起立性低血圧の症状・原因・検査・診断・治療・予防について

本ページはプロモーションが含まれています
起立性低血圧の症状・原因・検査・診断・治療・予防について

起立性低血圧の症状や原因・治療法など

起立性低血圧という名前を聞いたことが無い人は多いかもしれませんが、この症状に悩まされている人はたくさんいらっしゃいます。

あなたは「自分ももしかして?」と思い、症状や原因、治療法、あるいは検査・診断方法や予防法など色々な情報を知りたくて本ページにたどり着いたのかもしれませんね。

本記事では起立性低血圧のこれらの情報を中心にお伝えします。


Sponsored Link


起立性低血圧の症状

kiritusei-teiketuatu-syoujyou

起立性低血圧症とは簡単に言うと、寝た状態や座った状態から立ち上がった時に血圧が低下して脳の血液量の減少が発生し、めまいやふらつきが発生したり耳鳴りや後頭部や首筋の圧迫感を覚えるような症状になります。

「低血圧だから寝起きに弱い」という言葉がありますが、多くの低血圧の方はこの症状に悩んでいる人と言われています。

よく周りの人から「やる気が無い」とか「気合が足りない」という言われ方をしますが、精神論で片づけられる問題ではないのです。

これは20~30代の女性にも多く見られて、年齢とともに増加していき後期高齢者においては10%の方がこの症状に苦しめられていると言われています

ご参考)起立性低血圧:原因は?診断は?対処法や治療は?

原因について

kiritusei-teiketuatu-genin

なぜ起立性低血圧の症状が起きるのかというと、まずは何と言っても低血圧が原因となっています。

血圧が低下して脳の血液量が減少することでこの症状が出るので、慢性的に低血圧の人は気を付けたほうがいいでしょう。

次に考えられるのが自律神経の機能障害が起こり血管がうまく収縮と拡張ができなくなって脳に血液を送り出すことが困難になっていることでしょう。

脳に送られる血液の量が不足するとめまいや立ちくらみといった症状が出やすくなります。

検査と診断方法について

bisyoukekkan-kyousinsyou-kensa

立ちくらみやめまいがひどい方は起立性低血圧の可能性があるため検査を行いたいと思う人も多いでしょうが、そもそもどのように検査を行うのかがあまり想像できないのではないでしょうか?

それでは具体的な検査と診断方法について記載していきます。

まず必ず行うのが問診です。

これはどのような症状が出ているのかを確認することは必ず必要なことなのであらゆる病気で行うことです。

具体的にどのタイミングでめまいや立ちくらみが起こっているのか、時間帯はいつなのか、体調は悪いのか、家族にも同じ症状で悩まされている人はいるのか、頻度はどれくらいか、他の症状はあるのかなどを聞かれるでしょう。

次に症状が出ているのかを確認するために起立試験を行います。

具体的には寝ている姿勢である程度時間をおいてから脈拍と血圧を測定して、そこから患者を立たせて同じように時間経過をさせた後に脈拍と血圧を測定することになるでしょう。

もし起立性低血圧でないならば、測定結果に差異は生じないようです。

どの科に行けばいいかを迷った場合はとりあえず内科を受診するようにしてください。

可能なら神経内科がいいでしょう。

治療について

kiritusei-teiketuatu-tiryou

起立性低血圧は頻度が少なければ気にしすぎる必要はないということで治療を行う必要性が無いのですが、あまりにもめまいや立ちくらみといった症状が頻繁に起こるなら治療を行う必要があるでしょう。

この治療を行う時に大切なことは原因が何かを特定することです。

生活習慣が不規則なものとなっているため自律神経が乱れているのか、低血圧の原因は遺伝やそもそもの体質なのかいろんな側面から原因を特定して、生活習慣が問題であると分かったなら軽めの運動療法を取り入れたりすることになります。

仮に生活習慣改善で効果が無かったり、日常生活に支障が出るレベルの重症であったなら薬物療法を行うことになるでしょう。

血液量を増やすためにフルドロコルチゾン等の塩分を保持するホルモンを服用したり、血圧の低下を防ぐためにミドドリンとフルドロコルチゾンなどの細動脈を収縮させて血流への抵抗を強める薬を使います。

リハビリについて

rokkansinkeitu-taisaku

起立性低血圧の対策として運動療法があるように、最善策として何らかの運動が用いられることがあります。

特に高齢者の場合は体を動かしてリハビリを行うことで自律神経を整えて血圧を保つことが有効な手段であると言われているので、様々な場所で治療法として用いられています。

しかし、リハビリを行う際には勝手に思ったままに行わないで、必ず専門家と十分に相談して行うようにしてください。

誤ったリハビリはその行動中に起立性低血圧を引き起こす可能性があるからです。

リハビリを行いたいと思うなら、まずは病院に理学療法士や作業療法士のようなリハビリの専門家がいるかどうかを確認してください。

対処法について

gyakuryuseisyokudouen-nekata


Sponsored Link


実際に起立性低血圧の症状に苦しんでいる人向けに対処法について検討していきましょう。

まず朝起きる時にめまいや立ちくらみが多く起こるなら、寝ている状態からすぐに立ち上がるのを止めましょう

起きるときは立ち上がるのではなくて体勢を変えて座るようにして、一呼吸おいて心を落ち着けてから立ち上がるのがいいです。

また、低血圧気味の方は塩分を増やしたり水分補給の量を増やすようにしましょう。

それ以外にも自律神経の乱れが関係していることが多いので、健康的な食事や適度な運動、または早寝早起きを行うようにして生活習慣を健全なものとするようにしてください。

そうすれば自然と自律神経のバランスが整っていきます。

予防法について

kiritusei-teiketuatu-yobou

起立性低血圧の予防法は何といってもストレスや疲れを溜めないことでしょう。

特に過剰なストレスは自律神経に異常が発生する確率を引き上げるので、ストレスを溜め込まないように自分に合った発散方法を身に付けてください。

また、大切なことは起立性低血圧の症状が出はじめているということを自分で気が付くことです。

めまいや立ちくらみといった症状が目立ち始めたらそれは自分の体にストレスや疲れがたまっているサインと捉えて、休暇をとったりリラックスする手法を講じるようにしましょう。

思い切って鍼灸や整体院などの中で、自律神経を整える施術を行っている施設を利用するのもいいですよ。

起立性低血圧と糖尿病の関係

kiritusei-teiketuatu-tounyoubyou

起立性低血圧と糖尿病と聞くと一見何の関係も無く見えますが、これらには密接な関係があります。

どういうことかというと糖尿病患者は血液がドロドロになっているので、体中に栄養をうまく運ぶことができなくなり、自律神経が正常に働けなくなってしまってしまいます

その結果、機能障害が発生し、血管がうまく収縮できなくなって脳に血液を送り出すことが困難になってしまうのです。

こういったことから、糖尿病患者は起立性低血圧になりやすくなるということです。

実際に起立性低血圧は,糖尿病における神経障害のうちの自律神経障害の一つとされていて、よく併発してしまう症状となっています。

ご参考にまでですが、ビタミンB群は神経の働きを正常に保つ働きを持っています。

不足すると自律神経のバランスが崩れやすくなります。

 

低血圧につきまして、次のページも参考にしてください。

低血圧の人の運動は危険?運動後低血圧とは?改善法は?
低血圧の対策【食べ物・食事法・サプリメント・塩など】
低血圧の症状と原因【眠気・めまい・吐き気・頭痛・肩こり】
低血圧で朝や昼間に眠気やだるさを感じる原因は?改善法は?
低血圧の症状と原因・食事などの対策は?運動の効果は?

 

子どもに起こりやすい起立性調節障害とは?

起立性調節障害とは自律神経失調症の一種でドイツ語で「Orthostatic Dysregulation」と呼ばれていることから、ネット上でもしばしば「OD」という表され方をします。

発症する人として多いのが10~16歳なので小学生や中学生の子供たちが苦しめられている自律神経失調症になります。

この自律神経失調症の症状は概日リズムが5時間程度うしろにずれるというもので、朝に非常に弱くなります。

午前中はとにかく交感神経活動が活性化しないので、午前中の活動力がとにかくわかないのです。

代わりに、5時間もずれているため夜はひたすら活動的になります。

具体的な症状としては、朝起きられないで夜が活発になるほか、全身の倦怠感・食欲不振・立ちくらみ・頭痛・動悸・集中力欠如・イライラ等の症状も出てきます。

人によっては起立したときに急激な血圧低下が発生して、立ちくらみではなく失神にまで至ってしまうことがあるようです。

 

頭痛における右後頭部の鈍痛は大丈夫?

虫歯の痛みや頭痛の緩和法は?治療は神経を抜く?予防法は?

動悸や息苦しい症状の原因はストレス?

 

起立性低血圧症につきましては次のサイトも参考にしてみて下さい。

株式会社日本医事新報社 起立性低血圧症[私の治療]

 

最後に

以上、いかがだったでしょうか?

本記事では起立性低血圧の症状・原因・検査・診断・治療・予防についてお伝えしてまいりました。

悩まされている人はたくさんいる厄介な症状ですが、生活習慣の改善で治ることも多いので、もし生活リズムが不規則であったり食生活が乱れているならそこから改善してみるのがよさそうですね。

また、皆さんが間違いなく一度は聞いたことがある自律神経の乱れですが、この起立性低血圧に直接関係していることも分かりましたね。

本記事が起立性低血圧に対しての参考として皆様のお役に立てるものになれば幸いに思います。


Sponsored Link


LEAVE A REPLY

*
*
* (公開されません)

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)