乳児血管腫の症状と検査・治療法【自然治癒や再発について】

乳児血管腫の症状と検査・治療法【自然治癒や再発について】



乳児血管腫のレーザーや薬など治療法や注意点と再発について

血管腫は幼い頃から発症することがあり、小さくして発症した場合、乳児血管腫に分類されています。

この乳児血管腫はどのような症状がでるのか、検査内容や治療方法はどうなっているのか、注意点や再発の可能性はどの程度になるのかと気になる点も多いでしょう。

そこで、今回はこの乳児血管腫についてお伝えいたします。


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乳児血管腫とは?症状は?


血管腫とは血管の拡張や増殖によって発生してしまう腫瘍の一種で基本的には良性となります。

血管の拡張や増殖によって発生するので内臓器官でも発生することがあり肝血管腫といったものを引き起こす可能性もあるのです。

またこ次のサイトによると「医学的に血管内皮細胞の増殖を伴うものは血管腫、増殖を伴わず脈管の形成異常によるものは血管奇形と分類」と記載されているので、似ているけど違うものも存在しているようです。

参考サイト: Medical Note 血管腫

そしてこの血管腫が生後間もない赤ん坊に発生するのが乳児血管腫です。

いわゆる赤あざのようなものが突然出来てしまった時はこの乳児血管腫の可能性が高くなっており、赤ん坊ならばよくある症状の一つとなっております。

身体が未成熟故に発生するものであり、発達途中の毛細血管が増殖する過程で自然発生してしまうものという認識になっております。

血管がある部分ならばどこにでも発生するのがこの血管腫であり、前述したように内臓器官でも出来ることがあります。

乳児血管腫の場合は顔や頭といった首から上で発生しやすいようです。

症状は赤くなって腫れる程度で1歳になるまでは肥大化する傾向にありますが、その後は小さくなっていくというものになります。

検査方法について


基本的には病歴や触診、そして視診から判断します。

乳児血管腫はイチゴ状の赤あざになるのでいちご状血管腫と呼ばれることがありますので、見慣れている医師ならば簡単に見抜けるとのことです。

ただし、湿疹やかぶれと併発していると見ただけではわからなくなってしまいますので、超音波検査用のジェルを塗ってからダーモスコープという特殊な拡大鏡を押し当てて皮膚の状態がどうなっているのかを検査する「ダーモスコピー検査」を実施するようです。

これがいわゆるできもの(皮下腫瘤)になってしまった場合は切り取る必要があるのかどうかを判断しなければいけないので、MRI検査やエコー検査を行って深さがどうなっているのかを確認した上で判断することになるようです。

見慣れていない親は単純性血管腫と乳児血管腫の見分けがつかないので、血管腫が心配という方はまず医師に診せるように行動しましょう。

同じ血管腫でありますが、単純性血管腫の場合は生まれつきある特殊な赤あざで、やや平坦という特徴があり、乳児血管腫は皮膚から盛り上がるタイプの赤あざで産まれてから出来るものとなっているので、ちょっとした違いがあるのです。

自然に治るものなの?


いわゆるできもの(皮下腫瘤)になってしまった場合は切り取る必要があるのかどうかを判断しなければいけないので、治療が必要になる可能性は高いのですが、ただの乳児血管腫の場合は放置していても治る可能性が非常に高いようです。

100%治ると断言できるわけではありませんが、乳児血管腫の場合は生後6~12ヶ月がピークで1歳を過ぎるとだんだんと小さくなり5~10歳程度でなくなるが一般的のようです。


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ただし、こぶし大にまで肥大することもありますし放置して治る可能性が高かったとしても、その後にあざのようになってしまったりたるみやしわが発生してしまうので見た目がよろしくないことになるということで治療を施す病院が増えているようです。

かなり肥大化しない限り危険性は非常に薄い良性のものですが、見た目が悪くなる可能性が高いということから治療をするのが基本という考え方に変わっているのです。

実際にイチゴ状の赤あざになるので見た目はあまり良くないですし、大きい血管腫になると治療後に変なたるみが発生してしまうので子供が集中的に触ってしまう恐れもあるのです。

治療方法について


皮下腫瘤の大きなものとなってしまった場合は外科的な治療をすることもありますが、局所麻酔などが必要になってしまいますので産まれたばかりの乳児でこの治療は好ましくないようです。

なので、外科的な治療ではなく色素レーザーといった切る要素がない治療を実行するようです。

レーザー治療は外科的な治療と比べて即効性のある治療ではありません。

1回の照射で終わりではなく、色調を少しずつ強くしていきます。

レーザー治療には痛みが全くないというイメージがありますがそこそこの痛みが伴うので貼り薬や塗り薬で対処するようです。

場合によっては全身麻酔を行うとのことですが、適切な麻酔を選択する必要があるのでその選択においてはかなり慎重になってしまうそうです。

それでも治療が遅くなって血管腫が肥大化するとより治療期間が延びるので、実行するなら早いほうがいいようです。

それ以外の対処法ではβ遮断薬といった薬を使っての治療になるとのことです。

どの治療法が100%正しいというものはありませんので、一人一人の子供に合わせた治療法を医師に確認して実行した方がいいでしょう。

治療時において気を付けられている点


レーザー治療はそもそもそのレーザーが透過して届く位置じゃないと効果が無いので、深部で乳児血管腫が発生してしまうとレーザーでの治療が出来ないのです。

また、増殖速度が速すぎるとレーザー治療では間に合わない可能性もあるそうです。

この場合は内服薬を用いる必要があるのですが、薬の使用に関しては慎重な意見もあるのです。

2016年に乳児血管腫向けに使われる薬のヘマンジオルシロップRが保険適応されましたが、心疾患治療に使われていた薬で副作用も強めとのことです。

使用量に関しても子供用に調整しているのですが副作用の発生確率がゼロになる訳ではありませんので、使用前に副作用の低血圧対策として心電図検査などを測定することもあるようです。

また、大きすぎる乳児血管腫は治療が終わった後でも皮膚のたるみや変形が残ったままとなってしまうので、そちらの対応はまた別になってしまうそうです。

この場合は別途外科手術が必要になるとのことですが、この外科手術を実行するかどうかの判断も重要で慎重に決められるようです。

再発することもある?


乳児血管腫は1歳未満の乳児ならば身体のどこでも発生する確率が存在するので、別の場所に出来る可能性はあるようです。

また、乳児血管腫の治療中に治療を中断してしまうとそこからまた肥大化が始まってしまうという情報もありますので、完治するまでは治療を続ける必要があるでしょう。

治療を自己判断で中止した場合は、再発する可能性が高いと言えるでしょう。

最後に

以上、いかがだったでしょうか。

今回は乳児血管腫についていろいろとまとめました。

赤ん坊というのは身体が未成熟なので麻酔をするという選択がしづらいのもよくわかります。

しかし、現代医療はかなり進歩しており赤ちゃんの麻酔もほとんど問題なくできるようになったようです。

放置してあざやたるみが出来てしまうのであれば、治療をしてもらった方がお子さんのためにもいいことかもしれないと考えて、医師と相談してみてはいかがでしょうか。


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