ガングリオンの原因について!足の甲や手の甲・手首にできる?
手の甲や手首のガングリオンの原因はストレス?
手の甲や足の甲、または手首に原因はわからないけどぽっこりとした塊ができたらすごく心配しますよね?
実はそれ「ガングリオン」かもしれません。
名前をいわれてもよくわからない人には「なんかイカツイ名前」というイメージしかわかず、もしや重い病気かも?と勘違いされるこの「ガングリオン」。
本記事ではそんなガングリオンの治療法や対策を中心にお伝えします。
ガングリオンの原因はストレス?
ストレスは万病のもとであるといわれているため、ガングリオンの原因にもストレスが関係しているのでしょうか?
まずガングリオンそのものの明確な原因が解明されておりません。
一説によればストレスも原因となっていると言われております。
原因であるかははっきりとは言えませんでしたが、ストレスが悪影響を与える可能性はあります。
もともとストレスは感じすぎると体中の血行が悪くしていってしまいます。
そうすると体中の老廃物が正常に排出されない状態になってしまうため、ガングリオンの原因となる老廃物が溜まってしまうと考えられております。
逆にいうと、血液の流れが良ければガングリオンが治るということであり、ガングリオンができてしまったら軽い運動や半身浴が有効であるということです。
なぜガングリオンができる?
先に記載の通りガングリオンが発症する原因はいまだはっきりと解明されておりません。
ストレス意外にいくつか「これではないか?」という説があるため、そちらをご紹介しましょう。
①関節の動かしすぎ
②怪我やぶつけたりしたため
この2つの説です。
①の関節の動かしすぎというのは、手の関節をたくさん使うことにより靭帯のまわりが刺激をたくさん受け、関節液や滑液が大量に分泌されるようになって溜まってしまいガングリオンになるという説です。
②は痛みや衝撃から体を守るためにガングリオンが発症するという説です。
ガングリオンの症状
ガングリオンとは簡単に言うとしこりのことです。
このしこりは透明なゼリー状の物質が固まってできており、柔らかいものや硬いものがあります。
大きさもまちまちで小さいものは数ミリぐらいですが、大きいものはピンポン玉くらいのサイズになります。
ガングリオンは良性であり悪性のものではありません。
不快感が生じることはありますが多くの場合では痛みが生じることがありません。
稀に神経が圧迫されて痛みが生じることもありますが、この時は手術による除去を行うケースが多いです。
基本的には無症状であるのですが、神経のそばにできた場合には痛み・しびれ・運動麻痺などが起こることがあります。
とりあえずガングリオンは良性の腫瘍であるということをまず第一に覚えていただきたいです。
命にかかわることは全くありません。
放置されても治ることから「何かぽっこり膨らみがあったけど気が付いたら治ってた」ということもガングリオンではよくあることです。
しかし、いくら良性の腫瘍であったとしても神経の圧迫が生じて痛みやしびれがあったり、だんだんと肥大化していった場合は病院で診てもらったほうがよいので受診するようにしましょう。
ガングリオンのできる場所【足の甲や手の甲・手首にできる?】
ガングリオンのできる場所は手の関節のまわりです。
ほとんどのガングリオンがそこに集中してあらわれます。
もう少し詳細に記載すると手首の付け根や手の甲、指が良くできる箇所になっております。
それ以外では足首や膝、耳の裏や足の甲にもできる場合があります。
ガングリオンは手によくできるものではありますが、どこにでもできる可能性があるため足の裏にできてしまった人もいます。
自然治癒する?
ガングリオンは正確には関節を形成する骨と骨の間にある隙間に滑液が溜まってしまってできた腫れものとなります。
そんなガングリオンは概ね症状は出ないわけですが、その場合は経過観察が基本となり自然治癒を促されるでしょう。
自然になくなる場合もあれば、そのまま残り続けることもあるでしょう。
これだけ聞くと、放置されてしまう方もいますが、それがガングリオンであるのかどうかは見た目だけではわかりませんので、基本的に何物かわからない状態での放置はやめましょう。
リンパの炎症やガングリオンならまだましですが、それが悪性の軟部腫瘍だった場合は出来るだけ早く治療をする必要がありますので、しこりが発生したのなら一度診てもらうといいです。
自分でできるガングリオンのつぶし方?
ガングリオンは症状が出ないケースが多く、放置していることで自然消滅するため特に対策を講じない人も多いのですが、早く治せるなら治したいものではありますよね?
実際に手というものは顔以外に一番人によく見せる部分であるため、腫瘍があっては見せられないと感じる人も多いでしょう。
それではガングリオンを自分で解消するために良い方法を記載します。
それはつぶすのではなく体の血行をよくすることです。
「ガングリオンの原因はストレス?」の項目でも記載したとおり血液の流れが悪くなることで起こりやすくなると言われているなら、逆に血行をよくすればガングリオンは発生しないし治りやすくなるということです。
血行を良くするために、半身浴・軽い運動・マッサージを行うようにしましょう。
病院での治療法は?
ガングリオンが小さいうちは自分で解決するために血行促進を行うことも有効ですが、ピンポン玉サイズまで膨れてしまった場合は早急に対応したいですよね?
その場合は病院に行って何らかの手法をとることになります。
一般的な方法は注射針を刺して吸引し中の液体を抜くことです。
またガングリオンを押しつぶすという治療法もあるようですが、決して個人ではやらないようにしてください。
しかし繰り返しガングリオンが発生するか、痛みや運動障害が生じている場合には摘出手術を行います。
この摘出手術は合併症や再発が起こりやすいため必ず整形外科医を受診するようにしましょう。
予防法は?
ガングリオンの予防法は関節を使う頻度を下げることと血行をよくすることでしょう。
関節を使う頻度を下げるといのは現実的になかなか難しいでしょうから、血行促進のためにマッサージや有酸素運動が効果的です。
原因がはっきりしていないことがガングリオンの特徴でもあるため、はっきりとした予防策を講じるのがなかなか難しいことですが、常日頃健康に意識を向けて体を動かし体を労わることが何よりの予防法と言えるかと思います。
ガングリオンにつきましては、次のサイトも参考にしてみて下さい。
公益社団法人 日本整形外科学会 https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/ganglion.html
最後に
いかがだったでしょうか?
今回は「ガングリオンの原因は?なぜ足の甲や手の甲・手首にできる?」と題しまして、ガングリオンの症状や対策・治療法を調べてまいりました。
欧州で聖書ダコと呼ばれている「ガングリオン」は神経を圧迫して痛みやしびれを生じることもありますが、良性の腫瘍であり、放っておけば治るものであるということがわかりました。
たしかに発症するメカニズムが不明であるという点が何とも言い難い気持ち悪いものではありますが、「良性である」点と「放置してたら自然消滅する」点が私たちを安心させる要素にもなっていると思います。
ちなみにですが、かの有名なプロレスラー長州力さんが長期欠場した時があったのですが、その理由は右手首のガングリオン手術だったようです。
いくら良性であっても痛みを伴ったり肥大化して一般生活に支障が出る場合には病院に行くようにしてくださいね。
今回のこの記事がガングリオンに対しての参考になれば幸いに思います。
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