多発性円形脱毛症は自然治癒する?原因は?治療で完治する?
多発性円形脱毛症の原因と治療による完治について
円形脱毛症でも進行した症状である多発性円形脱毛症。
これは自然治癒するものなのか、こうなってしまう原因は何か、治療で完治するものなのか、色々と知りたい所かと思います。
本記事では多発性円形脱毛症にスポットを当てて、皆様が気になると思われる内容を中心にお伝えしたいと思います。
多発性円形脱毛症とは
円形脱毛にはいくつか種類がありますが、その中でも円形脱毛が2~3箇所以上の場所で起きることを多発性円形脱毛症といいます。
この多発性円形脱毛症は一旦治っても何度も繰り返してしまうことがあり、完治まで非常に時間がかかることもあります。
完全な治療法はいまだ発見されていないことも症状の改善まで長くなってしまう理由の一つです。
通常の一か所にできる円形脱毛症であれば、放置していたとしても高確率で治るものですが、多発性の場合は必ず医師による診断と薬の処方をしてもらうようにしましょう。
多発性円形脱毛症は自然治癒する?
単発型の円形脱毛症であれば放置していたとしても自然治癒することはありますが、多発性円形脱毛症まで進行してしまうと自然治癒は厳しいでしょう。
必ず病院に行って医師と話し合いな治療を進められるのが良いかと思います。
明確な原因が決まっていないため、治療方法は多岐にわたります。
特に子供の場合は大人の治療で用いる治療薬は刺激が強すぎて使えないことがあるため、市販薬で安易に治そうとしてはいけません!
この病は病院に行っても治るかどうかは人それぞれであるため、病院に行かなかったらまず治らないものと考えたほうがいいでしょう。
原因は?
多発性円形脱毛症の原因は円形脱毛症と基本的には同じとなります。
遺伝によるものもありますが、主たる原因は精神的なストレスと自己免疫による毛根細胞の攻撃とされております。
あくまでこれは推測であり、はっきりとした原因はまだわかっておりません。
まず、精神的なストレスといわれる理由はストレスによって血管が収縮してしまい血行が悪くなり頭皮にある毛根へ栄養が行かなくなってしまうとされているからです。
次に、自己免疫による毛根細胞の攻撃とは自分たちの体を健康に保つ白血球が何らかの原因で異常な動きをするようになり毛根細胞の攻撃するようになってしまうということです。
これらの原因を加味して、生真面目な人やマイナス思考になりやすい人、ストレス発散が苦手な人は円形脱毛症になりやすいとされております。
基本的に多発性円形脱毛症は単発型の円形脱毛症が進行した症状であるため、円形脱毛症の段階で治療すれば多発性にはならない可能性は高いでしょう。
最初のケアがなにより肝心です。
病院に行くべき?何科?
円形脱毛症を発見したら子供の場合でも小児科ではなく皮膚専門の医者に診てもらうようにして下さい。
まずお伝えしたいことは円形脱毛症は病気であるため保険の対象となっているということです。
保険が効くため安心して皮膚科での治療を受けるようにしましょう。
これがもし抜毛症であったなら、心療内科を受診します。
両方とも大切なことは悪化させないように初期の段階で病院に行くことです。
円形脱毛症の場合、進行して多発性円形脱毛症まで進行すると完治まで年単位でかかるようになり、最悪の場合、治ったとしても再発したりします。
治療法について
多発性円形脱毛症の治療法は大きく分けて二つ、専門のクリニックや専門医にかかることと、セルフケアを可能な限り行うことです。
まず専門のクリニックに行く理由は独断でのケアは悪化するケースが多いため相談することが大切であるからです。
確実な治療方法が確立されていない病気であるため、自分に合った治療法を医師と相談して早めに見つけましょう。
次にセルフケアですが、まずストレス発散方法を身に付けることと栄養バランスの整った食事をすること、十分な睡眠をとることが考えられます。
その他にもお酒とタバコを控えることも重要です。
ステロイドなど薬を使うことも?
円形脱毛症の治療法はいくつかありますが、その中の一つにステロイドを使ったものがあります。
円形脱毛症の人は自己免疫応答反応に異常が発生していることが考えられますので、それらを抑えるためにステロイド療法を試されるケースがあるようです。
ただし、円形脱毛症は原因がいまだに完全に解明されているわけではないので、この方法も100%治ると言える治療法ではないようです。
あくまでステロイドなどの薬も使われる時がある程度に捉えてください。
場合によってはステロイド剤を短期間に大量に投与するステロイドパルス療法を実行することもありますので、ステロイドが怖いという方は医師に相談しましょう。
実際に劇的な回復を見せた療法でもありますので、判断はとっても難しいのです。
完治する?その期間は?
単発型の円形脱毛症であれば放置によっても完治する場合も多く、治癒にも時間がそんなにかかりませんが多発性円形脱毛症まで進行すると長期間の治療が基本となります。
その期間は人によってかなり差がありますが、だいたいは6ヶ月~2年はかかるとされています。
前述したとおり完全な治療法は確立されていないため症状の改善が遅れることも多々あります。
ただし、時間はかかっても完治するケースの方が多いためあきらめないことが大切になるでしょう。
子供の多発性円形脱毛症の進行について
子供でも円形脱毛症になることがあります。
この時一番大切なことは子供の気持ちを最大限汲み取ってあげることになるでしょう。
円形脱毛症が原因でいじめられたり友達とうまくいかなかったり、最悪引きこもるようになったりすることがあるので親は最大限気を配る必要があります。
多感な時期である幼少期こそ最も適切な処置が必要なのです。
単発型の円形脱毛症であれば、放置していても治ることもありますが、治療しないことで進行してしまうと多発性円形脱毛症になってしまい、治り難いものになってしまいます。
こうならない為にも早めの治療が大切です。
円形脱毛症はあくまで薄毛ではないため、治療を続ければ基本的には治ります。
決して改善が遅かったとしてもあきらめないで治療を続けることが大切になります。
多発性円形脱毛症は再発しやすい?
円形脱毛症でも単発性であれば再発することも少ないですが、多発性のものは再発する可能性が高いです。
また、再発を繰り返すことで治りは悪くなっていき、最終的には発毛しなくなるケースが多々あります。
そのためにも治療にはセルフケアを含めて万全で挑み、医師と再発するケースにはどのようなものがあるのか、自分のやろうと思っている治療で再発した人はいるのかを確認することが大切になります。
たとえ効果が非常に高いものであったとしても再発の確率が高いものを選ぶ場合は一度熟考したほうがよいかもしれません。
円形脱毛症につきまして、次のページも参考にして下さい。
円形脱毛症の女性の原因は更年期?生え際が多い?治療法は?
円形脱毛症は薬では治らない? アンテベートの副作用は?
円形脱毛症に子供がなる原因は?病院で治療しても繰り返す?
最後に
いかがでしたでしょうか?
本記事では多発性円形脱毛症の原因や治療方法及び完治するかどうかをお伝えしてまいりました。
まだ完全な治療方法が確立されていない病気であるため、初期症状である単発の円形脱毛症の時に治療を施すのが何より大切です。
もし子供が多発性円形脱毛症になってしまった場合、心のケアがとても大切になします。
悩んでいる人が多いのに完全なる治療法の確立に至っていない円形脱毛症。
なっていない方はセルフケアを意識して発症しないようにしましょう。
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