腕の湿疹はかゆくない?原因【ストレス・ダニなど】対策は?
カビ・肝臓など腕の湿疹の原因とかゆみなど症状について
腕の湿疹は色々な原因があり、また症状として人によってはかゆみが出る時と、かゆくない時もあります。
原因の1つとしてストレスがあるとも言われておりますし、ダニのせいだとも言われていますが果たしてそれは本当なのでしょうか?
本記事では腕の湿疹のかゆみなどの症状に関してや原因と対策にはどのようなものがあるのかを中心にお伝えします。
腕の湿疹はかゆくない?それともかゆみがある?
腕に湿疹ができる原因はいくつかあります。
ダニ・汗疹・かぶれ・アトピー・毛孔性苔癬・毛嚢炎・梅毒といったところでしょうか。
それぞれ上記の症状によってはかゆくなる時もありますが、痒みが出ない時もあります。
例えばダニに刺された場合でもマダニ類に刺された場合は痒みは少なくなりますが、他のダニなら痒みが出る時があるでしょう。
毛穴の奥に細菌感染が生じる毛嚢炎もかゆみがなく赤いブツブツができます。
逆に蕁麻疹や汗疹の場合は痒みが生じることの方が多いでしょう。
要するにたとえ腕に湿疹が出たとしても、症状としてかゆみが出る場合と出ない場合があるということですね。
なので、ここでは湿疹が出たからと言って必ずかゆみが発生するわけではないということをお伝えしたいと思います。
腕の湿疹の原因は?
ストレス?
ストレスが原因で腕に湿疹が出ることもあるようです。
原理はストレスを感じると血管が委縮するようになるので血行が悪くなり栄養が十分に行き渡らなくなるので、皮膚の免疫力も低下しやすくなって蕁麻疹やアトピーも出やすくなるということです。
皮膚の粘膜もダメージが受けやすい状態になるので、ストレスはあまり溜めないにすることは非常に大切です。
ダニやカビ?それとも日焼け?
腕に湿疹が出る病気や現象は色々とあるので、一概に原因がこれだと断定することはできません。
いくつかの原因と対処法を挙げますと、汗疹の場合は汗が溜まってしまったことで発生するので、汗をこまめにふき取れば発生しにくくなりますし、蕁麻疹の場合はアレルギー反応ならばそのアレルギーの原因物質が何かを突き止め、その物質の摂取を控えるようにして、日光が原因なら日に当たらないようにするという感じになります。
当然ということになってしまいますが、原因を避けるのがさしあたりの対策になります。
これ以外にもダニが原因で湿疹症状が出ることもあるので、原因だと気が付いたらそれを速やかに排除しましょう。
カビの場合はカビなど真菌の仲間である「マラセチア菌」という皮膚常在菌が増殖することで発生することがあります。
かゆみは軽度のことが多く症状に気がつきにくいのですが、ニキビよりも炎症が小さいものが毛穴に出てくるようになるのです。
肝臓機能の低下?
肝臓が悪くなってしまうと血中のビリルビン値が高くなるので黄疸がでるようになります。
このビリルビンは古くなった赤血球を破壊する時にできる黄色い色素のことで、血液から肝臓に運ばれて胆汁の成分になります。
しかし、肝機能が低下してしまうことでこれらの除去されるべきものが排出されなくなってしまうのでビリルビン値も高くなってしまうのです。
こうなると眼球の白目の部分や皮膚が黄色くなっていきますが、ビリルビンが皮膚に溜まると痒みが出るようになることもあるようです。
ただし、この時は湿疹が出ることはあまりないようです。
それ以外にも肝機能が低下した場合、解毒作用が低下するので蕁麻疹が出やすくなります。
蕁麻疹が出やすい方は肝機能が低下している可能性もあるでしょう。
そのため、何をしても治らないと思った場合は肝臓を疑ってみるといいかもしれません。
その他には?
ダニ・カビ・紫外線・肝機能低下・ストレス以外にも原因となるものはあります。
例えば汗が原因で発生する汗疹や、衣類の繊維が合わないで、痒みが発生して掻いてしまったら湿疹が発生してしまったというケースもあるでしょう。
あとは、何らかの草花などに接触してアレルギー反応の一種であるかぶれが発生することもあるでしょうし、アトピー性皮膚炎によって湿疹症状と痒み症状が出ることも考えられます。
これ以外にも毛嚢炎・梅毒・毛孔性苔癬などになってしまった場合は湿疹症状が出る可能性があります。
対策について
腕の湿疹の対策はまずはこれも基本ですが、原因を排除することから始まります。
ですので、原因を知るためにも病院で検査をして特定してもらうことが大切になります。
例えばダニにかまれて出ているものならダニを駆除するのが先決です。
そのためには部屋の中をできる限り清潔にする必要があるでしょう。
また、アトピー性皮膚炎ではダニの死骸で悪化することもあるのでダニによる被害が減ったとしても油断は禁物です。
蕁麻疹や接触性皮膚炎の場合はいったい何が原因なのかわからないことが多いので、やはり病院で検査をして原因の特定を行う必要があるかと思います。
原因を特定したら後は避けるようにするだけです。
また、乾燥状態だと悪化することも多いので、適度に保湿するのもいいでしょう。
そして、ストレスが原因だった場合はストレス発散が必須なので、自分に合ったストレス解消方法を身に付けてください。
肌カビの場合は菌の種類によって処方される薬が違いニキビ対策の薬はほとんど効果が無いので、何かおかしいと気が付いたら病院で診てもらい正しい薬を処方してもらいましょう。
薬で治す?
薬を使う場合は必ず医師に処方してもらいましょう。
痒みが我慢できない場合は抗ヒスタミンや抗アレルギーの成分を含む塗り薬を使うこともあるでしょう。
もし炎症もひどかった場合はステロイド外用薬や免疫抑制剤の外用薬が用いられることになると思います。
毛孔性苔癬の治療では、皮膚を柔らかくするために尿素配合クリームやサリチル酸ワセリンが処方されるようになるでしょう。
また、今すぐにでもかゆみを抑えたい場合は市販品でもステロイドを含む薬は売ってますので、そちらを使うのも有効と言えると思います。
ただし、ダニや何らかのアレルギーだった場合はダニは排除してアレルゲンを断つ必要があるので、薬による根治は難しいです。
どんなに薬を飲んでもアレルゲンに近づくと体内に取り込んでしまい免疫システムが反応してしまうので防げない場合が多いようです。
腕の湿疹は夏に出やすい?
まず、夏は汗をかきやすいので汗疹が出やすいです。
そのため汗疹による湿疹と痒みが発生することも多くなるでしょう。
また、摩擦によって摩擦疹が発生することもあります。
これは汗などによって皮膚同士がこすれて湿疹になったものですが、人によっては痛みを感じてかゆみも感じるようになるでしょう。
この摩擦疹は高温多湿の状況で発生しやすいので、夏場に発生しやすく、太っている人は要注意となるでしょう。
それ以外にも肌がむき出しになる場所が増えるので、接触皮膚炎のかぶれも発生しやすくなりますし、紫外線による湿疹も出やすくなります。
アトピー性皮膚炎も夏のような汗が出やすい高温多湿の環境では悪化しやすくなる点にも注意してください。
湿疹に関しましては次のページも参考にしてください。
頭皮湿疹のストレスなど原因は?かさぶたなど治療法や市販薬は?
腕の湿疹につきましては、次のサイトも参考にしてみて下さい。
田辺三菱製薬 ヒフノコトサイト 腕の湿疹・ぶつぶつの原因と対処・治療法
最後に
以上、いかがだったでしょうか?
本記事では腕の湿疹はかゆくないケースもあるのか、また原因と対策は何があるのかをお伝えしました。
湿疹の中には、簡単に何が原因か気付けないものが多くあるので湿疹症状がひどくなったら必ず皮膚科に診てもらうようにしましょう。
特に肌カビが原因だった場合はニキビ用治療薬を使っても効果が無いので、効果が出ないと感じたらすぐに病院に行くようにしてくださいね。
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