夏風邪の症状や原因と治し方【効果的な食べ物や予防法は?】


夏風邪の原因と長引く理由【治し方と有効な食べ物】
夏風邪は長引くと言われていますが、具体的な症状や原因、治し方はいったいどのようになっているのでしょうか。
予防に有効な食べ物があれば、常日頃意識して食べようと考える方もいらっしゃると思いますのでそこの提示もはっきりと行ってもらいたい部分でしょう。
今回は夏風邪対策として必要な情報をひたすら集めてきたいと思います。
そもそも、夏風邪とは一体何なのでしょうか。
夏風邪の種類
「夏風邪ってよく聞くけどそもそも夏風邪って何?」とか「夏風邪って通常の風邪と何が違うの?」という疑問は子供の頃から抱いていたことでしょう。
そして、大人になって子供にわかりやすく説明できる人は少ないと思われます。
この夏風邪の正体は9割方ウイルスによるものです。
細菌やウイルスは増殖できる環境が決まっているので、夏風邪の正体は「高温多湿の環境で生きることが出来るウイルス」になります。
より具体的に示すと、エンテロウイルスやアデノウイルスといった特殊な環境下でこそ繁殖してしまうウイルスによるものと考えてください。
通常のウイルスは、インフルエンザウイルスのように低温で乾燥している状態を好むのですが、ごく一部は高温多湿の環境こそが最適になってくるので、その状況で活発に活動できるウイルスが夏風邪をもたらしてしまいます。
症状の特徴
アデノウイルスやエンテロウイルスにおける症状として多いのが、腹痛・下痢・高熱・喉の痛みなどが該当します。
特に厄介なのが「これらの症状がいつもの細菌によるちょっとした風邪」にしか見えないと言うことです。
これらのウイルスは通常の風邪よりも意外とたちが悪く長引いてしまうこともしばしばあります。
エンテロウイルスは腸の中で急速に増殖する性質にありますので、長い間胃腸のトラブルに苛まれてしまうでしょう。
また、喉の痛みが発生すると食べ物や飲み物を摂取するのも困難になりますので、暑い時期にうまく栄養補給が出来なくなることで体力が低下して動くのがかなり辛くなってしまうこともあります。
夏風邪を引き起こす原因
夏風邪は冬の風邪とは違って、咳やくしゃみによる飛沫感染は少ないようです。
その代わり、経口感染がかなり多いとのことなので、トイレや洗面所にあるタオルを使い回すといった感染経路で拡大しやすいです。
また、夏風邪は夏の炎天下において体力が低下してしまい免疫力が急速的に低下してしまうことも原因ですので、防ぐのはなかなか困難なのです。
特に、夏の高温な環境において夜にほとんど眠れない状態にある人、仕事場がものすごく冷やされていて外との気温差で身体へのストレスが非常にかかってしまう人、炎天下の環境の中でひたすら耐えながらも仕事をしない人は体力が無くなってしまうので風邪を引きやすくなってしまいます。
これらの状態によって先ほど紹介したエンテロウイルスやアデノウイルスが体内に入ってしまい、夏風邪になってしまいます。
治し方について
そんな夏風邪の治し方は、とにかく体力を元に戻すことです。
細菌が対象の場合は抗生物質で対抗することも可能なのですが、あくまでも夏風邪はウイルスが主体なので抗生物質が効きません。
そのため、自力でウイルスに打ち勝つ状況を整えないといけないのです。
先ほど説明したように、夏場は体力が低下してしまう原因がたくさんありますので免疫力の落ちている身体ではいつまでたっても治らないでしょう。
特に、お腹の中で増殖してしまった夏風邪ウイルスは排出がなかなか出来ないので体力がいたずらに奪われていきます。
腸内にウイルスや細菌が大量繁殖すると、ものが食べられなくなりますが、そこで無理して食べ続けるとむしろ症状が悪化するケースもありますので、食事よりも睡眠時間の確保に動いた方がいいでしょう。
後はお風呂に入って身体をリフレッシュし、副交感神経を優位にすることで睡眠が出やすい状況を作るのも有効な治療法となります。
とにかく、体力が回復しやすい状況を整えてください。
夏風邪に効果的な食べ物
夏風邪は極論を言ってしまうと、体力の低下や免疫力の低下が原因になってしまいますので、この二つを防げれば病気にはならないのです。
この方法の一つが食べ物や飲み物を摂取することで、栄養素を補給しつつ体力が回復しやすい状況を作ってしまうことでしょう。
具体的には、免疫力を向上させつつ基礎代謝を向上してくれる生姜やニンニクを摂取することが有効となってきます。
夏場はどうしても避けられがちな両者ですが、免疫力といった観点では生姜もニンニクもかなり強い味方となる食べ物なので、食べられるうちに食べた方がいいでしょう。
それ以外には、熱中症対策としても用いられる経口補水液なども推奨できます。
経口補水液は汗によって出てしまうミネラル成分を補給することが出来ますので、失った栄養素を簡単に摂取できるのです。
経口補水液は簡単に飲める飲み物なので、摂取しやすいというのも大きなメリットとなります。
夏風邪が長引く理由は?
夏風邪が長引く理由は、抗生剤が効かない・暑さで体力の低下しやすい環境にある・免疫力も低下しやすい、この3つにあります。
とにかく体力が低下しやすい状況というのはその人の抵抗力を一気に下げることに繋がりますので、放置してはいけないのです。
他には風邪薬や下痢止め薬を使って無理やり下痢を抑えてしまうことで、ウイルスの排出を減らしてしまうことで悪化するという意見もあります。
ただし、下痢は下痢で辛いものがありますので、放置するのもキツイでしょう。
この場合は市販薬に頼るのではなく一度病院に行って診てもらうのが最適となるでしょう。
また、夏風邪になると発熱してしまうことも多々ありますが、夏風邪のウイルスは基本的に高温多湿な環境に非常に強いので、いくら熱が出たところで退治できないことがしばしばあります。
つまり、よくある「熱が上がったときは体温を上げて汗を大量にかけば治る」という理論が通らないのです。
夏風邪を引いて熱が出た場合は、水分補給をしっかりとしてとにかくしっかり眠ることが出来る環境を作ることが最適となります。
予防法について
夏風邪予防は体力と免疫力をつけておくことです。
とにかく体力が低下しやすい状況が続きますので、休憩時間はしっかりと休める環境を整えてください。
夏における夜の寝苦しさを解決するためにも扇風機やクーラーはうまく活用しましょう。
眠ることが出来ないのが最も危険です。
あとは、腸内環境が荒らされて大変なことになるというパターンもありますので、善玉菌を増やすといった対策も有効になります。
善玉菌を増やすヨーグルトなどを食べるのも効果的です。
あとは先ほど紹介した生姜やニンニクといった体力や免疫力を向上させる食べ物を摂取するのも正解となるでしょう。
夏風邪につきまして、次のサイトも参考にしてみて下さい。
山田養蜂場 こじらせると怖い!治りにくい夏風邪こそ油断大敵!!免疫力UPで夏を快適に
最後に
以上、いかがだったでしょうか。
今回は夏風邪の症状や原因・治し方について記載して参りました。
夏風邪は、高温多湿な環境でも元気に動き回れる珍しいウイルスによるものなので、通常の風邪対策では防げないことが多いのです。
インフルエンザは加湿器を使ってあとは部屋を暖めることでかなり防ぐことが出来るのですが、夏風邪の原因ウイルスには効果がありません。
とにかく自分の体力をしっかりと保てる環境を作ることが対抗策となります。
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