巻き爪の原因【靴・水虫・歩き方・切り方?】と治し方
靴や水虫・歩き方など巻き爪の原因【手や子供の場合は?】
巻き爪には様々な原因があると言われておりますので全部を把握されている人は少ないでしょう。
日常のちょっとしたことが原因で巻き爪になったりしますので、予防のためにも原因を知っておかれると良いでしょう。
本記事では巻き爪の原因と言われている靴のサイズ・水虫・歩き方・切り方などを確認し、役に立つ治し方も記載して参りたいと思います。
巻き爪の原因
靴について
巻き爪になる原因として大きいのはやっぱり靴でしょう。
靴のサイズが小さすぎると、それだけつま先に負担がかかるようになるので、爪に圧力がかかり過ぎて変形する確率が高まります。
特に、足の先端に力が集中しやすいハイヒールを履いている人は要注意となるでしょう。
ただし、大き過ぎる靴を履いている人も実は巻き爪になる確率が上がるのです。
というのも、大き過ぎる靴というのは遊びの部分が広過ぎるので、必要以上に靴が動いて爪と靴が接触する割合が増えます。
こうなると指が靴に当たって巻き爪になる確率が高まるのです。
このように、大き過ぎる靴も小さ過ぎる靴も巻き爪を引き起こす原因となってしまいますので、巻き爪をケアしたいとか巻き爪気味だから対策したいという人は履いている靴が適切なサイズであるかをチェックするところからスタートしましょう。
また、靴のサイズが合っていない人は足の親指が付け根から小指方向に曲がってしまう、いわゆる外反母趾になる確率も高いので、外反母趾と巻き爪は併発することが多々あります。
水虫について
巻き爪と水虫は一見何の関係もないように見えますが、どうやら合併することが多いようです。
ちょっと古い文献になりますが、こちらの沖縄県医師会による「巻き爪と爪水虫」によると、巻き爪の人は水虫を40%ほどの割合で併発してしまうようです。
参考元:沖縄県医師会 巻き爪と爪水虫(2011年5月3日掲載)
実際に、爪水虫になってしまうと爪が変形するようになるので、この変形によって巻き爪になってしまう人もいると言われております。
併発している場合は水虫の治療をしないと治療が終わらないので注意しましょう。
歩き方について
巻き爪は歩き方によっても発生しやすくなります。
ただし、歩き方による巻き爪は「負荷のかけ過ぎ」によって発生するのではなく「負荷のかけなさすぎ」によって発生する点に注意してください。
人間の爪には「巻く力」が必ず働く関係で、極端な例を挙げると、歩くことなく寝たきり生活をしている人も巻き爪になる確率が高いのです。
この「巻く力」に対抗する方法が「爪自体にある広げる力」と歩く時に親指で地面をつかむ動作で発生する「地面からの圧力」なのですが、「爪自体にある広げる力」だけでは「巻く力」に勝てないことが多くどうしても「地面からの圧力」が必要になります。
ですので、「地面からの圧力」を感じにくい歩き方、あるいはあまり歩かない人は巻き爪になりやすいと言うことです。
歩く時にどうしても重心がかかとによってしまう人は気をつけましょう。
巻き爪でお悩みの方は、一度この歩き方をチェックしてみて下さいね。
爪の切り方について
爪の切り方も巻き爪の原因の一つです。
特に気をつけてもらいたいのが深爪となります。
巻き爪による痛みがあるとどうしても爪を除去したくなり深く切ってしまいがちですが、深爪をしてしまうとそれだけ皮膚が盛り上がって食い込む確率が増えてしまうので、絶対にさけましょう。
爪を切るときは1mm程度皮膚から残すように意識して切ってください。
また、巻き爪を予防する方法として取り上げられるのが、先端を真っ直ぐに切る「スクエアカット」を意識することです。
普通の端っこを丸めるようなカットをするのではなく、あえて真っ直ぐに切ってみましょう。
実際に、「巻き爪用凸刃ツメキリ」と「巻き爪用凸刃ニッパーツメキリ」というのが存在しているので、それらを使って爪の中心を切ってから直線の刃で切りそろえるといいでしょう。
子供の巻き爪の大きな原因は?
子供の巻き爪の原因は大人と基本的には一緒ですが、最も多いのは靴のサイズの不一致です。
子供の足の成長によって、無理矢理キツイ靴を履かせていると巻き爪になる確率も上がります。
これに、深爪がセットされると巻き爪になる確率がさらに上がります。
ただし、子供の靴を買い換えるのが億劫だからわざと大きめの靴を用意してしまうと、あそびが大きくなり過ぎて、これも巻き爪の原因となってしまいます。
巻き爪になって治療する方が圧倒的に手間も暇もお金もかかりますので、しっかりと適切な靴を選んであげてください。
深爪をすると巻き爪になりやすいといった情報を子供が自ら収集することはなかなかできませんので、これらの知識は親が必ず子供に伝えるようにする必要もあるのです。
手の巻き爪の原因は?
手の巻き爪というのも存在しています。
一般的に巻き爪は足の親指で発生するのですが、手でも巻き爪が発生する確率もゼロではないです。
実際に、爪の薄い人は巻き爪になりやすいので注意しましょう。
爪が良く割れるとか、2枚爪になるという人は危険です。
また、現代ではジェルネイルやスカルプネイルをつける人も多いのですが、これも巻き爪の原因となると言われています。
これに深爪がセットになるとさらに確率が高まります。
ショートネイルが好きで爪を頻繁に切るのも危険だと考えてください。
巻き爪による体への影響は?
巻き爪になると親指に対しての痛みがかなりひどくなりますので、普通に歩くことができなくなったりします。
特に、化膿や水虫が併発している人は痒みや痛みが併発するでしょう。
こうなると足が気になって仕事や学業にも集中できなくなったりします。
また、巻き爪による痛みは刺激を加えるとより痛みが増しますので、どうしても歩く時に重心が指側ではなく、かかと側になってしまうでしょう。
こうなると歩き方が不自然になってしまい、股関節や足首や膝などに悪影響がでてしまうようになり、体に歪みが発生したりします。
普通に歩けなくなるのはかなりしんどいので、日常生活にもかなりの影響があります。
痛みがひどくなって、今まで通りに歩き回れなくなる前に必ずケアするようにしましょう。
治し方について
巻き爪は病院に行って手術をするとか形状記憶ワイヤーをつけてもらうという方法でも治りますが、ここでは自宅でできる治し方をまとめていきます。
まず意識してもらいたいのが、深爪をしないことです。
足の爪を切り過ぎないように、平らでまっすぐな形を意識しつつ指先と同じかそれよりも1mm程度長くしましょう。
両端は丸めるのではなく少しそろえる意識で十分です。
あとは、上記の動画のようにテーピングをして爪と皮膚の間に隙間をつくると良いでしょう。
テーピングを使えば簡単に隙間を作ることができますので、深く爪を切り過ぎるのではなく、このように隙間を作るようにしましょう。
そして、自分の足のサイズに合った靴選びも行ってください。
巻き爪の原因につきましては、次のサイトも参考にしてみて下さい。
NHK 健康ch 巻き爪の原因と治療法とは?巻き爪を予防する正しい歩き方も解説
最後に
以上、いかがだったでしょうか?
本記事では巻き爪の原因を中心に記載して参りました。
巻き爪はこのように色々な原因で発生しますが、ある程度意識すれば防げるので、巻き爪気味という方は今回の原因にどれだけ当てはまっているのかをまずはチェックしてみましょう。
そこから原因を取り除けば、巻き爪による悩みもなくなるでしょう。
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