肝臓・胆管・膵臓・薬など黄疸の原因と治療法

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肝臓・胆管・膵臓・薬など黄疸の原因と治療法

黄疸の治療法と原因【肝臓・胆管・膵臓・薬・その他】

黄疸は子供の頃に発症するのならばそこまで怖くない症状といわれていますが、大人になってから発症すると非常に怖い症状と言われています。

その理由は原因として肝臓・胆管・膵臓に問題がある可能性があるからということのようです。

そして薬によって引き起こされることもあると言われています。

治療するにあたっては原因を究明していくことになるでしょう。

本記事では黄疸の原因や治療法を中心に調べて、お伝えしていきます。


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黄疸とは?

黄疸とは血液中のビリルビンという黄色い色素が大量発生して溜まってしまうことで粘膜や皮膚が黄色くなる現象です。

ポイントは粘膜も黄色くなることで、網膜も黄色くなるところでしょう。

みかんを食べ過ぎて黄色くなってしまうカロチン血症は網膜まで黄色にならないので分かりやすい違いとなってくれます。

また、このビリルビンは肝臓によって処理するものなので、肝臓などの内臓器官が未発達の赤ん坊はどうしても黄疸が出やすいのです。

特に生後3~5日ごろはかなり黄疸が出てしまいますが、生後2週間程度になれば内臓器官も発達しますのでかなり安定して黄疸も消えてくれるでしょう。

こういったことから赤ん坊の場合はあまり気にする必要はないのですが、問題は大人になってからの黄疸で、肝機能に何らかのトラブルが発生しているサインかもしれないのです。

肝機能は自分の体調と繋がっている部分もありますので、ストレスなどで体が弱っていると正常に働かなくなって黄疸が出るケースもあります。

ただし、肝臓癌のような重い病気で肝機能がストップしていても黄疸が出るので、甘く見るのはやめましょう。

黄疸の原因

では具体的な原因を見て行きましょう。

肝臓にある?

黄疸になってしまう一番の原因は肝臓にあると言われております。

先ほど簡単に説明したように、黄疸の原因となるビリルビンを抑えるのは肝臓の役目なので、肝機能障害が発生するとビリルビンが処理できなくなり黄疸が出るようになってしまうのです。

もう少し言い方を変えると「肝機能が低下するとビリルビンという色素が代謝できなくなって血液中で増加して皮膚や粘膜に色がつくようになる」と考えられると良いでしょう。

実際に、肝機能障害を引き起こすような病気になってしまったり、ストレスや疲れから肝機能が正常に働かなくなってしまうと黄疸が出やすくなるので、黄疸が出てしまった時に食生活の見直しや私生活の見直しで治るケースが多々あります。

胆管にあることも?

肝機能障害で黄疸が発生するパターンが最も多いと言われておりますが、実は胆汁の排泄路である胆管をふさぐような腫瘍ができていると閉塞性黄疸が発生するという記載もありました。

胆管を通る脂肪分解に役立つ胆汁が正常に運搬されなくなるので、かなり危険な状態です。

この状態になると血液検査においてビリルビンの値ももちろん高くなるのですが、それ以外に「γGTP」「ALP」といった値が上昇するようです。

胆管が詰まると胆汁に血液が逆流してしまうようになるので腎臓から胆汁が排泄されるようになり、尿の色や便の色にまで影響が出るようになります。

具体的にはコーラ色の尿が出るようになりますし、便の色も白っぽくなるようです。

膵臓?

黄疸の原因は肝臓関係が多いと言われておりますが、実は膵臓のトラブルでも黄疸が発生するケースがあるようです。

というのも、肝臓と膵臓は繋がっていて、そこから十二指腸にまで繋がっていますが、膵臓のトラブルでも黄疸が出るのです。

もっと分かりやすく記載すると、肝臓で作られた胆汁は膵臓を通って十二指腸に流れるようになっているのですが、膵臓癌になってしまうと胆管が圧迫されてしまい胆汁の流れが妨げられることがあり、こうなると黄疸が発生する確率が上がるということです。


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肝機能障害と比べると膵臓のトラブルによって黄疸が出るケースはそこまで多くはありませんが、可能性としてはあるということです。

薬?

黄疸の原因の一つに「薬」という説があります。

もっとかみ砕いて説明すると「薬による薬物性肝障害によって肝臓が正常に機能しなくなって黄疸が出る」ということです。

薬物性肝障害が発生する原因は主に三つで、特定の薬と相性が悪くてアレルギー反応が出てしまったというケース、薬物が体内で分解された時にダメージを与えるような中毒性が出るケース、通常の人ならば問題ないのに遺伝性の異常で薬物の中の物質を体内で分解することができずに肝臓に過度な負荷が発生してしまうケースの3つです。

薬物性肝障害は肝臓細胞にダメージが与えられることで機能障害が発生するケースと胆汁がうっ滞するケースの2パターンあるようですが、どちらも肝機能が正常に働かなくなって黄疸が発生すると言われております。

その他原因は?

基本的には肝機能でトラブルが発生してしまったり、膵臓でトラブルが発生すると黄疸が出るのですが、ストレスや過労で肝機能が低下してしまうことによって黄疸が出るパターンもありますので人によっては「また出ている・・・」と感じてしまうほどに身近なものになっているかもしれません。

生まれつきビリルビンが処理する機能が他の人よりも低くなっているというケースもあるなど、いろんな原因が考えられるようです。

赤ちゃんの黄疸の原因は?

赤ちゃんの黄疸は肝臓でのビリルビンを処理する機能が未発達なので発生するものです。

大人の場合は肝機能障害が真っ先に疑われますが、赤ちゃんの場合はまだまだ内臓器官が発達していないために発生する自然現象に近いところがあります。

新生児は個人差は多少ありますが、生後2日~2週間まで黄疸が発生する確率が高く、特に4~5日はかなり強めの黄疸が出やすいと言われております。

基本的には2週間程度で自然に消えるとのことなので、そこまで心配する必要は無いでしょう。

母乳で育てると黄疸が1カ月以上続いてしまうケースもあると言われておりますが、これはかかりつけの医師に相談して判断した方が良いでしょう。

ネット上では問題なく続けてもいいという意見もありましたが、医師によっては母乳をやめた方が良いと指摘する人もいるなど、意見が分かれています。

治療法について

黄疸に対する治療法は原因となってくる内容によって変わってきますし、原因となっている病気によって変わってきます。

たとえば、肝臓癌や膵臓癌によって黄疸が出ている場合は真っ先に専門的な治療を受けるために病院に行く必要がありますし、ちょっとした疲れから肝機能障害が発生している場合は生活習慣の見直しや食生活の見直しが重要になってくるでしょう。

原因がかなり多岐にわたっているので、その原因によって治療法が大きく変わってくるのです。

体がだるいとか疲れがとれにくいといった症状と黄疸がセットの場合は肝機能障害の可能性が高いのですが、何らかの病気から黄疸が出ている可能性もなきにしもあらずなので、まずは病院に行くことを考えましょう。

 

黄疸につきましては、次のサイトも参考にしてみて下さい。

にしむら内科クリニック 黄疸

 

最後に

以上、いかがだったでしょうか?

本記事では黄疸の原因を中心にまとめてきました。

黄疸は肝機能障害によって発生する確率が高いのですが、「どうして肝機能が衰えているのか」によって治療法も大きく変わってくる症状なのでなかなか油断できません。

黄疸がいつまでたっても治らないという人は必ず医師に診てもらいましょう。


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