爪周囲炎の症状や原因!何科を受診するかと治し方【自然治癒する?】

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爪周囲炎の症状や原因!何科を受診するかと治し方【自然治癒する?】

爪周囲炎の症状や原因と検査・診断・治療法【予防法は?】

爪のトラブルは日常的の色々な作業がやりにくくなったりするので意外と厄介です。

たとえば、爪周囲炎(そうしゅういえん)なんかはその1つでしょう。

発症した場合どのような原因で症状が出たのか、何科に行けばいいのか、治し方でいい方法はあるのか、放置していたら自然治癒するものなのかと色々と知りたいことが出てくるでしょう。

マニキュアやネイルといった爪にお洒落をしている女性にとっては本当にもどかしいものでしょう。

本記事では爪トラブルの一つである爪周囲炎に関する色々な情報をお伝え致します。


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爪周囲炎の症状

爪周囲炎は爪の周囲で痛みが発生すると同時に腫れたり膿が出たりするようになり、ひどいときは水ぶくれができたりします

爪トラブルに頻繁に遭遇する人にはよくあるトラブルと感じるでしょう。

この痛みはズキズキとしたものが多く、ひどい時は非常に気になるので眠ることが困難になるでしょう。

睡眠障害に繋がるのです。

症状が出る場所は爪の周囲なので左右や下側にも発生する可能性があります。

原因となる病原菌が侵入する場所で発生するので爪の周囲ならばどこでも発生しうるのです。

また、炎症症状が長引いて慢性化してしまうと、痛みはそこまでひどいものではなくなりますが、腫れが収まらなくなってしまうので爪の周囲の形が変わります。

腫れていると思っていた部分が硬くなって変形してくるのです。

この周囲炎がカンジダ性のものとなると痛みが非常に激しくなることがあり、腫れもひどく炎症が発生しながらも爪の変形や変色に繋がってしまうこともあります。

かなり症状が大きくなりますので、おかしいことが傍目からでもすぐに分かるでしょう。

爪周囲炎の炎症を放置して悪化してしまうことで蜂窩織炎(ほうかしきえん:皮膚の傷などから細菌が侵入し、皮膚とその下にある脂肪組織などに炎症を引き起こす病気)を発症してしまうというケースがあり、爪周りの痛みや腫れが悪化するようになります。

ここまで悪化すると変形も出始めますので、爪そのものが指から剥がれ落ちてしまうこともあるでしょう。

原因について

爪周囲炎の原因は爪の周囲に病原菌が侵入してしまうことで発症します。

具体的には黄色ブドウ球菌や化膿性連鎖球菌、カンジタや真菌、単純ヘルペスウイルスなど様々な原因が考えられるのです。

ウイルスや細菌の違いによって症状の大小はありますが基本的には腫れと炎症が出て痛みが発生します。

爪の周囲というのはしっかりとしたバリアが皮膚によって張られているので、それらの病原菌が侵入する隙間は基本的には存在しないのですが、ささくれを剥がしてしまうことが多い人や爪を噛む癖がある人、爪に触れる機会が多い人は皮膚の隙間ができてしまい侵入しやすくなってしまいます

特に、爪に手入れをする女性、マニキュアや付け爪を毎日のように使って爪の周りを頻繁に触る人は侵入する確率が非常に高いのです。

大人の女性が発症するケースも多いのですが、砂場で遊ぶ子供でも実は発症する確率が高くなっておりますので親御さんは注意しましょう。

他にも、湿度の高い環境で長時間さらされている人が発症しやすいという情報もあり、指を頻繁にしゃぶる赤ちゃんも発症してしまうという報告があります。

また、マニキュアやネイルをすることが殆ど無いという人でも、仕事で水や土に頻繁に触れて手が荒れやすいという環境にある方は要注意です。

基本的に手を頻繁に使う環境にある人たちが十分気を付けなければならないものとなっているのです。

何科を受診するのがいい?

このような爪トラブルは基本的に皮膚科か整形外科になります。

指の症状なので多くの方々は皮膚科を想像するでしょうが、意外にも整形外科も専門として扱っているとのことなので、そばに皮膚科がないという方でも整形外科を頼りにすればいいです。


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病院に行けば専用の薬を処方してくれますので痛みがひどい時や腫れがひどいときは迷わず相談するようにしましょう。

爪関連のトラブルは種類が非常に多いので、原因が何か、何の病気かを素人が特定できるケースは殆どないようです。

特に水に長期間触れることで発症する慢性的な周囲炎は放置で治ることは稀なので、病院での処置をおすすめします。

検査・診断法と治し方について

爪周囲炎の検査や診断方法は基本的に発生している水ぶくれや炎症の状態を観察して皮膚や膿を用いての各種検査となります。

どのような病原菌によって症状が出ているのかをチェックする必要がありますので、培養検査や顕微鏡を用いての検査、そして感受性検査というものを行うことになるでしょう。

治療するためには何によって症状が出ているのかを特定することが大切なのです。

病原菌の正体をつかむことが出来れば、抗生物質や抗真菌薬という特効薬を用いることが出来るので、こういった薬を使っての治療となるでしょう。

病原菌によって内服薬にするのか外用薬にするのかは異なってきますので特定することは出来ません。

ただし、清い衛生環境を保ち続けることも重要となってきますので、生活環境の指摘やケア方法を具体的に指摘されるのは共通事項です。

また、膿があまりにも溜まっているような人は治療の前に切開を行って膿を摘出することもあるようです。

自然治癒する?

このような爪トラブルは似たような症状が結構ありますので、放置する人が非常に多いのです。

水仕事などをする人からすると、ほとんどいつものことと割り切ってしまうでしょう。

実際に発症したことがある人たちは、自然治癒した経験があるのではないかと思います。

結論は、悪化することも当然ありますが自然治癒することも多いものではあります。

ただし、日常の習慣が変わらなければ悪化するケースが多いので、いつまでたっても治らずに悪化していっているという人は素直に病院に行かれた方が良いでしょう。

ちなみに足に発生する爪周囲炎は自然治癒しないことが多いという記載が多々あります。

ブログなどで愚痴のように爪周囲炎の症状を書いている人がしばしばいますが、足に関しては放置しても治らなかったという意見がかなり多いのです。

どちらにしろ「放置しておいても勝手に自然治癒するので大丈夫です」と断言することは出来ませんので、痛みがひどく、なかなか治らない状態になっている方は病院に行ったほうがいいと考えましょう。

治るケースもありますが、治らないケースもあるのです。

予防方法について

基本的に病原菌が侵入する場所がなければ発症しません。

つまり、ささくれを剥がすとか爪を噛むなど、爪周囲炎の原因となる要素をなくせば発症しなくなるということです。

例えばそれ以外では甘皮を切りすぎないとか、深爪をしないとか、傷があったら清潔にして絆創膏をしっかりと貼るようにするとか、乾燥させ過ぎないようにクリームを塗るといった対応があります。

水に濡らしすぎてもトラブルが発生しやすいのでしっかりと水気を拭き取ることも大切になっております。

とにかく爪を清潔に保つことが大切なので、普段からある程度の意識をもって行動することが重要になります。

 

爪周囲炎につきましては、次のサイトも参考にしてみて下さい。

公益社団法人 日本整形外科学会  爪周囲炎

 

最後に

以上、いかがだったでしょうか?

本記事では爪周囲炎についてお伝えいたしました。

急性の爪周囲炎はささくれや深爪といった外傷によって発症することが多く、外傷を防ぐことが出来れば予防に繋がりますが、慢性の爪周囲炎は長時間湿度の高い環境にいることで発症することが多く、なかなか治らないことが多いのです。

慢性の場合は放置で治ることが少ないと言われておりますので、病院での処置をした方がいいでしょう。


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