甲状腺機能低下症で妊娠できるのか?妊娠中に発症の影響は?

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甲状腺機能低下症で妊娠できるのか?妊娠中に発症の影響は?

妊娠前や妊娠中の甲状腺機能低下症の影響

様々な症状を引き起こす甲状腺機能低下症、これは妊娠にも影響が出る危険性のあるやっかいな病気なのです。

それなのに医者でも発見できずに見逃してしまうこともあるほどわかり難い病気でもあります。

本記事ではこの甲状腺機能低下症が妊娠にもたらす影響について深く掘り下げていきたいと思います。


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甲状腺機能低下症で妊娠できるのか?

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まず、皆さんが一番気にしているところから記載していきます。

それはずばり甲状腺機能低下症が発症してしまった方が妊娠できるのかどうかです。

結論から申しますと甲状腺機能低下症になってしまっている方は妊娠がし難くなっていると言われております。

これは黄体機能低下と排卵が起こらないといった状態を甲状腺機能低下症が引き起こすためです。

ですが、甲状腺機能低下症による甲状腺ホルモン異常は薬によって抑制することが可能であるため、安定することにより妊娠しやすい体に戻すことも可能になります。

ここで気を付けてほしいのは妊娠中の治療においては必ず医師が指示した薬を飲むようにすることです。

誤った治療により甲状腺機能低下症がまた発症すると流産を起こす危険性があるためです。

妊娠中に甲状腺機能低下症になった場合の母体への影響

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次に妊娠中に甲状腺機能低下症と判断されてしまった場合、どのような症状を母体にもたらすのかを調べていきます。

もし妊娠中に甲状腺機能低下症と判断されてしまった場合、甲状腺ホルモンの服用は必要になります。

妊娠中でも甲状腺機能低下症に対する薬を飲む必要があるのです。

甲状腺機能低下症の方は早産や最悪の場合の流産の確率が高まると言われており、妊娠中にかかってしまっている時こそ本格的な治療を行う必要があります

基本的な治療方法としては甲状腺ホルモンを補充が行われますが、医師の指示にしっかり従うことが大切になります。

ダウン症など胎児の障害への影響

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甲状腺機能低下症になってしまった場合、流産や早産といった悪影響が出やすいとお伝え致しました。

それとは別に胎児に対する影響はどのようなものがあるのかを調べていきます。

驚くべきことですが、甲状腺ホルモンの低下は胎児のIQが低くなるといった事例をイギリスの医学雑誌で、とある医学研究チームが発表しております。

そのことから、昨今の医学業界では母親の甲状腺ホルモンの低下と胎児の精神・知能・神経等の発達の間には関係性があると考えられ始めております。

しかしこのIQの低下に対して甲状腺ホルモン補充の時期に違いがあるだけで明確な差はないという報告もあるため、まだ定まった評価はありません。

基本的に妊娠初期は胎児の甲状腺はほとんどない状態にもかかわらず胎児の脳には甲状腺ホルモンが存在すると言われているため、少なからず精神・知能・神経等の発達に関係していると考えることができると思います。

チラージンの服用について

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甲状腺機能低下症に発症した場合、甲状腺ホルモンの分泌促進にチラージンを処方されて服用している方も多くいると思います。


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では妊娠中にこのチラージンを服用し続けていいのかを検証していきます。

結論から申し上げますと、必ず服用し続けるべきとされています。

服用をやめることは絶対にしてはいけないと言われています。

妊娠中は薬を飲まないほうがいいといわれているため、その考えにのっとってこのチラージンを飲まないという人が出るかもしれませんがそれは間違いのようです。

甲状腺ホルモンが足りないという状態は前述したとおり胎児に悪影響をもたらすことに繋がるため、服用は続けることが大切とされています。

人によっては薬の量が増えることもあると思いますが、医師の指示に従いましょう。

ヨードの摂取について

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妊娠中の過度なヨードの摂取は危険です!

これだけですと何が言いたいのかわからないかと思いますので、順を追って解説していきます。

甲状腺機能低下症というのは先天的に甲状腺ホルモンが足りない人や自己免疫異常によって引き起こされる症状でもありますが、それ以外にも過度なヨードの摂取でも引き起こされる危険性があるためです。

このヨードが含まれるのが、わかめや昆布などの海藻類、イソジンなどのうがい薬などです。

海藻類を普通に食べる分には何の問題もないのですが、毎日大量に摂取したりサプリメントで海藻エキス系の物を大量に摂取している人は甲状腺機能低下症になってしまうことがあります。

同様にイソジンなどで日に何度もうがいをすると、こちらも甲状腺機能低下症になってしまうことがあるようです。

妊娠時における甲状腺機能低下症の治療法は?

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甲状腺機能低下症に対する治療は甲状腺ホルモンを服用することによって甲状腺ホルモン濃度を正常にすることにあります。

この治療は「甲状腺機能低下症での妊娠中のチラージンの服用について」の項目でも記載したとおり妊娠中でも必ず続ける必要があるとされています。

服用するように渡されるチラージンは甲状腺で作られるホルモンと同じものであるため、子供に悪影響を及ぼすことはありません。

医師からも話があると思いますが、前述したとおり「薬は胎児によくない」という認識の下でこの薬の服用を止めることだけはしないというのが一般的な考え方になります。

 

妊娠中の甲状腺疾患につきまして、次のサイトを参考にしてみて下さい。

MSDマニュアル 家庭版 妊娠中の甲状腺疾患

 

最後に

以上、いかがだったでしょうか?

今回は「甲状腺機能低下症で妊娠できるのか?妊娠中に発症の影響は?」と題して妊娠に対する影響、妊娠中での影響、または薬の服用に関することを記載してきました。

甲状腺ホルモンの不足が胎児や母体に悪影響を及ぼす可能性が高まる一方で、薬の服用で対応できるということを分かっていただけたと思います。

甲状腺機能低下症は不妊の原因の一つと言われておりますが、発見の難しい病気とも言われております。

そのため不妊症であると考えている方がいるなら、血液検査をすることで甲状腺機能低下症になっていないかをチェックすることも大切なことだと思います。

今回の記事で甲状腺機能低下症が妊娠に影響を及ぼしやすいけれども、妊娠中でも薬の服用で甲状腺ホルモンを正常値に戻せることがわかっていただけたら幸いに思います。


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