いびきの原因や治療法!マウスピースやサプリで改善?


手術などいびきの治し方や対策グッズ
本人は気が付かないことも多いいびきはできる限り早めに対処したいものです。
しかし、このいびきの原因や治療法はどのようなものなのか、マウスピースやサプリで改善するものなのかなど疑問も多いことでしょう。
そこで、今回はいびきについて色々と考察を重ねてまいります。
いびきとは?
(参考URL:http://www.interq.or.jp/kyuushu/sas/nani.htm)
いびきとは息を吸った時に喉の狭い部分が吸い寄せられて狭くなることで、気道の粘膜が振動するようになってしまい、音が鳴り響くようになる現象です。
参考図の○の部分が咽頭と呼ばれる部分で、この部分が狭くなると発生すると思ってください。
つまり、いびきは喉の奥がなっているので鼻の障害ではなく喉の障害に該当します。
睡眠時は喉周辺の筋肉が弛緩することで舌が落ち込みやすくなり上気道が狭くなりやすいので、発生しやすいのです。
気道が狭くなればなるほど空気の圧力が強くなるので、喉の粘膜が震える確率が上昇します。
原因について
いびきの仕組みは先ほど解説したように咽頭と呼ばれる部分が何らかの理由で狭くなることで、発生します。
その原因とは口呼吸です。
口呼吸が多くなればなるほど上あごの奥の軟口蓋と呼ばれている部分と舌の根元部分が喉のほうに落ち込みやすくなるので必然的に気道が狭くなるのです。
つまり、鼻詰まりなどの症状が出ている人は必然的に口呼吸になるので、それも原因となってきます。
また、肥満も原因となります。
気道が狭くなる理由は喉の周りに脂肪が付きすぎることで狭くなってしまうことがあるのです。
また、あまりにも疲れている人が睡眠をとると通常よりも筋肉の弛緩が大きくなるので、いびきが出やすくなってしまいます。
異常なまでにストレスが溜まっている人は自律神経が狂いやすくなるので、自発呼吸をコントロールできなくなってしまい口呼吸になる確率が上がります。
あとは、お酒の飲み過ぎや仰向けで寝ることでいびきが出る確率が高まるでしょう。
治療法について
いびきにおける改善は鼻詰まりや肥満、そして筋力低下といった部分が大きいのでいきなり手術に踏み出すことは少ないです。
そのため、最初のうちは生活習慣の改善や、風邪をひいているのならそちらの治療を行うことになるでしょう。
しかし、それらの治療を行った後でも改善の余地がない場合は手術を行う可能性があります。
現代におけるいびき改善手術は日帰りのものもあるので、そこまで構える必要はないでしょう。
具体的にはレーザー治療を行います。
これは、咽頭の粘膜を部分的に焼き切ることで通り道を作るという方法です。
もちろん、咽頭の粘膜以外には熱放射などはないので周辺部位への影響はほとんどないようです。
出血や副作用もないので日帰りも可能となっており、だいたい15分程度あれば手術は終わるとのことです。
他には、高周波メスを使って口蓋垂の一部を切除して気道を広げる方法もありますが、局所麻酔をするため痛みはほとんどありません。
副作用や出血は無いのですが、術後1~2週間は違和感や痛みが出る人もいます。
マウスピースは有効?
いびき対策としてマウスピースが売られていることがありますが、マウスピースの効果は口呼吸が原因のいびきでは効果が薄いと言われております。
逆に、口を閉じていてもいびきが出る人には有効な手法と言えるでしょう。
この効果は睡眠時に舌が下がって上気道を塞がないようになるため、喉の広さを確保しやすくなるのです。
口の周りの筋力が低下している方にも効果はあります。
鼻詰まりが原因の鼻いびきや口蓋垂(こうがいすい:のどちんこと言われている部分)が大きくなってしまうことで発生するいびきには効果が薄いとされています。
まずはいびきの原因は何かといったことを耳鼻咽喉科で診てもらうと良いでしょう。
有効なサプリメントがある?
いびき対策グッズは色々と売られていますが、グッズの他にもサプリメントも売られているのです。
実際に売られているサプリメントの効果は筋肉成分を補うということに注力していることが多いようです。
具体的にはコエンザイムQ10が入っているものがそうでしょう。
この成分は20代を過ぎると一気に低下していく成分で40代には半減してしまうようになります。
老化が進むといびきが出やすくなる原因として筋力低下が挙げられますが、そこにはこのコエンザイムQ10の低下が関係しているようです。
必ず治るというものではありませんが、このサプリメントと合わせて喉や首の筋力アップを狙ってトレーニングを行えばより効果的と言えるでしょう。
いびきの対策グッズについて
いびき対策のグッズとしてポピュラーなのが枕でしょう。
例えば横向きに寝る時に体への負担を減らす枕なども売られているので、それを使って横向きの姿勢をキープできるようにすることも有効となってきます。
他には、口呼吸が癖になってしまっている方の場合、テープで強引に口呼吸を防止するという方法もあります。
実際に商品で「ネルネル」という名前で売られておりますので、口呼吸が多く発生してしまう方は試してみるといいでしょう。
アレルギーや花粉症で鼻詰まりが酷い人向けには鼻の表面に貼ることで鼻腔を広げる作用がある商品も売られていますので、それらのグッズを有効に使ってみるのも良いでしょう。
ただし、グッズを使っての対策は恒久的な対策にならないことが多いので、原因は何なのかをしっかりと突き詰めて、いびきが出ないように努められた方が良いでしょう。
ストレスや疲労からくるものはどうしようもない部分が多いかもしれませんですが、ストレスや疲労は万病の元となるところもありますので可能な限り対策しましょう。
いびきにつきましては次のページも参考にして下さい。
子供のいびきは風邪など鼻づまりか無呼吸症候群?治療法について
いびきは寿命を縮ませる?
いびきが睡眠時無呼吸症候群によるものだった場合は、寿命が短くなるというデータもあります。
とくに1時間に5回以上呼吸が止まってしまうような人たちは、10年以上も寿命が短くなると言う発表がありました。
睡眠の質が低下するとか昼間の活動がうまくいかなくなるなどの弊害がありますが、寿命が10年以上短くなると言われると弊害どころの騒ぎではありません。
ある意味結核や肺炎よりも怖い病気と言えるかもしれません。
しかし、睡眠時無呼吸症候群によるいびきは自分では気がつかないものなので、何かがおかしいと気がついたら周りの人たちが指摘するようにして下さい。
いびきの改善につきましては、次のサイトも参考にしてみて下さい。
eo健康 なんとかしたい!いびきの原因と改善法
最後に
以上、いかがだったでしょうか。
今回はいびきの原因や治療方法など、いびきについて色々とお伝えしてまいりました。
いびきは気が付かないで放置することで、睡眠時における成長ホルモン分泌を阻害してしまって、睡眠における回復量を減らしてしまうようになります。
「朝起きたけれど疲れが抜けない」とか「たくさん寝たけどだるい…」といった状態はいびきから引き起こされている可能性があるのです。
また、誰かと共同生活をしている人でいびきが出てしまっている方は、その共同生活をしている人に大きな迷惑をかけている可能性が大きいので、その人のためにも早めに治療をするようにしましょう。
人によってはいびきが酷いなどとなかなか言えないこともあるでしょうが、そのいびきによってダメージを受けるのは周りの人以外に本人も含まれているので、早めに教えてあげましょう。
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