特発性血小板減少性紫斑病の治療法と症状や原因・検査法

特発性血小板減少性紫斑病の治療法と症状や原因・検査法



特発性血小板減少性紫斑病の治療法【医療費助成の対象?】

特発性血小板減少性紫斑病は非常に特殊な病気であり一般の方々におきましては名前すら聞いたことが無い病気の一つでしょう。

そのため、治療方法症状原因検査方法などを知っている人も少ない病気となっております。

名前からなんとなくどのような症状が発生するのか想像つく方も多いでしょうが、なぜそのようなことが起きるのかまで推測できる人は少ないのです。

そこで、今回はこの特発性血小板減少性紫斑病症状原因治療法について可能な限りお伝えしたいと思います。


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特発性血小板減少性紫斑病の症状


特発性血小板減少性紫斑病の症状は血小板の数が減少してしまうことで様々な部位から出血してしまうようになる病気です。

具体的には紫斑が最も多くなり、鼻血や膜出血や血尿や下血が発生するようになります。

血小板が減少してしまうと、出血が多くなってしまいその出血を止めることも難しくなってしまうので、様々なトラブルが発生します。

たとえば、歯ぐきから出血してもなかなか止まらないとか、生理が発生すると出血の量が非常に多くなるとか、鼻血がなかなか止まらないとか、血が止まらないので傷の治りがとても遅くなるといった状態になってしまうのです。

このように、日常生活においてもたまに発生する出血に違いが発生するので、どことなく「出血が増えた気がする」とか「血がなかなか止まらなくなった気がする」と感じるようになります。

特発性血小板減少性紫斑病の患者さんの人数は?


厚生労働省による平成16年度~平成19年度の4年間の「特発性血小板減少性紫斑病」臨床個人調査票から人数を調べたところ、病気を患っている人たちが当時は約2万人ほどいたといわれていました。

また、新たなデータで平成25年度医療受給者証保持者数を調べたところ、約2.5万人となっていたので、5年で5000人ほど増加したようです。

しかし、2~5歳が発症する急性型は6ヶ月以内に治療できてしまうケースが圧倒的に多く、慢性型の20~40歳が発症するものは慢性化してなかなか治らないという報告もあり、人数の増加は急上昇するわけではなく徐々に増えていっている感じです。

一説には年間1000~2000人ほど発症するとのことなので、大人になってから発症してしまった慢性型の特発性血小板減少性紫斑病の人は、今も治療を続けていると思われるので今は3万人程度の患者がいると予想されます。

特発性血小板減少性紫斑病の原因


なぜこのような特発性血小板減少性紫斑病という難しい病気になってしまうのでしょうか。

これは血小板に対する自己抗体ができてしまうことで血小板が破壊されるようになるということが判明しているのですが、この自己抗体ができてしまう原因がはっきりとわかっておりませんので、原因は不明なのです。

原因不明の病気故に対処が難しく、気がついたら発症しているというものなので指定難病という扱いを受けております。

特発性血小板減少性紫斑病の検査方法


この病気はかなり稀な病気であるため、血小板減少が他の原因によって引き起こされている可能性をすべて除外することが大切になります。

そのため、末梢血液検査・生化学・免疫血清学的検査などを行うことになるようです。

一般的な病気の検査方法とは異なる部分が多く知らない言葉も多いでしょう。

それでも、これらはすべて末梢血液を採取して行うものなので、患者さんへの対応は大きく変わらないでしょう。


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また、それらの血液検査の結果の他に自覚症状や紫斑があるのか、下血や血尿があるのかといった確認もされます。

血小板減少が発生する他の病気でないのかを確認して、自覚症状としてどのようなものがあるのかをさらに確認し、血液検査から血小板の数が減少していることを確認して改めて特発性血小板減少性紫斑病と認定されるのです。

特発性血小板減少性紫斑病の治療法


特発性血小板減少性紫斑病は子供の場合は急性が多く、大人の場合は慢性が多いです。

そのため治療方法も異なります。

小児患者の場合は半年程度で血小板の数は正常に戻り9割の人が自然治癒してしまうようです。

しかし、出血がひどく血小板数の減少が激しいお子さんは血小板を破壊する細胞の働きを抑える免疫グロブリンという薬を使った薬物療法を行うか、ステロイドのような免疫の働きを抑える薬を使うことになります。

ただし、ステロイドは子供に悪影響を与える傾向にありますので、こちらは最終手段のようです。

問題は大人の治療法でこちらはステロイド療法や手術によって脾臓を摘出する手術を行うようです。

基本はステロイド療法ですが、ステロイド療法が効果が無かったら手術になり、それでも効果がなかなか出ないという方は免疫抑制剤を使った薬物療法となるようです。

特発性血小板減少性紫斑病の予後について


急性が多い子供の場合は自然治癒する可能性が非常に高いので予後は良好です。

気がついたら発症していて気がついたら治っていたというお子さんすらいます。

しかし、大人の場合は慢性の特発性血小板減少性紫斑病になっている可能性が高く、なかなか治りません。

約20%は副腎皮質ステロイドで治癒するなど効果が出るようですが、それ以外の方は長期のステロイド治療が必要になり、それでも効果がないなら脾臓を摘出する手術が必要になってしまうようです。

この脾臓摘出手術で更に6割程度は治療が完了していますが、それでも治らない人もいるのです。

このように、慢性の場合は予後も治療が続くようになってしまいます。

もちろん、突然死するような状態になることはほとんど無く病気が悪化した結果死亡するという例もそこまで多くはなく、日常生活に大きな支障が出るというものではないので、治りにくいものではありますが予後は良好と言えるという声もあります。

特発性血小板減少性紫斑病は指定難病?医療費の助成を受けられる?


この特発性血小板減少性紫斑病は難病法で指定された指定難病の一つなので、一定の要件を満たすことにより対象となる医療費助成を受けられるようになります。

ただし、指定難病の医療費助成を受けるためには色々と手続きや手順が必要なので注意しましょう。

具体的には医療受給者証を用意する必要があります。

手順としては難病指定医に受診をする→診断書を作成してもらう→都道府県の窓口に申請する→医療受給者証をもらう→指定医療機関に治療を受けるようにする、というものになります。

また、申請をするときは診断書や申請書以外に「公的医療保険の被保険者証のコピー」と「市町村民税の課税状況の確認書類」と「世帯全員の住民票の写し」が必要になるようです。

ただし、都道府県の窓口によってはこれ以外の書類が必要になるケースもありますので、一度お住まいの窓口に問い合わせした方が良いでしょう。

特発性血小板減少性紫斑病の治療法と症状や原因・検査法のまとめ

以上、いかがだったでしょうか。

今回は特発性血小板減少性紫斑病についてお伝えいたしました。

この特発性血小板減少性紫斑病は非常にやっかいな病気です。

どのような症状が出るのか、どのような治療が良いのかまではある程度特定できているのに、はっきりとした原因がわかっていないので予防することが困難なのです。

実際に予防する方法を色々と探してみましたが、「こうすれば予防できます」という一文は見つかりませんでした。

原因不明だからこそ防ぎようがないのかもしれません。

しかし、このような病気があるということを知れば、早めに病院に行って検査をするようになりますので、知っているということは無駄にはならないでしょう。


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