治療法や保険適用は?すきっ歯での発音や原因と自分での矯正


すきっ歯の原因と治療・矯正法と費用や放置することの影響
歯のトラブルにもいろいろとありますが、以外と厄介なのがすきっ歯になります。
発音の問題を含め、すきっ歯というものは自然に治るものなのか、あるいは自分で矯正するものなのか、それとも治療が必要なのか、その場合保険はきくのかなど色々と気になるかと思います。
また、そもそもの原因は何なのでしょう。
すきっ歯は見た目が気になっている方もいらっしゃり、自力でどうにかできるならすぐに行動に移したいという方も多いでしょう。
今回はひたすらすきっ歯について触れていきたいと思います。
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すきっ歯とは?
すきっ歯とは歯と歯の間に隙間ができてしまう状態です。
画像のように綺麗に生えそろっている方には全く関係ない状態と言えます。
難しい言葉を使うと「空隙歯列」という言葉を使いますが、前歯の隙間になると「正中離開」という表現になるようです。
笑顔になったときに強調されるのが前歯なので、すきっ歯でとにかく目立つのはやはり前歯となります。
事象的には前歯以外にも発生するのですが、周りの人たちからも指摘されることがほとんど無いので一般的な日本人の認識としては「すきっ歯=前歯」となっているでしょう。
すきっ歯というのは何かと悪いイメージがつきやすいので、芸能活動をしている方々でこの悪いイメージを良い方に転換し辛い方は治すように努めたりしているようです。
たとえば、笑っていいとものタモリさんは全体的にすきっ歯ということで有名ですし、毒舌キャラの有吉さんもすきっ歯で有名です。
彼らのようなお笑いタレントはすきっ歯が特徴の一つになることも多いので治さないのでしょう。
これが俳優やアイドルとなると話は別で、すきっ歯になると笑顔の魅力が削れてしまうというデメリットをいち早く消すために直ぐに矯正しているようです。
野球が得意の「KAT-TUN」というアイドルユニットで活躍していた亀梨さんも昔はすきっ歯だったようですが、直ぐに治したようです。
すきっ歯と発音・活舌について
すきっ歯になると滑舌や発音がどうしても悪くなります。
英語の発音である「th」のように、唇を噛んで発声するような口の動きが弱点になります。
歯と歯の間にある隙間から空気が漏れてしまうのでうまく発音できないのです。
発音というのは空気の振動を舌と唇の動きを使って整えることで行われるのですが、これは歯並びが整っていることが前提なので隙間があったら難しい部分のようです。
隙間だらけのリコーダーや穴だらけのオカリナを想像しましょう。
スポーツをしていて前歯が欠けてしまった人ならば経験があるでしょう。
それ以外にも子供の頃に乳歯が抜けてしまったときに発音がひどくなってしまうこともあります。
乳歯だと子供の頃すぎるので覚えていない人も多いと思いますが、この発音の難しさというのは経験したことがない人じゃないとわかりにくいでしょう。
個人的な感想ですが、慣れていないマウスピースを口に装着しながらの発音に近いと感じました。
原因について
問題はなんでこんな風に歯と歯の間に隙間が発生してしまうのかでしょう。
これは後天的なものと先天的なものがありますが、先天的なものはほとんどが遺伝になってしまうので率直に申し上げてどうしようもない部分が強いです。
もっと細かく原因について記載していきましょう。
まず歯と顎の調和がとれていないので隙間が発生するというパターンがあります。
これは顎がかなり大きいのに歯が小さいというケースや、顎が小さいのに歯がかなり大きいというケースがあるのです。
このようになると隙間が発生しやすくなります。
また、歯の数が顎の大きさに合っていないパターンもあるのです。
基本的に永久歯は28本と言われていますが、人によってこの数は上下します。
この数が顎の形に合っていない人はどうしても隙間が発生しやすいのです。
それ以外にも、歯周病になってしまった方も顎の骨が溶けてしまうので歯の位置がずれてすきっ歯になりやすいようです。
放置することの影響は?
すきっ歯になるとやはり放置し続けることで人によっては見た目に対するコンプレックスが出てきたりします。
基本的には気にすることはなにのですが、笑顔恐怖症になり、自然と表情が暗くなる方もいらっしゃいます。
こうなると表情筋が発達しにくくなるので顔の筋肉が衰えがちになって、見た目の老化も進みやすくなるでしょう。
このような見た目の悪化以外にも、歯の隙間ができてしまうことでそこに食べ物のカスが溜まる確率も非常に高まるので、その部分に虫歯ができる確率もあがります。
歯と歯の間が大きいのでその部分に歯ブラシが当たりやすいというメリットがあると思われることもありますが、その分だけ汚れやすいので虫歯になりやすさは上がっていると考えた方がいいでしょう。
また、発音も苦手になってしまいますので、他の人たちとのおしゃべりも億劫になってしまう恐れもあるようです。
本来は全く気にする必要ないのですが、人によってはしゃべるのも苦手になって笑顔も作りづらくなり、人付き合いにおいて大きなハンディとり、人生に悪影響を及ぼしてしまう方もいます。
かみ合わせも悪くなりますので、力が入りにくくなるというデメリットもありますし、顎に対しての負担が増えてしまって肩こりや頭痛に繋がってしまう恐れもあります。
かみ合わせの異常も発生することが多いのでなかなか食事が進まないというデメリットもあるでしょう。
すきっ歯は自分で矯正できる?
このように顎の発達といった遺伝によって発生してしまうことが多く防ぐことが困難な人も多いのです。
このすきっ歯の矯正は歯医者に行くのが基本となってしまうのですが中には自力で治したという人もいます。
ただし、これらの情報はすべて「自力で治したけどそのやり方はこうだった」というブログでの公開がほとんどなので、医学的に正しいのかどうかはわかりません。
あくまでも確立されたものではなく個別にこのようなやり方があったという情報が存在しているというようなものになるようです。
ちなみに市販されているマウスピースを装着することで治したというお話もあります。
これは歯列矯正という歯医者での治し方の一つなので正しいと言えるでしょうが、歯医者の場合はその人の口にあったマウスピースを用意してくれるので、市販されているものよりは効果は高いでしょう。
その他に時間があると前歯を親指と人差し指で挟み込むように押し続けるようにして治したという人もいます。
治療方法について
本格的な治療法はいくつかあるのでそちらも紹介しましょう。
一つ目は歯の表面を薄く削ってセラミックを歯科用接着剤で貼り付けるというラミネートべニアと呼ばれる治療法です。
似たような治療法にセラミックが含まれているゲル状のプラスチック素材を歯にくっつけることですきっ歯を埋めるダイレクトボンディングと呼ばれる治療法もあります。
それ以外にはセラミッククラウンやセラミックの差し歯を使う治療法やマウスピースを使った治療法などがありますが、これらの治療法は医師の診断によるものなのでまずはお医者さんに相談しましょう。
治療費用・保険適用は?
これらの治療に保険が適応されるかどうかが気になる人も多いでしょう。
これは美容目的に該当してしまうことが多いので、保険適応外になってしまうことが基本となります。
日常にも大きな悪影響をもたらすので、保険適用外というのも納得できないかもしれませんが諦めるしかないでしょう。
虫歯治療とセットにした場合は適応されることもあるという書き込みがありますが、なんとも言えない部分も多いのでこれも医師と相談になるかと思います。
最後に
以上、いかがだったでしょうか。
今回はすきっ歯について記載して参りました。
このようにすきっ歯には色々と厄介な部分が多いのですが自力で治すのは難しい感じがあり、一度は病院で相談した方がいいでしょう。
保険適応外になりがちなので治療費が気になりますが、これは現状やむを得ないところになっています。
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