猫の腸閉塞の症状や原因と治療法【手術】や予防法

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猫の腸閉塞の症状や原因と治療法【手術】や予防法

猫の腸閉塞の検査方法【レントゲン?】や誤飲しやすい物

自由気ままに過ごすですが、放置が過ぎると腸閉塞になってしまい症状に苦しめられるおそれがあります。

この腸閉塞を防ぐためには原因を知っておく必要がありますし、万が一発症した場合に備えてどのような検査治療をするのか、手術は必要なのかも把握しておかねばなりません。

愛する猫が病気になるのはいやなものですが、この病気を防ぐためには飼い主がしっかり注意するしかありません。

本記事では猫の腸閉塞に関する内容についてお伝えいたします。


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猫の腸閉塞の症状

猫の腸閉塞の症状は腸内にガスや液体が溜まるようになるので見た目的にはお腹が膨らんで見えるようになるでしょう。

また、ひどい腹痛も発生している可能性があるので、その場から動かず元気がない様子になったりします。

そして、激しい嘔吐や下痢、あるいは便秘症になってしまいますが、嘔吐がひどい時は水分補給もできない状態になってしまうので脱水症状になってしまうこともあります。

食欲がなくなることも多いのですが、それは腫瘍や腸重積が原因の場合もあり、異物が入ってしまうことで腸閉塞になってしまった場合は食欲が落ちずに食べ続けることもあります。

それでも消化ができない状態なので食べては吐き出すという行為を繰り返してしまうでしょう。

原因について

猫の腸閉塞の原因は犬もそうなのですが主なものは異物の飲み込みです。

いわゆる誤飲や誤食が原因になるということです。

ただし、犬と違うのは興味を惹かれる対象が猫と犬では異なるので誤飲する対象も違うケースが多いと言うことです。

ちなみに猫の場合には毛繕いをするときに飲み込んだ毛玉が腸に流れて腸閉塞になってしまうケースもありますので、注意しましょう。

あとは腸管に腫瘍ができて詰まりが発生してしまうというケースもありますし、稀に腸管の中に腸が入り込んでしまう状態になり腸重積を引き起こしてしまうことから腸閉塞に繋がってしまうこともあるようです。

治療法について【手術?】

異物がおもちゃといった固形物ではなく、毛玉のような柔らかいものが原因だった場合には摘出する必要がないと感じるかもしれませんが、これも異物という扱いになりますので、やはり手術で腸を切開する形になってしまうでしょう。

腸閉塞の期間が長すぎると腸管の壊死が発生している恐れもありますので、その場合には摘出手術が必要になります。

また、腫瘍によって腸閉塞が発生している場合には可能なら腫瘍の摘出を行いますが、リンパ腫は手術で切り取ることができないので抗がん剤を使うといった治療になるでしょう。

腸重積が発生している場合も同様で、壊死が発生しているのならば摘出する必要があるようです。

つまり、基本は開腹手術となってしまうということなので、やはりまずは発症させないことがベストと考えた方が良いでしょう。

発見が遅れれば遅れるほど腸の壊死が起こる確率も高まってしまいますので、何かおかしいと気がついたのならすぐに検査を受けさせるようにしましょう。

猫の腸閉塞の手術費用は?

猫の腸閉塞の手術費用はだいたい10〜15万円程度は総額でかかると考えた方が良いでしょう。

病院によってこの手術費用や治療費というのはかなり差がありますので、値段の開きも大きくなってしまいます。

一説によれば3倍以上の治療費の差が生じることもあるというお話もありますので、費用が気になるという方は事前に、最寄りの動物病院で安いところを探しておくと良いでしょう。


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腸切開術は約2.5〜7.5万の費用となり、腸切除と吻合術は約3〜10万と大きな開きがありますので、この金額の差が気になる方は情報収集をしっかりと行ってください。

しかし、安すぎる病院を選んだ結果、医師の腕も値段に相応したものだった場合はそちらの方が問題になりますので、金額のみで選ぶのも危険があります。

存在するか分かりませんが、できたら口コミなんかを確認できるといいかと思います。

予防法について

猫の腸閉塞の予防法はやはりシンプルで、飲み込める対象物をそばに置かないことでしょう。

異物を飲み込むことで腸閉塞になってしまうのなら、異物を最初からそばに置かなければ発症確率も下がります。

ただし、おもちゃを与えないとストレスになってしまうのも事実なので遊ぶ時だけ使うようにして、使い終わったらしっかりと片付けるようにしてください。

猫は遊び道具がどこに入っているのかを理解して開けられるものは勝手に開けて使い始めてしまうこともありますので、簡単に取り出せるような所にはしまわない方が良いでしょう。

そして、できれば飲み込めないくらいの大きさのおもちゃを与えるのが理想です。

あとは、誤飲してしまった時の対策として猫の体を抱えて下向きにして背中を軽くたたくという方法があります。

これは応急処置的なものですが、吐き出すこともありますので覚えておかれると良いでしょう。

先が尖ったものを飲み込んだ時に無理に引っ張ると悪化する恐れもありますので、何を飲み込んだのかは瞬時に判断して行動してください。

猫が誤飲しがちなものは?

猫が誤飲する確率が高いものは遊びに夢中になった結果飲み込んでしまう代物です。

つまり、遊ぶ対象となってしまう確率が高いものが誤飲対象となるということになります。

たとえば、毛糸・ボタン・鈴・ヘアゴム・ティッシュペーパーなどは誤飲しやすいので注意しましょう。

猫は犬と比べると誤飲や誤食が少ないのでそれが理由で腸閉塞になることも少ないのですが、誤って口に入れそうなものをそばに置くと誤飲する確率が上がってしまうことは変わりありませんので、不用意に色々なものを猫のそばに置きっ放しにするのは避けましょう

また、小さい時に親から引き離された猫は口寂しさに毛布などを吸う傾向にあるとのことなので、それが原因で誤飲に繋がることもあるという情報もあります。

猫の腸閉塞の検査方法はレントゲン?

猫の腸閉塞の検査方法はレントゲン検査や超音波検査によって異物が存在しているのか、存在しているのならどこにあるのかを発見するところから始まります。

状況次第ではバリウム造影検査になりますが、考え方は一緒です。

ただし、レントゲン検査の場合は硬いものはうつりますが、毛玉のようにフワフワしたようなものは明確にうつらないという欠点があります。

超音波検査の場合は柔らかいものもでも液体でも見ることが可能なのでこちらを主流としている病院も多いです。

バリウム検査になればレントゲン撮影をしても明確にうつるようになりますが、時間がかかってしまうという欠点がありますし、手術をする時にバリウムそのものが邪魔になってしまうというかなり致命的な欠点もありますので、このバリウム検査は行われなくなっているようです。

 

猫の腸閉塞につきましては、次のサイトも参考にしてみて下さい。

猫との暮らし大百科 猫の腸閉塞の原因と症状、予防策

 

最後に

以上、いかがだったでしょうか?

本記事では猫の腸閉塞についてお伝えいたしました。

猫の腸閉塞も犬と同じく誤飲が原因ですが、犬と比べて猫は誤飲しにくい性質がありますので腸閉塞にはなりにくいという情報もあります。

ただし、誤飲がしにくいだけで誤飲を絶対にしない動物ではありません。

発生する確率があるのなら、飼い主の方もそれを防ぎたいと思われるでしょう。

清潔にすることだけが病気を防ぐことではありません。

毛玉を飲み込んで腸閉塞になるケースもありますので、こまめにブラッシングすることも忘れないようにしましょう。


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