易疲労感の原因【貧血・心不全・糖尿病など】と改善法

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易疲労感の原因【貧血・心不全・糖尿病など】と改善法

貧血や心不全など易疲労感の原因について

易疲労感というのはなかなか厄介なもので、貧血・心不全・糖尿病など何かしらの原因を抱えていることで引き起こされるものですが、病気によって引き起こされているのか違うのか分かりにくい症状の一つとなっております。

本記事ではこの易疲労感の原因についてと改善法について触れたいと思います。


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易疲労感の意味は?

疲労感という言葉なら聞いたことがあるでしょうが、易疲労感という言葉はあまり聞かれる言葉ではないかと思います。

読み方は「いひろうかん」で意味は「ちょっとした運動や移動だけでも感じてしまう疲労感」のことです。

例えば、階段をちょっと上っただけとか、少しの距離を移動しただけでも疲労感が出ると思っていただけると分かりやすいでしょう。

昔と比べてちょっとした移動だけで疲れてしまうのは「年のせい」とか「最近運動不足で…」と感じてしまうことが多いのですが、潜在的な病気によって引き起こされている可能性もあるので、疲労感以外の症状が出ていないのかを注視する必要があります。

貧血が原因の易疲労感のメカニズム

貧血とは血が薄くなっている状態であり、ヘモグロビン値が基準より低く酸素運搬能力が欠けている状態ともいえます。

鉄分が不足することで多発する貧血ですが、多くの臓器に酸素不足が発生するとその臓器はうまく機能することができなくなるので、倦怠感や易疲労感が発生するようになるのです。

貧血気味の方は貧血症状がひどいと、体がだるいとか重いとか、ちょっと運動をしただけでもしんどいといった厄介な症状を経験したことがあるでしょうが、それは貧血が原因の可能性があり、鉄分摂取でこの易疲労感も取り除かれる可能性もあるのです。

疲労感のメカニズムはエネルギーがうまく摂取できなくなっているか、免疫システムに何らかの異常が発生しているのか、自律神経に何らかの異常が発生しているのかの基本3つで、このうちどれか一つでも発生すると、疲労感が起こる可能性があると考えられると良いでしょう。

心不全のケース

心不全の有名な症状といえばむくみですが、それ以外にも呼吸困難・動悸・咳・息切れ・頸動脈の腫れ・易疲労感といったものがあります。

初期症状として動悸や息切れといったものがでるのですが、ある程度症状が悪化することで易疲労感の症状が出てくるようになるようです。

これらの症状は心不全により血液を全身へ十分に送れない状態になってしまっていることが原因なのです。

つまり、血液循環効率が著しく低下することで血液と一緒に栄養素や酸素が運ばれなくなるので、身体を思った通りに動かせなくなってしまい簡単に疲れる体になってしまうと考えられています。

酸素不足になるのでちょっとした運動でも息切れや呼吸困難が多発するようにもなります。

重症化することで横になっていてもこれらの症状が出始めるので、さすがにおかしいと気が付くでしょう。

糖尿病のケース

糖尿病患者の方は代謝異常が発生して、糖質をエネルギーに変える力が一般の方々よりもはるかに下回っていることがあります。

そのため、エネルギー不足になりやすく細胞も栄養不足になっているので、疲れやすくなってしまいだるさを常に感じるようになるのです。

さらに、糖尿病になってしまうと血中糖度が異常に高くなるのでそれを除去するために尿の量が増加してしまい、尿によってミネラルがたくさん排出されてしまうというデメリットは起こるのです。

こうなると余計にエネルギーを効果的に使えない状況になってしまうので易疲労感が発生しやすくなります。

糖尿病の初期症状には手足のしびれや目のかすみといったものがありますが、この疲れやすさといったものもよく感じるものといわれており、このことから何らかの病気だと自覚して、調べてみたら糖尿病だったという例もあります。


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高カルシウム血症のケース


高カルシウム血症とは血液中のカルシウムの濃度が異常に高くなってしまう状態であり、症状としては脱力感や易疲労感で、重症になると意識不明の状態になってしまうこともあります。

この場合は即入院の可能性もあるとのことです。

このメカニズムについて分かりやすく説明すると、まずカルシウムには筋肉の正常な働きや神経の動きといったものを補助する役目もあり、ホルモンの放出や血液の凝固といった働きもするのでカルシウム濃度が異常な状態になることはこれらの働きが正常にできなくなるということです。

従いまして高カルシウム血症になると神経の興奮も抑制されるようになってしまいます。

脳神経が興奮しなくなることで、胃腸の収縮の低下といった異常が出て食欲不振や吐き気といったものも出てくるのです。

さらには下垂体後葉からの抗利尿ホルモンの分泌もできなくなるので副腎皮質の糖質コルチコイドの分泌にも影響が出るようになってしまい、タンパク質を糖にすることができなくなってしまいます。

すると、糖分が不足するようになりエネルギー不足となって易疲労感も出やすくなると考えられます。

その他の病気など易疲労感の原因は?

易疲労感を伴う病気は紹介したもの以外では、うつ病・重症筋無力症・不眠症・慢性疲労症候群・電解質異常・インフルエンザといった感染症・肺疾患・腎疾患・心疾患・甲状腺機能障害などがあてはまり数多くの病気の症状の一つとして挙げられるのです。

さらに言ってしまえば、鎮痛剤といった薬の副作用や運動不足、そして妊娠といった病気以外のものから引き起こされることもあるので、病気であると決めつけることもできません。

一般的には運動不足や加齢によっても体力低下が生じるので引き起こされやすくはなりますが、精神的なものでも引き起こされる確率も高いようで、うつ病といった精神疾患からこの易疲労感の状態に陥ってしまう人たちが現代では多いとも言われております。

ただし、運動不足の人は現代にもたくさんいるので、肉体的にも精神的にも気を付けるべき症状の一つと言えるのではないでしょうか。

改善する方法は?

改善する方法はどのような原因から引き起こされているのかをはっきりさせるのが第一となっております。

精神的な疾患からきているのなら、その精神疾患を治す手法としては、カウンセリングを受けるとか投薬治療を行うといったものが考えられます。

抗うつ薬は場合によっては悪化することもあるので、まずは医師に診てもらうのが良いでしょう。

ただし、体力低下といった側面から発生していることもあるのである程度の運動習慣を身につけることだけでも症状が改善することだってあるでしょう。

そのため、まずはこの易疲労感以外の症状が無いのかを調べてみるといいでしょう。

易疲労感のみなら病気とは言いにくいですが、他の症状があるのなら病院に行き診てもらう方向で考えましょう。

何れにしましても気になるようでしたら、安心の為にも念のために一度病院を受診されておくのが良いでしょう。

疲労感につきましては次のページも参考にしてください。

 

疲労感と眠気の原因は肝臓の病気?頭痛や動悸を伴うのは?

疲労感【全身・足・寝起き】の糖尿病やうつ病など原因と対策

筋トレで疲労感が取れない!翌日の倦怠感を防ぐには?

疲労感が抜けない原因は病気?9月病って?回復はサプリで?

 

最後に

以上、いかがだったでしょうか?

本記事では、易疲労感について考えられる原因についてまとめてきました。

易疲労感は日常生活において、当たり前のことと捉えている人もいますが、あまりにもひどい場合は病気を疑ったほうがいいでしょう。

いろんな病気の中に含まれている症状なので、それだけで病名を特定するのは困難ですが、体調不良には変わりはないのでお医者さんに原因を特定してもらい、健康的な体に戻す努力をされることをおすすめします。


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