乳癌の症状は?ステージや原因・治療・生存率・精密検査など

乳癌の症状は?ステージや原因・治療・生存率・精密検査など

乳がんの症状やステージ・原因・治療について

乳癌は発症する確率が高い癌です。この乳癌の症状はどのようなものがあるのか、ステージはどのように分けられているのか、原因治療方法生存率はどうなっているのでしょうか。

今回は乳癌の症状はどのようなものがあるのか、ステージや原因・治療・生存率・精密検査の方法について詳しくお伝えします。


Sponsored Link


 

1.乳癌の症状

nyuugannosyoujyou

 

乳癌の症状は初期では、しこり・乳房の皮膚の変化・乳頭や周辺部の熱を持った痛みやかゆみ・脇の下のしこりといったものとなります。このしこりが原因で乳房のチクチクとした痛みやしこりによる違和感が発生します。ただし、乳房による痛みは乳癌ではなく膿が溜まる乳腺炎の可能性もあります

 

もし末期まで進んでしまったら骨転移や脳転移が発生します。

 

また、乳癌の検診において再検査となるのは良悪の区別のつかない石灰化したしこりであり、それ以外の石灰化したしこりは注意する必要はありません。

 

乳腺では石灰化が起こることがありますが、悪性のケースは稀でほとんどが良性(癌とは無関係)といわれています。

 

2.乳癌のステージについて

nyuugan-stage

 

癌の進行状況はステージによって分けられており、乳癌ではこれをリンパ節への転移・遠隔転移・しこりの大きさで判断します。

 

ステージの分け方は0期からⅣ期までで、0期は発生した乳腺の中に乳癌がとどまっている状態であり始まったばかりの癌です。Ⅰ期はしこりの大きさが2cm以下でリンパ節への転移はありません。

 

Ⅱ期ではリンパ節への転移としこりの5cm以下までの拡大があります。Ⅲ期では胸骨の内側のリンパ節や鎖骨の上下にあるリンパ節、わきの下のリンパ節の転移が発生します。

 

Ⅳ期が一番末期の状態で遠隔に転移が発生し場所は骨・肺・肝臓・脳などとなります。

 

3.乳癌の原因

nyuugan-genin

 

乳癌とは乳腺にできる悪性の腫瘍です。これができる原因は様々なものが考えられておりますが、女性ホルモンのエストロゲンが過剰に分泌されることで発生確率が上昇すると言われております。

 

そのエストロゲンの分泌が過剰となる原因として肥満により脂肪細胞が増えてしまいエストロゲンレベルが上昇することが考えられます。

 

次に出産経験が無い方は、プロゲステロンが減少してエストロゲンに乳腺がさらされる期間が長くなるため癌のリスクが高まると言われております。

 

最後に授乳経験のない女性は授乳経験のある女性より乳癌のリスクが増加すると言われております。

 

4.乳癌の治療

nyuugan-tiryou

 

乳癌の治療方法は薬物療法・放射線療法・外科療法があります。

 

まず薬物療法についてご説明します。この薬物療法で用いる薬はホルモン療法・化学療法・分子標的療法の3種類があり、それぞれ副作用が異なります。

 

また、副作用は人によってあらわれかたが異なるため、薬物療法を行う場合には治療効果と副作用、並びに副作用の対策方法について医師に確認を行ってください。

 

放射線療法とは、がん細胞を死滅させる効果がある放射線を用いて行う治療です。乳がんでは外科手術を行って癌を切除した後に再発予防としてその切断した部分の周りに照射を行います。それ以外でも転移した病巣による症状を和らげるために用いることがあります。ただしこの治療にも副作用があるため、注意してください。

 

最後に外科手術についてですが、乳がん治療の基本と言われているもので、ステージⅠ期~Ⅲ期の乳がんでは高確率で行うものとなっております。

 

 

5.乳癌の手術

sinkinkousoku-tiryouhou

 

乳癌の治療方法で最も基本とされていた外科手術ですが、最近の治療法においては考え方も変わってきており、昔と違って手術が最重要でそれ以外はおまけという考えではなくなりました。

 

その理由としては医療技術の進歩によって手術以外の治療法の効果が高まっていることと、手術で必要以上に切除を行ったとしても治療成績が上がらないことが判明したためです。それにより、薬物療法や放射線療法の特徴を最大限生かしつつ手術を行うという方向に進みつつあります。

 

6.乳癌の生存率

がんの種類 ステージ 5年実測生存率(%) 5年相対生存率(%)
乳がん 100 100
95.7 98.8
90.9 93.8
69.7 72.1
32.2 33.3
86.2 89.0

※ 公益財団法人 がん研究振興財団「がんの統計’11」より


Sponsored Link


参考URL:http://www.gan-info.com/329.8.html

 

上記に記載しているのは乳癌による5年生存率となっております。これを見る限り他の癌よりも生存率が高くなっているため治療を行えば回復する確率の高い癌と言えるでしょう。

 

特に注目する点はステージⅡ期でも5年生存率が90%を超えているということです。乳癌は肝臓癌や膵臓癌などの発見しにくい癌とは違い、しこりとなって表れるため、ある程度発見のしやすい癌です

 

その発見のしやすさと生存率の高さからもし癌になったとしても多くの人が助かると言えるでしょう。

 

7.乳癌の精密検査

nyugan-seimitukensa

 

乳癌の精密検査は針生検が一般的と言われております。この針生検とは専用の針でしこりにさして細胞を摂取する検査です。もししこりの対象が非常に小さいと判断された場合にはこの方法では組織を取り出すのが難しいためマンモトーム生検を行うことになります。

 

マンモトーム生検とは局所麻酔をした状態で約4mmほどの小さな傷をつけて行いますが、縫合は行わず傷跡は1~2か月くらいでほとんど消えると言われております。

 

それ以外には傷跡が残る可能性も高い手術でしこりの一部か全部を摘出してから検査を行う方法がありますが、良性と判断されている場合には基本的に針生検を行いこの方法は行いません。

 

8.乳癌検診の内容と費用

nyugan-kensin

 

乳癌は年々増加傾向にある女性がかかる確率が一番高い癌であり、日本人女性の16に1人が生きているうちに発症すると言われております。

 

そのため、乳がんの検診に対する関心は年々高まっており積極的に検査を受ける方も増えております。

 

それでは乳癌の検査についてお伝えします。まず行われる検査は視触診・マンモグラフィ検査・超音波エコー検査です。

 

視触診は目視で乳房と触診でしこりやリンパの腫れが無いかを確認します。次にマンモグラフィ検査とは乳房専用のX線検査装置を用いてX線を照射にて検査を行います。次の超音波エコー検査とは乳房内部の様子を高い周波数の音波を用いて画像化して行う検査です。

 

では費用についてお伝えします。まず40歳以上の女性は自治体による検診が2年に一回実地されているので、それを利用すれば0円~3,000円前後で検診できます。それ以外の方は基本的に全額自己負担か一部自己負担となるため、全体で15,000円~20,000円となります。

 

9.乳癌の再発について

nyuugan-saihatu

 

乳癌以外でも癌は再発する可能性の伴う危険な病気です。もともと癌細胞は小さな細胞であるため体の中に残ってしまうことがよくあります。特に乳癌の場合は再発する可能性が他のがんよりも高いと言われていて、確率は5年以内が約20%で10年以内が約25%となっています。

 

また、再発する特徴として5年以内に70%の確率で発生し2~3年以内は特に注意が必要とされています。そのため治療が終わった後でも外来が続くことが多いのです。

 

それから、治療した癌の進行度合によって再発するリスクが変わるため、ある程度ステージが進んでいる方は特に注意が必要です。

 

癌に関しましては次のページも参考にしてください。

主治医が見つかる診療所 がんの早期発見&完全予防
癌の予防法【食べ物・食生活・運動・お茶・コーヒー・笑い?】
癌の症状【子宮体・リンパ・S字結腸・胆管・下咽頭・目】
大腸癌の症状やステージ・原因・検査・治療・転移など
癌の種類と原因及び死亡者数のランキングや生存率・珍しい癌
癌の症状【胃・大腸・肝臓・肺・口腔・甲状腺・子宮頸・顎】

 

乳癌の症状は?ステージや原因・治療・生存率・精密検査などまとめ

以上、いかがでしたか?

今回は乳癌の症状や進行状況、検査方法や費用について詳しくお伝えしてまいりました。

乳癌は発生率の高い癌であるため、少しでも怪しいと思った場合すぐに検査をすることが大切です。特に16人に1人というのはかなりの高確率と言えるので、自分はならないとは考えないで欲しいです。

生存率もステージⅡまでならかなり高いため、初期症状と思われる症状が出てきたら必ず検査をするようにしましょう。

今回のこの記事が乳癌についての参考として役立ちましたら幸いに思います。


Sponsored Link


LEAVE A REPLY

*
*
* (公開されません)

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)