頭痛における右後頭部の鈍痛は大丈夫?

頭痛における右後頭部の鈍痛は大丈夫?

右後頭部に鈍痛を感じる頭痛につい

頭痛が起きる時は何故か右後頭部鈍痛ばかり。何か右後頭部に悪い病気があるのでは?と不安になってしまうかもしれません。ここでは右後頭部に鈍痛が起こる頭痛にはどのようなケースがあるのかと一次性頭痛と言われる頭痛の原因や治し方について記載したいと思います。


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1.一次性頭痛

一時性頭痛とは特に他の病気を伴わないで起こる頭痛です。頭痛の約9割はこの頭痛と言われています。一時性頭痛の中で右後頭部の鈍痛が起こるケースとしては次のようなものがあります。

①偏頭痛

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偏頭痛の主な特徴はこめかみから目の辺りまで「ズキンズキン」と心臓の鼓動に合わせた感じで痛みを伴うというところです。「片頭痛」とも書かれるように、頭の片側におきやすい頭痛ですが両側に起こることもありますし、片側、両側の後頭部に起こることもあります

 

また片側だけに起こった鈍痛が、反対側に移動したり、全体に広まったりすることもあります。頻度は月に1~2回、時期や人によって頻繁に起こる場合もあります。痛みの強さが中程度から重度の痛みまであります。

 

1回起こると4時間くらいで治まるケースもあれば3日くらい続く場合もあります。偏頭痛には20-30%の人に前兆があります。閃輝暗点といって視野の一部が見えにくくなり、徐々に見えない部分が広がっていくという現象が起きます。頭痛に伴って吐き気をもよおすことがあります。

 

②緊張性頭痛

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緊張型頭痛は、鈍痛が特徴です。後頭部や頭全体に起こります。頻度は数時間の鈍痛が反復的に起こる場合もありますし、持続して毎日続くこともあります。

 

頭が締めつけられるような痛みですが、概ね我慢できないほどではないケースが多いです。頭痛に伴って首や肩のこりを伴うこともあります。

 

③後頭神経痛

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「キリキリッ」とか「チクチク」といった電気が走ったような痛みが繰り返し起こるような症状です。我慢できないような強い痛みを感じます。頭の血管が切れているのではないか?と思ってしまう方も多いようです。

 

後頭神経痛には痛む場所によって3種類あります。一つ目は「大後頭神経痛」と言って後頭部の中心から片側に2.5cmくらい離れた場所の首の付け根付近から頭頂部にかけて痛みを感じます。2つ目は小後頭神経痛といって耳の横や上付近に痛みを感じます。

 

3つ目は大耳介神経痛で、耳の後ろ付近に痛みを感じます。それぞれ痛みの質、程度は同じです。左右のうちの片方だけの場合もあれば、両方痛む場合もあります。また首や肩の痛みを伴うことが多いです。

 

④水毒症頭痛

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右後頭部に鈍痛が起きやすい頭痛です。水分の取りすぎや、運動不足、水分代謝の悪さによって体内に水分が溜まり起きる頭痛です。頭痛以外には、冷え、むくみ、咳、鼻水、めまいなども一緒に症状として出ることがあります。

 

「むくみ」に関しては次のページをご参照下さい。

ためしてガッテンNHK 足の疲れやむくみをとる方法と原因

 

⑤群発性頭痛

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発作的に起こる頭痛で、片方の目の周囲あるいは目の奥がナイフとか針などで何度も突き刺される、あるいは手で握りつぶされるというような強い痛みを伴うという特徴があります。偏頭痛のように鼓動に合わせたような痛みではありません。

 

中には片方から痛みが始まって両方に広まったり、発作側の後頭部が痛くなったりすることもあります。このような激しい痛みなので、じっとしていられないことが多いです。発作中は部屋の中をうろうろ動き回ったり、激しく壁に頭をぶちつけたり、頭を殴ったり、壁を蹴りあげたりしたいといった衝動にかられ、のたうちまわるなどの行動を伴うことが多いようです。

 

発作の頻度は個人差があり、数年に1回とか年に数回あったりします。一度発作が起こると2週間から3ヶ月続くことが多いですが1週間からおおよそ1年の幅があります。

 

2.二次性頭痛

二次性頭痛とは何かの病気に伴って起きる頭痛です。右後頭部に起きやすいものというわけではありませんが、命に関わる可能性もありますので、念のためチェックしてみていただければと思います。類似した症状があるようでしたら、病院を受診されることをお勧め致します。代表的なものとしてくも膜下出血、脳腫瘍、脳出血、髄膜炎、などがあります。

①くも膜下出血

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画像出典:http://terumo-kumomakka.jp/

 

今まで全く何もなかったのに突然、バットやハンマーで殴られたような痛みが走ります後頭部に起きる事が多いようですが、どこでも起きる可能性があります。脳の表面は軟膜、くも膜、硬膜という3層構造でできています。

 

軟膜とくも膜の間にはクモ膜下腔と言われる空洞があります。脳の血管が破れて、このくも膜下腔に血液が流れ出る症状をくも膜下出血と言います。命に関わりますので、尋常ではない痛みを感じた場合はすぐに病院に行きましょう。

 

②脳腫瘍

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脳腫瘍に伴う頭痛では、月日の経過とともに次第に痛みが増してきたり、朝起きた時に強い頭痛がしたり、吐き気がないのに嘔吐したりといった症状がでます。脳腫瘍は頭蓋骨内に腫瘍ができるのですが、頭蓋骨内の内圧が高くなります。

 

この内圧は睡眠中に上昇するので、朝方に頭痛が酷くなります。脳腫瘍が原因で頭痛が起きる場合、嘔吐以外に視力障害、聴覚障害、めまい、痺れ、などの症状も起きる事があります。

 

これらの症状も月日の経過とともに強くなる傾向がありますので、気になるようでしたら早々に病院を受診するのが肝要です。

 

めまいやしびれといった症状に関しては次のページもご参考にしてみて下さい。

めまいの症状の原因は何か? その対処法は?

しびれ【手・足・顔・背中】の症状の原因は?治し方は?

 

③脳出血

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画像出典:http://item.rakuten.co.jp/kusuriyy/c/0000000526/

 

脳出血とは脳内の血管が破れ、脳内に出血した状態を言います。嘔吐を伴う頭痛が起こり、だんだんひどくなることもあります。その他、言語障害や感覚障害、意識低下といった症状が出る場合があります。

 

血管に血栓が詰まっておきる疾患に脳梗塞や心筋梗塞があります。これらの予防法につきましては次のページをご参考にして下さい。

ガッテンの脳梗塞や心筋梗塞対策!血液中の血栓の予防法は?

 

④髄膜炎

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画像出典:http://www.haienkyukin.jp/

 

髄膜炎は菌やウィルスが脳を包む髄膜について炎症を起こす病気です。持続する頭痛を主な症状とし、発熱、嘔吐、痙攣などが起こります。項(うなじ)部が硬くなるという特徴もあります。

 

3.各一次性頭痛の原因

①偏頭痛の原因

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ストレスや疲労、睡眠不足の他、女性に偏頭痛が起こりやすいことから女性ホルモンの問題が大きな原因として考えられています

 

偏頭痛が起こるメカニズムは、はっきりとは解明されていませんが、脳内の血管が何かしらの原因で拡張し、血管の周囲にある三叉神経(さんさしんけい)を刺激してしまい起こると考えられています


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血管が拡張する原因として過剰なストレスが関わっているという考えがあります。ストレスがかると血液を固まりやすくする為に「血小板」が凝集されます。この凝集はセロトニンという神経伝達が促進する為、大量に放出されます。

 

このセロトニンは血管を収縮させるのですが、時間の経過とともにセロトニン減少すると、収縮していた脳内の血管が今度は反動で急激に拡がり、頭痛が起こるというものです。

 

②緊張性頭痛の原因

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心理的なストレスや睡眠不足、継続して同じ姿勢でいることで、血行が悪くなり、首や頭の筋肉が緊張してしまうことで起こると考えられています。日本人の20~30%の人に発症していると言われるくらい多く見られる頭痛です。

 

不眠に関することは次のページをご参照下さい。

不眠症の治し方は?食べ物や飲み物で治せる?

 

過度なストレスは「うつ」を招くこともあります。

「うつ」に関しては次のページをご参照ください。

うつ症状の状態と治療法【改善法】

非定型うつと新型うつの違い

主治医が見つかる診療所 うつ病のチェック項目と克服と期間

 

③後頭神経痛の原因

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ストレスが多かったり、姿勢が悪かったりで、肩こりや首のこりが酷く、首周辺の神経が圧迫され痛みが出てくると考えられています。この神経痛は治療をしなくてもたいがい1週間ほどで自然に消失するという心配のない頭痛です。

④群発性頭痛の原因

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画像出典:http://www.goodhill1013.com/

 

群発性頭痛の根本原因はまだ分かっていませんが、季節の変わり目に多い傾向があり、また1日の中でうち発作の起きる時間が大体決まっている傾向もあり、人間の体内時計の日内リズムと関係しているのではないかと考えられています。

 

体内時計は自律神経の中枢である視床下部にあります。また発作の時には涙が出たり、鼻が詰まったり、鼻水が出たり、瞳孔の左右差、目の充血、まぶたが腫れて垂れ下がるといった自律神経に関わる症状が出たりします。

 

ストレスがかかると視床下部に影響を及ぼし自律神経が乱れ様々な症状が出たりすることから、根本的にはストレスが原因になっているのではないかと考えられます。

 

4.各一次性頭痛の治し方

①ストレスの排除

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水毒性頭痛は若干影響が少ないかもしれませんが、偏頭痛、緊張性頭痛、後頭神経痛、群発性頭痛はストレスが大きく関わっています

 

不安・恐怖、イライラ、怒り、焦り、悲しみ、妬みなど心に不快な感情が頻繁に沸き起こる状態はストレスのかかっている状態になります。もしストレスがかかっているなと思われるようでしたら、不快な感情が湧き出てきた時は、気持ちを切り替えるよう心掛けましょう。

 

そして自分に振りかかっているマイナスの出来事でも前向きに捉えたり、物事を楽観的に考えたり、几帳面になり過ぎないようにしたり、自分や他人に厳しくなり過ぎないよう努めたりといったことが大切です。

 

またアロマオイルを焚いたり、好きな音楽を聴いたりと、自分の好きなことに没頭するのも効果的です。できる限り、明るく楽しく過ごすよう心掛け、ストレスを排除していきましょう。

 

風邪で頭痛が起こることもあります。

風邪に関しましては次のページを参考にしてください。

風邪で熱が下がらない原因は?通常何日で下がる?

市販風邪薬ランキング【のど・鼻・熱・咳】によく効く

風邪【喉・鼻水・咳・頭痛・熱】の治し方と効果的な食べ物

妊婦の風邪の影響は?熱・咳・鼻水・喉の痛みの治し方

胃腸風邪の原因はストレスや食べ物が原因?症状と治療法は?

 

②自律神経の働きを整える

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ストレスがかかると自律神経の働きが乱れます。自律神経が乱れるとホルモンバランスが崩れたり、血行が悪くなったり、代謝が悪くなったりして自律神経に関わる症状が出やすくなります。何れの頭痛にも関わっている可能性は十分あります。自律神経が整うような日常生活を送りましょう。

自律神経については以下のページをご参照下さい。

自律神経を整える方法 ツボ・アロマ・運動・食事・呼吸法
自律神経失調症の症状と原因と改善方法【治し方】
自律神経失調症を改善する食事は?
自律神経失調症とは?症状は?痛みや吐き気・ほてりなど

 

③睡眠をしっかりとる

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偏頭痛の原因として睡眠不足が考えられますし、睡眠不足はストレスや自律神経の乱れにも繋がることから、何れの一次性頭痛にも関係していると言えます。睡眠不足ぎみでしたら、しっかり睡眠を取りましょう。

④体の歪みを整える

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画像出典:http://www.bigmouth-wrestling.com/

 

緊張性頭痛や後頭神経痛に関して肩や首のこり、緊張の原因として体の歪みがあることが考えられます。歪みを整えることで、筋肉のこりや緊張が和らぎ、頭痛が起こらなくなることが期待できます。

体に歪みがあると「坐骨神経痛」「腰の痛み」「O脚」「頚椎ヘルニア」「鷲足炎」「足底筋膜炎」など様々な症状が出る場合があります。これら記載した症状に関しては次のページをご参照ください。

坐骨神経痛の原因はストレスや肥満?症状や治療法は?
坐骨神経痛に効くツボ【手・足・足裏・お尻】とお灸
腰痛の治し方 筋トレや体操・湿布・コルセットなどについて
ぎっくり腰の症状の原因はストレス?
O脚改善法【ストレッチや筋トレ・歩き方・立ち方など】
O脚の改善に効果的な靴は?インソールも大切?
頚椎ヘルニアの症状はどうやったら治るのか?その方法は?
鷲足炎はランニングでなる?治療法や走り方やシューズは?
足底筋膜炎の症状や原因は?ストレッチなど治療方法と予防法

 

⑤運動をする

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運動はストレス発散になったり血行が良くなったりと、かなり健康にプラスの効果があります。お勧めの運動は30分から1時間のウォーキングです。

 

⑥水分のとりすぎに注意する

これは水毒症頭痛の場合です。必要以上にとり過ぎている場合は控えるようにしましょう。

 

⑦食事を正す

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私たちに体は食べている物から作られます。食生活の乱れは万病の元です。栄養バランス良く、1日2~3食で腹7~8分目、良く噛んで食べるといったことに気をつけましょう。

 

バランスの良い食事につきましては次のページの「4.バセドウ病の食事量と栄養バランス」をご参照下さい。タイトルにはバセドウ病とありますが、ここに書かれている栄養バランスの良い食事法に関しては全ての人共通になります。

バセドウ病【甲状腺機能亢進症】の食事制限や量およびレシピ

 

右後頭部に鈍痛を感じる頭痛についてまとめ

右後頭部に鈍痛を感じる頭痛としては一次性頭痛として偏頭痛、緊張性頭痛、後頭神経痛、水毒性頭痛、群発性頭痛などがあります。二次性頭痛に関しては関係していないかもしれませんが、命に関わりかねないものですので、念のためにチェックしておくと良いかと思います。一次性頭痛の起こる原因にはストレス、自律神経の乱れ、睡眠不足、体の歪み、運動不足、食生活の乱れ、水分のとりすぎ(水毒性頭痛の場合)などがあり、こういったことを気をつけることで、辛い頭痛の解消が期待できます。


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