うっ血性心不全の症状は?原因や診断・治療・予後・余命は?

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うっ血性心不全の症状は?原因や診断・治療・予後・余命は?

うっ血性心不全の症状や原因・治療について

うっ血性心不全は名前の通り心臓の疾患で大きな症状を伴う病気となっています。

今回はこのうっ血性心不全の症状や原因・診断・治療・予後・余命についてお伝えしていきます。

アメリカの統計では500万人程度の患者がいると言われているこの病気について知り、皆さんの心不全に対する知識が増えて頂けたらと思います。


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うっ血性心不全の症状

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うっ血性心不全の初期症状は疲労感・息切れ・浮腫といったものになります。

この症状は突発的にでてくることは稀で、たいていの場合は数ヶ月から長いときは数年かけてゆっくりと出てくるようになります

この病気の怖いところはいくつかありますが、このように知らない間にゆっくりと進行しているところも主要な1つでしょう。

初期症状として一番知られているのが疲労感と息切れになりますが、うっ血によって体液量が増加してしまい尿素が減ってしまって体重が急激に増加して下肢に浮腫が生じるようにもなります。

ある程度症状が進むと運動時にしか起きなかった息切れが頻繁に生じるようになり、通常の日常生活でも出てくるようになります。

そして肺の病気である肺水腫になってしまって呼吸困難を引き起こしたり、就寝時に息苦しくなる夜間発作性呼吸困難になることもあるでしょう。

その他にも咳が出るようになって、ピンク色の痰が出るようになり、冠動脈循環不全による頻脈・不整脈の症状も出るようにもなるでしょう。

 

浮腫みに関しましては次のページを参考にしてください。

ためしてガッテンNHK 足の疲れやむくみをとる方法と原因

 

原因について

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まず心不全とは心臓のポンプ機能が何らかの原因によって損なわれることを意味しております。

うっ血性心不全は心機能障害のひとつで心臓病の最終病態ともいわれており原因は様々です。

この何らかの原因というのは心筋症・リウマチ熱の既往歴などが原因で起こる心臓弁膜症・心室中隔欠損などの先天性心疾患・高血圧性心疾患・狭心症や心筋梗塞に起因する虚血性心疾患・抗不整脈薬やβ遮断薬の副作用・心筋炎などとなっています。

こうしてみると非常に多岐に渡っていることが分かると思いますが、これらの原因の根本には高血圧・肥満・運動不足の他にも高脂血症や糖尿病があるため、生活習慣病とも結びついていることが分かっております。

 

高血圧に関しましては次のページを参考にしてください。

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診断方法について

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うっ血性心不全の初期症状である疲労感や息切れを病気と感じることは非常に少なく、浮腫といった症状が出て初めて自分は何らかの病気になっていると自覚することが多いのが現状です。

実際にこの病気を診断する時は、病院に行ってフラミンガム研究の「うっ血性心不全診断基準」をもとにした問診と診察の結果をもって確認します。

それ以外にも家族の病歴や患者の病歴及び生活習慣も確認されることになるでしょう。

これらの診断をもって判断されることも多いですが、再度の確認として別の検査と併用されることもあります。

その際に多いのは胸部X線検査・胸部レントゲン検査・心電図・心エコー検査といったもので、これを行うことでより正確に病状を確認することができます。

胸部X線検査では肺のうっ血や水が溜まっているかどうかと心臓が大きくなってないかを確認することでうっ血性心不全の存在を確認し、心エコー検査では心臓の動きと排出量などからうっ血性心不全の存在を確認します。

これ以外にも心臓から分泌されるホルモンであるBNPとNT-proBNPという物質を測定するために血液検査を行うこともあるでしょう。

 

糖尿病に関する内容につきましては次のページを参考にしてください。

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治療方法について

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呼吸困難の症状が酷かったり血圧や意識の低下を伴うようになった場合は入院することになり、手術を行うこともあります

症状の重さにより治療方法は変わりますが、一時的に機械による人工呼吸を行うこともあるでしょう。

同時に血圧や心電図の検査や心臓カテーテル検査を行って患者の容態の確認をして心臓のポンプを強める強心薬や利尿薬を用いたりもします。

症状がそこまで重くないなら、内服治療が中心になります。

投与される薬は心臓の働きを補助する「ジギタリス剤」、心臓への負担を軽減する「血管拡張剤」、体内の余剰水分を吐き出す「利尿剤」などになります。

この投薬による治療を進めるにあたって、心臓の働きを低下させた原因をはっきりさせて、そちらの治療も並行して行われることになります。

そうしないと症状が改善したとしても再発する可能性がいつまでも残り続けてしまうためです。

また、内服治療中、ある程度重い場合は運動制限がされるので、その場合は心臓に負担がかかることはしないようにしなければなりません。

逆にある程度症状が回復したなら運動を促されることになります。


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もし運動制限が長い期間に及んでいた場合、筋力低下や体力低下が発生して日常生活に支障が出てしまうためです。

運動療法は息切れなどの症状が軽くなるため必ず取り入れられるプログラムの一つとなっています。

 

心筋梗塞の内容につきましては次のページを参考にしてください。

ガッテンの脳梗塞や心筋梗塞対策!血液中の血栓の予防法は?

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食事について

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うっ血性心不全の人には食事制限もついてきます。

まず必ず行われるのが塩分制限、これは食塩の摂取量が多いと体内の水分が増えて浮腫が出やすくなってしまうからです。

具体的な数値は1日の塩分量は6g以下と言われており、かなり厳しい数値となっています。

そのため塩分以外の調味料を使うようにしたり、汁物は具を多めにするなどの工夫をして塩分を減らす努力をする必要がるでしょう。

それ以外の制限として水分制限があります。

心不全では体の中に水が溜まり過ぎている状態になってしまうため水分摂取量も制限されてしまうのです。

具体的には一日の総量で、1000mL~1200mL程度になります。

これには水分の多い果物・味噌汁・かき氷などの水分を摂取できるもの全てが含まれているため飲み物のみで考えないようにしてくださいね。

 

癌の内容につきましては次のページを参考にしてください。

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予後・余命について

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うっ血性心不全は生活習慣の改善を行わないと再発する危険性が伴うため、予後の過ごし方が大切になります。

必ず食生活や塩分摂取量に気を付けて、運動を行う習慣を身に付けましょう

特に注意が必要なのは高齢者の方々で、このうっ血性心不全によって運動が禁止になると筋力が一気に低下して寝たきりになってしまう可能性があります

そのため必ず早めの症状改善と運動療法を取り入れる必要があるのです。

もともと心不全患者の多くは10年以内に70%は死亡すると言われており、重度の心不全では余命も一気に短くなるそうです。

しかしその余命も治療によって引き延ばすことができるので早めの発見と正しい治療法を行うことが大切になるのです。

 

その他、心不全に関しましては次のページを参考にしてください。

慢性心不全の症状や定義・原因・治療法は?急性憎悪とは?

急性心不全の症状や原因・治療・予防法は?若者も増加?

心不全の症状【うっ血性・急性・慢性など】と原因や治療法

 

左心不全と右心不全について


心不全にも実は種類があり、左心不全と右心不全というものが存在します。

しかも右と左では症状が異なるのです。

まず、左心不全になると肺水腫になってしまう可能性もありますし、喘息状態のようにゼーゼーというようになり、頻脈になって尿量が低下するようになったりします。

左心の機能低下によって左心の排出量低下や肺うっ血が発症するため、このような症状が出るようになるのです。

最悪の場合意識障害となるでしょう。

右心の機能低下によって引き起こされる右心不全は右心の排出量の低下と体静脈うっ血状態になってしまう状態で、体静脈うっ血を引き起こし、全身の静脈圧が上昇するようになってしまいます。

左心の症状と比べると分かりにくいですが、食欲不振や腹水や胸水、悪心や便秘などいろんな症状が出てしまうようになります。

 

肺水腫の症状や原因と治療・予防法

喘息の原因はストレス?大人になってからの発症は治る?

気管支喘息と喘息性気管支炎の違いは?治療法と発作時の対応

 

うっ血性心不全につきましては、次のサイトも参考にしてみて下さい。

ツカザキ病院 うっ血性心不全

 

最後に

以上、いかがでしたでしょうか?

今回はうっ血性心不全の症状や原因・治療についてご記載してきました。

この心不全について知らない方もいるかもしれませんが、アメリカでは毎年約50万人が発症、約30万人が死亡していると言われていて非常に危険な病気となっているのです。

しかも症状が気が付かないうちに進行するものであるため、気が付いたら症状が重くなっていたということもあるので生活習慣および生活習慣病にはくれぐれも気を付けてくださいね。


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