双極性障害の治療方法【漢方薬や電気】や費用と治るのか?

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双極性障害の治療方法【漢方薬や電気】や費用と治るのか?

双極性障害の治療では入院が良い?再発のきっかけと予防法

双極性障害は普通の体の病気とは違いますので、によって治療が可能なものなのでしょうか?

漢方薬の他、電気を使った治療方法もあると言われておりますが、果たしてそれで治るのか、気になるところでしょう。

そして費用はどのくらいかかるのかといった所も知りたい点かと思います。

本記事では双極性障害治療方法に関する情報を中心いお伝えしたいと思います。


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双極性障害の治療法は薬?漢方は有効?

双極性障害の治療法は基本的に心理社会的な治療と薬物を用いての治療となります。

心理社会的な治療とは患者自らが疾患について詳しくなってその病気をコントロールするために行われる訓練です。

その訓練方法はどのような状態になったらトラウマが発動するのかをはっきりさせた上で、あえてそのトラウマと正面から向き合わせるという暴露療法というものもありますし、家族が協力して病気に立ち向かえるように双極性障害に対する知識を家族も深めてもらうというものもあります。

この双極性障害になってしまうと周囲にいる人たちも大きなストレスになってしまいますが、患者自身もそれが分かっているので、余計に精神的なプレッシャーとなっていってしまいます。

そんな環境を立て直すために必要になるのが薬物療法です。

双極性障害は長期間にわたって薬物療法が行われていくようです

使われる薬は抗精神病薬や気分安定薬などある程度決まってはいますが、病気を受け入れて克服することが大切なので、薬のみで治すのは厳しいようです。

従いまして心理社会的な治療の方も合わせての治療になります。

電気けいれん療法とは?

基本的な治療方法は先に記載したように、薬物療法と心理社会的な治療です。

どのような双極性障害でもこの治療方法が先に施されます。

しかし、効果が薄くなかなか改善が進まない場合は、電気けいれん療法(通称ECT)を実行する可能性があるのです。

これはこめかみに電極を取り付けて電流を脳に流して脳細胞に刺激を与えるという方法なのですが、その間にけいれんが発生するので電気けいれん療法と呼ばれるようになりました。

ただ、現代医療では筋弛緩薬を用いてからこの治療法を実行するのでけいれんは発生しないようです。

どうしても即効性が必要な状況だと医師が判断した場合にこの治療法が用いられるようです

例えばうつ状態があまりにもひどく、自殺の危険性が非常に高いなどの緊急事態に近い場合は即効性を求めてこの電気を使った治療法を実行するようです。

入院することもある?

精神的な病は通院しながらでも十分に回復させることができますので、入院することはまれです。

入院のケースとしては、例えばうつ状態があまりにもひどく自殺される可能性が高いという人や、あまりにも問題行動が多くて他者に多大な迷惑をかけており手に負えない状況になっている方でしょう。

もちろん、本人が「精神状態がある程度安定するまでは入院したい」という希望を出している場合は、任意入院することも可能です。

ただし、医師が診察して入院が適切だと判断されない限りは許可は下りませんので、必ず入院できるというわけではありません。

現代医療ではメンタル的な病に対する取り組み方もかなり進んでおり、病院に「ストレスケア病棟」のようなうつ病やPTSD、双極性障害に苦しむ方に対応するための病棟も設けられ、入院による治療の効果は上がっているようです。

治療費の目安は?

双極性障害は一生涯付き合っていく病気なので、さしあたり毎月どれくらい治療費が発生するのかで調べていきましょう。

様々な人たちの意見を見てみると通院費が月々1500~2500円程度で、薬代が1000~2000円程度のようです。


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ただし、自立支援法の適用がありますので薬代や治療費はいくらか安くなって月に合計で2000~3000円程度で抑えられている人が多いようです。

これに生活保護が加わった人になると治療費の自己負担がなくなるという人もいました。

もちろん、入院が必要なレベルになってしまった場合は入院費で10万円程度かかってしまうなど、費用も跳ね上がります。

 

双極性障害に関する書籍には次のようなものがあります。

加藤 忠史 (著) 双極性障害―躁うつ病への対処と治療 (ちくま新書)

 

双極性障害は治るの?

双極性障害は通常の病気とは違いメンタル的な部分が作用しておりますので、治すのがなかなかに難しい病気の一つです。

しかも、この双極性障害は名前に「障害」と入っているように障害の一種なので完治することはないという見解が今はなされております。

そのため、この障害は症状が出ないで安定している「寛解」の状態を目指すことになるのです。

とは言え医学の進歩は止まりませんので、今の段階で完治することができない病気でも将来的には完治させられる可能性があるので、希望を捨ててはいけません。

ちなみにうつ病の場合は治る病気とされています。

運動は双極性障害の改善におすすめ?

激しい気分の落ち込みが発生する双極性障害に悩まされている人は気分転換が大切です。

その方法の一つが運動となっております。

運動をすることで発生するセロトニンやノルアドレナリンなどの神経伝達物質が双極性障害に対して役立つようです。

実際に、体の血行を促進してたくさん酸素を取り込む有酸素運動はこの双極性障害に対して効果があるという報告が多方面から挙がっておりますので信頼できる事柄といえます。

具体的にはウォーキングやランニングといった鉄板のものから、水泳やサイクリング、ヨガやエアロビクスあたりが該当するでしょう。

ヨガは室内でできてリラックス効果がある上、呼吸を整える作用もありますので、室内で運動をしたいという方にはお勧めとなります。

再発しやすい?再発のきっかけと予防法は?

双極性障害は先ほど説明したように、完治する病気ではなく一生涯付き合っていく必要がある障害です。

そのため、ちょっとしたきっかけで症状が再発してしまうことも多く社会復帰が非常に難しい状態になってしまいます

再発のきっかけは色々とあります。

例えば仕事に復帰したがストレスが異常に発生する職場だったので、そのストレスによって再び追い込まれて発病したという人もいますし、薬を飲むのを自己判断でやめてしまったために再発したという人もいます。

一度発症してしまった人はこの双極性障害と今の段階では一生涯付き合っていく必要がありますので、投薬治療の継続と日常生活を安定化させてストレスをた溜め込まないようにしていく心がけが必要です。

「これをやっていれば100%防げます」というやり方がないので、医師と相談しながら地道に治療を続けていくことになります。

 

双極性障害につきましては、次のサイトも参考にしてみて下さい。

Medical Note 双極性障害

 

最後に

以上、いかがだったでしょうか?

本記事では双極性障害の治療方法についてまとめてきました。

この双極性障害はいまだに原因が特定できておらず、「おそらくこれが原因と思われる」という情報があるというレベルの状態です。

ある程度の解明は進んでおり、実際に改善に向かった治療法も出てきていますので、無策ということではありませんが、それでも治療は困難な病気の一つとなっています。

世界中で多くの方々を苦しめている病気の一つですので、医学の発展を強く願いたいと思います。


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