犬の白内障の見分け方は?目薬やサプリでの予防や治療法は?

犬の白内障の見分け方は?目薬やサプリでの予防や治療法は?

犬の白内障の初期症状や予防法や治療法について

白内障」という病気は、人間に固有の病気というわけではありません。みなさんのお家でも飼っていらっしゃる「」もまた、白内障のリスクを持つ生き物なのです。が見えなくなって困るのは人間と同様、大事な家族が白内障を患っていくのを黙ってみていることは辛いことです。そこで、犬の白内障の見分け方予防法などについて解説していきます。


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1.犬の白内障の初期症状

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犬の白内障の初期症状としては、歩き方にそれが現れます。犬は物の配置を覚えていたり嗅覚を頼りにすることができるので、いつも歩いているような場所であればそこまで大きな影響を及ぼしません。

 

しかし、行き慣れない場所、もしくは初めて行くような場所だとこうした方法を取ることができず、視覚に頼らざるを得なくなるので物にぶつかったり、歩くことに物怖じしたりします

 

また、そのせいで散歩に行くことを嫌がることもあります。更に症状が進むと、視界に大きな障害を呈するようになってしまい、飼い主の顔さえ区別できず、表情が乏しくなってしまいます

 

加えて、それによって生活の中の楽しみが減ることで犬の元気がなくなってしまうことも、白内障の初期症状の一つであると言えます。

 

2.犬の白内障の主な症状

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犬の白内障の症状については、前述の初期症状がそのまま悪化するものが主な症状として認識されます

 

人間の白内障と同様に視覚に大きな障害を受け、物にぶつかりやすくなってしまいます。犬の場合は嗅覚などにも頼れますが、慣れない場所に行く場合には視覚だよりになる部分が多く、どうしても物にぶつかりやすくなってしまいます。

 

また、症状が進むと見た目にもわかりやすくなります。犬の眼球に光を当てると、通常であれば黒目の部分に異常を確認できませんが、白内障を患うと黒目部分に白く白濁した部分を確認することができます

 

どれだけ白濁しているかで、白内障の進行度合いも測ることができます。完全に白濁しているとなると、犬の日頃の生活にも大きく支障をきたしている可能性が高いです。

 

3.犬の白内障の原因

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犬の白内障の原因は、その大部分が「遺伝」によるものです。好発する犬種としては「トイプードル」「ボストンテリア」「シベリアンハスキー」「ゴールデンレトリバー」等が挙げられます。

 

他の原因としては、まず「基礎疾患」の存在が挙げられます。「糖尿病」「ブドウ膜炎(主に虹彩の癒着)」「低カルシウム血症」といった病気によって、白内障を患います。

 

次は、何か「有害物質」を摂取してしまった場合です。「ジニトロフェノール」「ナフタリン」といった毒物に、犬の白内障を発症させる効果があるとされています。

 

その他にも「感電事故」「放射線(腫瘍治療などに用いる)」といった原因で、白内障を患うこともあります。

 

予防できる内容としては、遺伝を除くものは飼い主の努力次第で予防できます。しかし、大部分の原因となる常染色体劣性遺伝は、飼い主にも防ぎようがありません。

 

4.犬の白内障の治療について

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犬の白内障の治療は、「対症療法」「外科手術」に大別されます。前者は症状の軽減を継続していくものであり、根治治療にはなりません

 

白内障を完治させる方法としては、後者の外科手術を選択することになります。犬の白内障の手術費用は、片目で約30万円両目だと約50万円の手術費が必要になります。

 

実際には、白内障の基礎疾患や合併症の治療、入院、治療後の点眼薬なども必要としますので、それなりの費用を必要とします。

 

実際にどれだけの費用が必要になるのかは、基礎疾患等の有無によって異なりますので、あらかじめ担当医に確認をとっておくことが必要です。

 

費用面でもそれなりに問題がありますので、少しでも確実に白内障を治すために眼科専門の獣医や、白内障治療の経験豊富な獣医を見つけることをオススメします


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5.犬の白内障の手術について

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犬の白内障の手術においては、「白濁した水晶体を除去する」という段階と「除去した水晶体の代わりを挿入する」という2つの段階を経ることになります。

 

まず、白濁した水晶体を除去する方法としては、水晶体を外科的に摘出する方法だけでなく、高周波で破壊した水晶体を吸い取るという「水晶体乳化吸引術」という方法もあります。

 

水晶体を取り除いた後には、人口のレンズを眼球に入れて水晶体の役割を果たさせる事になります。

 

手術後は約1週間の入院と、約1ヶ月間の「エリザベス・カラー」の着用が必要です。また、退院後はそれだけではなく、1日に数回の点眼薬および内服薬の使用が必要になります。

 

ただし、手術は確実に成功するというわけではなく、高齢な犬の場合は手術の負担に耐えられない可能性があり、手術後のエリザベス・カラーや薬の使用にも犬が耐えられるかどうかが焦点となり、手術をするか否かの判断材料となります

 

6.犬の白内障の目薬による予防法は?

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人間の白内障治療でも用いられますが、白内障の対症療法として「目薬」という選択肢があります。インターネット上でもいくつもの情報が飛び交っていますが、ありのままに言えば「効果はわからない」というのが正解に近い認識であるといえます。

 

まず、目薬による治療法に根治治療の効果はなく、要するに「症状の進行を遅らせる」というものであり、既に患っている白内障による視力への影響を元に戻す(視界がキレイになる)事はできません。

 

では、目薬に予防効果はあるのかと言えば、それもはっきりとしません。全く効果がないとは言い切れませんが、手術ほどはっきりとした効果がわからないので、医学的にも証明が難しいのです。獣医の中にも「目薬による白内障治療は気休め」と評する方もいらっしゃいます。

 

7.犬の白内障のサプリによる予防法は?

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人間が健康補助の目的で使用する「サプリメント」は、犬用の商品も最近では販売されています。

 

その中には、白内障の改善のために作られているものもあり、ネット上の口コミではこれによって「白内障が改善された」「前よりも元気になった」という評価がチラホラ見受けられます

 

ただし、これに関しても目薬同様に効果ははっきりとしません。そもそもサプリメントは経口摂取の商品であり、その効果の現れ方は人によって異なります

 

犬も同様であり、無数のサプリメントの中からその犬の症状にあったものでなければ効果を表しません

 

 

また、サプリメントに含まれる成分では白内障の進行を阻止する効果があるかもしれませんが、結局は「気休め」のレベルを超えることは難しいと思われます。

 

8.その他の犬の白内障の予防法

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犬の白内障は、人間と同様に年齢の要素が強く、同時に遺伝の要素は予防のしようがありません。白内障の完全予防というものは極めて難しく、人間のように言葉で意思表示できないのでなかなか症状をはっきりと知覚することができません

 

可能な限りの予防法としては、前述の基礎疾患の予防を行うことと、異常が見られたら早めに病院へ連れて行って検査を受けさせることです。

 

日常的に散歩をすることが必要な犬の場合、紫外線や目の汚れなどを防ぎ、除去することも必要ですが、それでも年齢や遺伝については阻止しようがありません。

 

早めに白内障を発見することができれば、高齢による手術のリスクも少なく、場合によっては目薬で十分に症状を遅らせる事もできます。

 

発見が遅れてしまえば、さまざまなリスクを抱える事になってしまいます。歩き方や様子に何らかの違和感を感じたら早めに動物病院へ連れて行ってあげましょう

 

犬の白内障の初期症状や予防法や治療法についてまとめ

犬の白内障の完全予防が難しいのは、人間と同じなのです。症状については嗅覚などでカバーすることもできますが、症状がひどくなればさまざまな弊害をもたらします。手術にはお金がかかるという側面と、高齢によるリスクなども無視できません。最も有効なことは、白内障の初期の段階で病気を発見し、その後の選択肢を増やすことです。それが最も、犬の負担を減らすことにつながります。


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