トキソプラズマ症は猫が感染経路?症状や検査法と胎児への影響

トキソプラズマ症は猫が感染経路?症状や検査法と胎児への影響



トキソプラズマ症の症状と潜伏期間や治療法【性格に影響?】

トキソプラズマ症は近年になって再度騒がれるようになった病気です。

最大の理由がペットブーム、というよりも猫ブームが起こって感染経路の1つに猫があることに関係しているようです。

胎児に影響があるという話もあって、検査は意外と簡単に行えるので猫を飼っている家庭は皆検査をした方がいいという声もあり、猫ブームに乗っかっている方や乗っかろうとしている方のちょっとしたしこりになってしまっているようです。

そこで、今回はこのトキソプラズマ症の症状を含めお伝えしたいと思います。


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トキソプラズマ症とは?


トキソプラズマ症とはトキソプラズマと呼ばれる虫によって引き起こされる感染症の一つです。

原虫感染症の類いではありますが、世界中に見られる大規模な感染症で世界人口の3分の1が感染していると推測されています。

しかし、発症している人は非常に少なく発症したとしてもちょっとした風邪のような症状だけで収まってしまうことが多いので、殆ど気にされることもなく感染規模のわりには騒がれることが非常に少ない感染症となっておりました。

感染経路については後述いたしますが、ペット経由で感染することも多々あり猫ブームによって猫を飼っている人が急増したことで、再度注目度が増した感染症なのです。

特に、妊娠中に感染してしまうことで胎児に悪影響をもたらすという報告が目立ったことから妊婦さんが「家では猫を飼っているのですが最近騒がれているトキソプラズマ症は大丈夫なのでしょうか?」と医師に問いかけることが増えたという報告もあります。

どんな症状が現れる?


原虫感染症のトキソプラズマ症は健常者が感染した場合は基本的には症状が一切出ません

免疫力がどの程度あるのかで発症するかどうかも大きく変わってくる病気であり、普段から健康に過ごしている方々ならば感染したとしても発症することなく体内で駆逐されます。

ただし、体調不良や無理な生活がたたって免疫力や体力が低下している場合は風邪のような症状が出てしまうでしょう。

具体的には高熱や悪寒といったよくあるものから、発疹や呼吸困難といった重いものまであるのです。

ただし、脳のトキソプラズマ症になってしまうと頭痛といった軽いもの以外に筋力低下や言語障害や昏睡が発生することもあるそうです。

感染経路【猫や犬?】や潜伏期間について


トキソプラズマ症の感染経路は基本的に猫がスタートと考えられています。

東京臨海病院産婦人科の鈴木俊治氏による「トキソプラズマと母子感染(http://www.jaog.or.jp/sep2012/JAPANESE/jigyo/SENTEN/kouhou/tokiso0504.htm)」によると「トキソプラズマはネコを終宿主とする人畜共通感染性の細胞内寄生性原虫です。ヒトからヒトへ感染することはありません」という記載がありますので、人から人には感染しないけど「土やネコの糞に存在するオーシスト」やそのオーシストから蠅やゴキブリなどを介した飲食物を摂取することで感染してしまうそうです。

人から人への感染がなく、空気感染や経皮感染もしないのでペットを飼っていない人たちは特に気にする必要は無いでしょう。

かなり不衛生な環境にあるレストランは気をつけるべきですが、日本においてそこまで不衛生なお店は殆ど無いので外出した結果、感染していたというパターンも少ないと考えられます。

妊娠中のトキソプラズマの感染は胎児に影響?


このトキソプラズマ症が最も厄介な点が、体力の減少も少なく元気な人は全く症状が出ないのに、妊娠中の女性となると胎盤を介して胎児が垂直感染してしまう恐れがあると言うことです。

本人が感染しているのかわからない状態で胎児に悪影響をもたらすというのは最も防ぐのが難しく非常に厄介な代物と言えるでしょう。

感染経路から説明したように、このトキソプラズマ症は猫がスタートとなって拡大してしまう病気でもありますので、ペットとして猫を飼っている方々はこのトキソプラズマ症を警戒し続ける必要があります。


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母胎が感染することで胎児が感染してしまうタイプのトキソプラズマ症は「先天性トキソプラズマ症」と呼ばれており、最悪の場合胎内で死亡してしまう恐れがあり、流産してしまう確率も上がるようです。

発症することなく産まれてきたとしても、その後に網脈絡膜炎や小眼球症といった症状が出るというパターンもあるようです。

検査方法について


トキソプラズマ症は感染すると免疫が活発に動くようになります。

IgGやIgMといった抗体が産生されるようになるので変化が出てくるのです。

検査でもこの変化が出ているのかをまずは確かめるべく血液検査をした後に抗体値の確認を行います。

ただし、これが脳炎といったトラブルになっていた場合はCT検査またはMRI検査とその後の腰椎穿刺を実施するでしょう。

これが妊婦さんの感染になると、胎児の感染も疑う必要があるので、胎児の周囲を満たしている羊水に原因となる虫がいるのかどうかをチェックする分析を行うこともあるようです。

検査そのものは簡単ではありますが、発症しているのかどうかがわからない人が圧倒的に多く、気がついたら胎児に悪影響を与えているという状況こそが厄介なので、検査をするという考え方を持つことが大切になります。

治療方法について


原虫を退治する薬、つまりは抗菌薬を用いての治療となります。

具体的にはスルファジアジンと呼ばれる抗菌薬やクリンダマイシンといった抗菌薬を使っての治療になると思われます。

トキソプラズマ原虫の胎児への感染を予防するためにはすぐに治療することが不可欠なので、こういった抗菌薬を投与しての早急な治療が行われることになるでしょう。

ただし、ある程度症状が出ており目の感染症として出てしまっている場合はこれらの抗菌薬にプラスしてコルチコステロイドといった薬を使うことになるようです。

また、胎児に感染してしまった場合はピリメタミンやスルファジアジンといった薬を出生後から1年間は続けることになるでしょう。

トキソプラズマの感染で性格が変わる?


このトキソプラズマは駆逐出来れば全く怖くない寄生虫なのですが、体力が弱って免疫力が低下していると脳にまで悪影響をもたらすことがあります。

一説によると恒温動物の脳内の分子構造を改造してしまう力があるとのことで、脳に悪影響が出てしまうことで人間の健康状態を害する以外に性格そのものをゆがめてしまう恐れがあると指摘している人もいるのです。

予防方法について


予防をするためのワクチンは存在しませんが、あくまでも寄生虫が体内で悪さをする環境を作ってしまうことが原因なので、それをすべて取り除くことが最大の予防となります。

まず挙げられるのは日頃から免疫力を高めておくということです。

きちっと栄養バランスのとれた食事を摂り、睡眠をしっかり確保し、適度な運動を行い、ストレスを溜めないよう工夫するといったことが大切です。

その他、調理の前後では徹底的に手を洗うとか24時間以上冷凍したものを使うとか、肉類は十分に加熱して食べるといった食べ物に対する衛生管理を徹底するとか、生食は徹底的に避けるとか野菜や果物は酢水を使って洗ってから食べるようにするといった対応が役立つでしょう。

飼い猫がいる場合は外出していろんな病気を持ち込むことが危険なので、外出しないような環境にするといった対策もあります。

放し飼いには注意しましょう。

妊婦さんの場合は妊婦になってから感染してはいけないので、とにかく予防を徹底された方が良いでしょう。

 

トキソプラズマ症につきまして、次のサイトも参考にしてみて下さい。

NIID 国立感染症研究所 トキソプラズマ症とは

 

最後に

以上、いかがだったでしょうか。

今回はトキソプラズマ症についてお伝え致しました。

猫からの感染に気をつけねばありませんが、免疫力を高めておくことが大切です。

これはトキソプラズマ症に限らず色々な疾病を避ける上で重要なことですので、生活習慣を整え、ストレスを解消する術を身に付けましょう。


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