌:1~7日

・腸炎ビブリオ菌:10~20時間

・リステリア菌:12時間~91日間

・ウェルシュ菌は6~15日間

・O157などの腸管出血性大腸菌は3~9日間

 

となっています。

 

毒素型の代表的なものの潜伏期間は

 

・ボツリヌス菌:4~36時間

・セレウス菌:30分~6時間

・ブドウ球菌は2~4時間

 

になっています。

 

8.食中毒の症状の対処法

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では、具体的な食中毒に対する対処方法をここに記載していきます。まず初めに申しておきますと、食中毒は対処法を間違えると余計に悪化する危険性があるものです。

 

食中毒は自分で対応できる種類もありますが、基本的な対応として絶対に必要なことは脱水症状にならないようにスポーツドリンクなどでこまめに水分補給することです。

 

食事ができるレベルまで回復したら胃に負担にならないものを少量ずつ摂取するようにすることも大切です。

 

ここで注意しなければいけないことは薬を自己判断で選ぶときに誤ったものを選ばないことです。具体的に言うと有害物質を体内から排出する状態にあるときに腸の活動を抑える成分が混ざっている下剤を飲むのはNGになります。

 

分泌性下痢の場合は腸管の活動を抑える薬はNGで整腸剤を使います。浸透圧性下痢の場合は超を整えるために整腸剤を使い、運動亢進性下痢の場合は腸の動きを抑制する薬を使うのがいいです。

 

上述したとおり下痢にも種類があるため自分で判断ができないという場合(ほとんどの方はできないと思いますが)は病院に症状を説明して正しい薬を処方してもらうのが一番になります。

 

また、ひどい発熱や重い腹痛がある場合でも同様で重い症状が考えられるためこれも病院で受診することが大切です。

  

夏のお弁当など食中毒を予防する方法まとめ

今回は「食中毒の症状【牡蠣・豚肉・鶏肉・牛乳・卵】と対処法」と題して様々な食中毒の原因やそれに伴った症状について紹介してきました。

食中毒は軽度のものは自分で対応できますが重度のものは必ず病院で診てもらうことが大切です。自分で対応する場合にも症状によって薬を変える必要があるため、安易に薬を飲んだから大丈夫だとは決して思わずに必ず自分に現れている症状に合うものを選定してから飲むようにしてください。


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