尖圭コンジローマの症状や原因と感染経路【自然治癒する?】


尖圭コンジローマの病院での治療法や薬での副作用について
性病にはいろんな種類があり、聞いたことも無いような名前のものもあります。
その一つがこの尖圭コンジローマでしょう。
具体的な症状はなにか、原因はどうなっているのか、感染経路はわかっているのか、自然治癒するのか、病院に行けば必ず治るものなのかとHIVを知っているからこそ、このような潜在的恐怖が存在しているのです。
そこで、今回はこの尖圭コンジローマについてお伝えいたします。
尖圭コンジローマの症状
尖圭コンジローマはわかりやすく説明してしまうと、男女問わず感染してしまう性病の一種です。
ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染によって生じる性病で、具体的な症状は男性女性問わず肛門や性器の周りにイボが発生してくるというものです。
殆どの場合はこのイボによる痛みも痒みも発生しないので気がつかないことが多く目立たない場所に出来てしまった場合は放置されてしまうことが多々あります。
イボが出来る場所は尿道口・肛門のまわりや肛門内・包皮内外板と外側だけではなく内側にまでできてしまうので気がつかない人が出てしまうのも仕方が無いのかもしれません。
稀に痒みや痛みが出るケースも存在すると言われておりますが、基本的にはイボによる違和感が主体となっておりますので、違和感があったらすぐにチェックしてみてください。
原因について
尖圭コンジローマの原因はヒトパピローマウイルスによるウイルス感染です。
そしてこのウイルスはいくつかの種類がありこのように性病としてイボを発生させるのはローリスク型の6型と11型でありこのウイルスが感染してしまうと発症するようになってしまいます。
感染経路に関しては詳細は後述いたしますが、性行為によって感染してしまうものなので、人から人へとこの細菌がうつされてしまうのが原因と考えましょう。
また、免疫力が弱い子供や赤ちゃんが感染するケースが稀にあるので注意してください。
感染経路や潜伏期間について
感染経路は先に簡単にお伝えしたように性行為です。
人から人へとうつっていくウイルスなので、皮膚や粘膜に傷がある状態で行う性行為によって次々と感染してしまうと考えられると良いでしょう。
特に原因となっているはローリスク型の6型と11型が多いこの性病はイボが出来る以外の症状が出ないことが多いので感染していることも発症していることも気がつかないパターンがしばしばあり風俗勤めの方が次々とうつしているケースもあります。
感染した場合の潜伏期間はだいたい3ヶ月と言われていますが、早い人では3週間で遅い人では8ヶ月とかなりばらつきがあるようです。
ただしこれは「自分でイボが出来ているとはっきりわかるまでかかる期間」なので早い人は痒みや痛みによる違和感に気がつけるケースもあるようです。
この潜伏期間の長さも次々と感染を拡大させる原因となっているので非常に厄介なところです。
身体の内側に出来てしまった場合は見えませんし違和感もないケースがありますので、なかなか厄介な性病となっております。
ただ死に繋がるような性病ではないようです。
診断方法は?
尖圭コンジローマの診断方法は問診と陰部や性器に出来てしまったイボの評価によって行われます。
HPVの検出してウイルスのDNAを決定する方法もありますが、基本的には問診とイボの評価となるのです。
また子宮頸がん検査といった女性向けの検査において腟の奥にある子宮頸部を拡大観察するために腟の外にカメラ機器を置くといったコルポスコピーと呼ばれる診察方法があり、この検査で発覚するケースもあります。
要するに子宮頸がんのチェックでイボがあることが判明してこの尖圭コンジローマであると発覚するというパターンです。
イボが出来ることで悪性腫瘍かどうかを調べる必要があるので、その結果尖圭コンジローマと判明するということなのでしょう。
色々と検査方法を見てみましたが、こちらの医療法人社団智嵩会新宿さくらクリニック
(https://www.urodoc.jp/cyclopedia/archives/263)において記載してある内容に「有効な検査方法がない」というものがありましたので、見てわかるレベルになっていないとはっきりしないケースも多いのでしょう。
尖圭コンジローマは自然治癒する?
発症しても気がつかないことが多い尖圭コンジローマですが、これは自然治癒するものなのでしょうか。
これもいくつかの医師の書き込みを確認しましたが「自然治癒することもある」とか「20%くらいは自然に治癒する」というものがありましたので、可能性としては存在するという認識でいいでしょう。
ただし、確率はどうも高いものではないので変なイボが性器や陰部に出来てしまった場合は何らかの性病を疑って素直に治療を開始してください。
放置しても治る可能性はありますが、悪化する確率の方が高いようです。
病院は何科に行く?
基本的には性病の一種なので泌尿器科・皮膚科・性病科・婦人科に行かれると良いでしょう。
性病は行くべき病院がある程度はっきりしていますが、正々堂々と行くのが難しい病気でもありますので、性病科で診察する勇気が出ないという方は皮膚科や婦人科といった診てもらいやすい病院に行かれることからスタートされると良いでしょう。
医療機関には守秘義務があるので医者や看護師から広まることはほぼありませんが、その病院に行く姿を誰かに見られたケースや病院でばったりと誰かに会ってしまった場合はどうしようもないでしょう。
それでも放置して治るパターンは少ないので、恥ずかしさよりも感染させて誰かにうつすかもしれないという義務感で行動しましょう。
治療方法について
尖圭コンジローマの治療法は軟膏による治療が主体となります。
具体的にはイミキモド5%クリームというものを使うようです。
また、症状が重い場合は外科的な治療を施すことがあります。
具体的には超低温の液体窒素で凍らせて除外する方法や電気メスやレーザー出切りとってしまう方法です。
イボの大きさや場所次第では簡単な手術でとってしまうことがあるようです。
薬での副作用は?
尖圭コンジローマの外用薬はイミキモド5%クリームが基本となりますが、副作用が5割以上の確率で出たとか8割以上の確率で出たといったお話がありますので、副作用について心配する人も多いのです。
多いトラブルが患部の紅斑やびらんや表皮剥離や浮腫といったところで、その他に色素着色やヘルペスやかぶれがあるようです。
これらの副作用が出てしまった場合は医師に相談して使用頻度を調整してもらいましょう。
尖圭コンジローマにつきまして、次のサイトも参考にしてみて下さい。
NIID 国立感染症研究所 尖圭コンジローマとは
最後に
以上、いかがだったでしょうか。
今回は尖圭コンジローマについてお伝えいたしました。
性病の一種である尖圭コンジローマはそこまで重い症状は出ませんが、それ故に気がつかないことが多く厄介なのです。
性病は恥ずかしいと感じることが多く病院になかなかいけないという人もいますが、人にうつす可能性がありますので「誰かにうつしてしまったらどうしよう」と心配する気持ちを持って行動するようにしてください。
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