クラミジアの治療法は薬が有効か!病院での治療期間や費用は?


クラミジアの治療中にお酒やキスはOKか!性行為はいつから?
クラミジアは性病の一つとして知名度が上がりつつありますが、まだまだ知らない人も多い病気です。
そのため治療法や薬の有効性、病院での治療期間や費用など分からないことも多いでしょう。
そこで、今回はクラミジアについて皆さんが気になると思われる情報をまとめていきます。
クラミジアの治療法は薬?市販薬でも大丈夫?
クラミジアの治療方法は基本的に投薬治療です。
クラミジアは菌が原因なのでその菌を抗菌薬を使って滅菌します。
具体的に使われるのはジスロマック(アジスロマイシン)・クラビット・クラリス・エリスロマイシンあたりになりますが、ジスロマックとクラビットが主流で9割はこの薬が使われることになるでしょう。
ジスロマックは初日に服用するだけで抗菌作用が1週間は続くのでクラミジアへの特効薬としてよく用いられております。
クラビットは以前までは主流となっていましたがいまではジスロマックの方が主体となっているので一昔前まで主流となっていた薬と思っていただくと良いでしょう。
これらの薬は市販では売られていないので、購入することはできないのです。
そのため検査キットを購入して陽性反応が出たとしても、病院で処方してもらうしか対処法はありません。
病院に行くのに抵抗感のありがちな性病ですが、検査は自宅でできたとしても治療は自宅ではできないと言うことを覚えておきましょう。
病院の何科に行く?
クラミジアは性病の一種ではありますが咽頭クラミジア等の性病まで発症するようになった現代では、それぞれの症状の現れ方でどの病院に行くのかを決める必要があります。
現代ではセックスの多様化で性感染症の症状の出方も様々なので、病院側でも対応しているところが増えたのです。
実際に、性病に対応している病院は性病科・泌尿器科・産婦人科等の主だったところから、耳鼻咽喉科・皮膚科・内科・感染症科などの対応していないと思われるようなところまで診てくれるようになりました。
なので、基本的にはどこに症状が出ているのかで判断すると良いと思います。
たとえば、性器に何らかの異常があると感じたのなら性病科・泌尿器科・産婦人科に行けば良いですし、喉に影響が出ているのなら耳鼻咽喉科や性病科に行くのが基本でしょう。
治療期間の目安は?
クラミジアの治療方法は投薬治療となるので、その薬を使う期間が治療期間となります。
つまり、薬によって治療期間が異なると言うことです。
今のところ一般的に使われているのはジスロマックなので、それを例に挙げて記載すると、ジスロマックの投薬期間はだいたい3~4週間なので1ヶ月程度が治療期間だと思われると良いでしょう。
クラミジアはねずみ算式に増える菌なので、完全に死滅させる必要があります。
そのため、投薬治療が終わるのは、再び病院に行って検査を行って陰性反応がしっかりと出るまでになるのです。
もちろん、性病であるとすぐに気がついて対応した人は、クラミジアそのものの繁殖もそこまで広がっていないので、一回の投薬で治ってしまうこともあるでしょう。
その場合は10日程度となります。
治療でかかる費用の目安は?
クラミジアの検査費用は保険が利いている状態ならだいたい3000円程度になりますが、咽頭クラミジア等の複数感染が予想されている方はその分だけ検査費用が上がっていきます。
クラミジア感染のみと考えれば検査費用で3000円程度だと思ってください。
それにプラスして薬代がかかるので、だいたい2000円程度追加されることでしょう。
問診代などを含めると1回6000円程度かかるというのが目安でしょう。
保健所の場合は検査が無料のことも多いのですが、治療などは行ってくれませんので治すためには病院での追加費用がかかってしまいます。
検査キットを使う場合はメーカーによって値段は異なりますが、だいたい5000~8000円程度はかかるでしょう。
ただし、こちらも検査結果を得ることはできても治療はできないので、陽性反応があったのなら、病院に行くことになるのでその分の代金もかかってしまいます。
薬の副作用は大丈夫?
先に挙げたジスロマックの副作用としては下痢・胃痛・吐き気といったものでしょう。
それでも、ジスロマックはほかの抗生物質よりも副作用が出にくい部類に入りますので、それほど神経質にならなくてもいいでしょう。
下痢が一番発症頻度が高めですが、それでも3%程度ですので稀だと考えても良いでしょう。
ただし、人によってはアナフィラキシーショックを引き起こしてしまい、意識の薄れや蕁麻疹、息苦しさに苦しめられることがありますので、その場合はすぐに医師に相談しに行きましょう。
治療中にお酒を飲んでも良い?
基本的に薬などを使っての治療を行っているのならアルコールの摂取は禁止です。
アルコールは心拍数を高めてしまう作用があり、薬の効き目を高めてしまう恐れもありますし、逆に患部まで薬の効果が出なくなってしまうこともあるので、禁止となります。
性病の場合は尿道炎や膀胱炎などの症状が出ますが、アルコールは尿道をむくませる作用があるので薬が効きにくくなってしまうようです。
そのため、正しい薬の作用がもたらされなくなることで予想治療期間で治らなくなってしまったり、いつまでたっても正常な状態に戻らなくなってしまうことが予想されます。
治療中にキスをしても良い?
率直に申し上げてこれは微妙です。
仮に、咽頭クラミジアと診断された人なら粘膜感染でうつってしまう可能性が高いという情報もありますので、キスをするのは絶対にしてはならないとなります。
そうではなく、ただ単にクラミジアと判断されただけの人はうつることはないでしょう。
しかし、アメリカのワシントン州にある健康機関の発表ではキスでは感染しないという発表がありますし、厚生労働省も咽頭クラミジアは拡散力が弱いので咽頭や性器に滞在しているクラミジアが体外でうつる力は無いという見解を示しております。
しかし、ほかの医師が回答しているサイトなどを見てみると、キスでも感染するという回答が多いので微妙なラインだと考えた方がいいでしょう。
このように意見が割れているので、咽頭クラミジアになってしまった人は治るまでキスをするのは避けた方がいいと思います。
治療後いつから性行為が可能?
治療中や感染中は性病をうつしてしまう可能性が非常に高いので、性行為は絶対に禁止なのですが、治療後いつから開始しても良くなるのでしょうか。
基本的にはクラミジアならば、投薬治療を行って陰性であると言うことが判明したのならOKと考えて良いようです。
なので、投薬治療がしっかりと終わって問題ないと診断されてからと考えてください。
ただし、この病気の怖いところは感染したとしても無症状の状態が長く続くことです。
その間も菌は繁殖しているので気がつかないうちにうつしてしまう可能性があります。
そのことは十分に気をつけるようにしてください。
クラミジアにつきましては次のページも参考にしてください。
咽頭クラミジアの症状と行く病院や検査・治療法【自然治癒も?】
クラミジアの治療につきましては、次のサイトも参考にしてみて下さい。
あおぞらクリニック クラミジアの検査と治療について
最後に
以上、いかがだったでしょうか。
今回はクラミジアの治療方法や費用などの情報をまとめていきました。
クラミジアは若い男女が発症する確率が高い性病ですが、若い人ほど性病になってしまった場合でも病院には行きたくないという考え方が強くなってしまうので、かなり悪化してから病院で検査を受けるという人がたくさんいます。
このクラミジアになってしまうと、最悪の場合子供が作れなくなってしまいますので、結婚願望がある人は少しでも感染の疑いがあると思ったのなら検査をしてもらった方がいいでしょう。
症状が進行してからでは遅いことだってあります。
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