大腸癌の症状やステージ・原因・検査・治療・転移など

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大腸癌の症状やステージ・原因・検査・治療・転移など

大腸癌の症状および原因や治療などについて

現代日本で患者数が増加している大腸癌。今回は大腸癌にスポットを当てて、大腸癌の症状ステージ原因検査方法・治療方法・転移する場所について詳しく解説していきたいともいます。

大腸癌が増えてきた理由についても探っていきますので是非ともご覧ください!


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1.大腸癌の症状

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ここ30年間で患者が5倍に増えた大腸癌。食生活の欧米化や高齢化が増加の原因と言われておりますが、この大腸癌の症状とはどのようなものがあるのでしょうか?

 

大腸癌がどこにできるかによって症状も若干異なってきますが、多くの場合は次のような症状がでてきます。

 

・血便

・下血

・下痢と便秘

・お腹の張り

・腹痛

・腹部のしこり

・嘔吐

・体重減少

 

症状がさらに重くなり腫瘍が大きくなりすぎると腸閉塞になり激しい痛みや吐き気が生じます。

 

特徴はなんといっても治しやすいが見つかり難いということでしょう。初期段階では特有の症状がないため、非常にみつけにくいのですが、だいぶ症状が進行したステージ3においても約80%は治ると言われております。

 

2.大腸癌のステージ【病期】について

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一般的に癌はどれくらい進行しているのかをステージという言葉で表します。ステージは0→1→2→3→4と5段階に分かれており、ステージ0が最も安全でステージ4が最も進行していることを示しております。

 

このステージは進行度合いを示しておりますが、具体的に言うと「癌の大きさ」「リンパ節への転移の有無」「他の臓器への転移」によってステージの判定がなされています。

 

ステージ0は癌細胞が上皮細胞内にありリンパ節への転移はしていない状態です。

 

ステージ1は0より腫瘍が広がってはいますがまだ筋肉の層までしか進んでおらずリンパ節への転移もしておりません。

 

ステージ2は1よりさらに進行して筋肉の層を超えて広がっております。ここからはリンパ節への転移も始まります。

 

ステージ3では完全にリンパ節への転移が確認できるレベルになっております。

 

ステージ4では離れた他の臓器へと転移が確認される状況です。

 

これらを踏まえた上で、大腸癌においては「癌の大きさ」を「大腸の壁にどれだけ深く入り込んでいるか」と変えてステージ判定を行っていきます。

 

大腸癌の場合ステージ3までは生存率は高いのですが、ステージ4までいってしまうと一気に生存率は低下してしまいます。

 

3.大腸癌の原因

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大腸癌の大きな原因は「大腸癌の症状」にて記載した食生活の欧米化にあるといわれております。

 

食生活の欧米化が大腸癌の増加原因と言われる理由は、それにより肉や油などたんぱく質などの脂肪分が多い食事になってしまったからです。高カロリー食品や多すぎるたんぱく質は消化するのに時間がかかり、腸内における発癌に関与している肝汁酸の増加を促し、肝汁酸が腸に触れる時間を増加させてさらに発癌へのリスクを上昇させてしまうからです。

 

また、たばこや過度の飲酒、運動不足や肥満も大腸癌の原因と言われております。また大腸にポリープができやすい体質の人もいて、遺伝的要因もあるといわれております。

 

4.大腸がん検査方法と費用について

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「近年増えている癌なら検査しないと!」と思われた方も多いでしょうが、ここで気になるのはその方法と費用がどうなるかといことですよね?

 

まず大腸癌の検査はまず検便です。これは「便潜血検査」と言われており簡単に言えば便に血が混ざっているかを確認する検査です。これは大腸癌の可能性があるかを見るための大切な検査となります。この検査は自治体などから補助が出ることも多くあり、無料となることもたくさんあります。補助なしの場合はだいたい1,000〜2,000円になります。

 

ここで「陽性」反応が出た場合は精密検査である「大腸内視鏡検査」へ進みます。これはお尻から内視鏡と呼ばれるカメラを入れて大腸を直接検査する手法です。

 

この時の費用は「便潜血検査」で陽性反応がでているかどうかで変わってきます、陽性反応が出ている場合は保険が適用されるため3割負担の6,000〜9,000円になりますが、陽性反応が無いのに自主的に受けた場合は保険適用外となり約2~3万円の費用が掛かります。


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また最近話題に上がる大腸癌の「腫瘍マーカー」は、CEAあるいはCA19-9と呼ばれる腫瘍マーカーなどを検査します。CEAは5が正常値の上限で、CA19-9は37が正常値の上限となっております。ここで重要なことは定期的に腫瘍マーカーを確認して腫瘍マーカーの数値自体が下がっているかどうかです。もし上昇しているなら再発の危険性があります。

 

 

5.大腸癌の治療について

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大腸癌の主な治療方法は、放射線療法・外科手術・化学療法・内視鏡治療などがあります。どのような治療を行うかは患者の状態や癌の進行度合いによって変わってきます。それではステージによってどのような治療になるのかを簡単に記載していきましょう。

 

まずステージ0と1の場合は内視鏡治療が主になるでしょう。場合によってですが手術となるケースもあります。

 

ステージ2と3、またはステージ1でも粘膜下層に深く入り込んでいる時は手術治療が最初の選択肢になります。進行度合いによりますがリンパ節への転移も考えられるため、リンパ節も切り取ることがあります。

 

ステージ4では可能なら手術で無理なら放射線療法か抗がん剤を用いた化学療法になります。

 

6.大腸癌の転移について

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大腸癌の転移する確率は大腸のどこにできたかによって変わってきます。もし上行結腸や横行結腸にできてしまうと、肝臓や肺などに転移がしやすくなってしまうでしょう。

 

大腸癌による転移が多いのは肝臓への転移になっております。実際に大腸癌患者の約11%は肝臓への転移が見られるという数値があります。大腸は肝臓と隣接していることと大腸を出た静脈血が肝臓に最初に入るため転移が起こりやすいと言われております。

 

7.大腸癌の死亡率

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大腸癌における死亡率はステージによって大きく異なります。それは3年生存率や5年生存率のデータでもよくあらわれており、ステージ3まではだいたい7割以上が生存ステージ4まで進行した場合は生存率が一気に低下して2割を切るものとなっております。

 

そのため全体での生存率は約6割程度となっております。見つけにくい大腸癌ではありますが、なんとしてもステージ3の段階では発見できるよう努めたほうがいいでしょう。

 

8.大腸癌になる年齢について

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大腸癌は高齢者の方がかかる確率が高い癌で、60代以降でもっとも多くなる癌です。40代から増加する傾向にあるため、40代の方は年に1度は検診を受けるようにしましょう

 

高齢者の方がなりやすい癌であるため、日本で一気に大腸癌患者が増えたのは日本の高齢者社会が進んだためともいわれているのです。

 

またどんなに健康的にすごしている人であっても、癌は遺伝的になりやすい人もいるため注意が必要です。

 

その他の癌に関する内容につきましては次のページをご参照ください。

主治医が見つかる診療所 がんの早期発見&完全予防
癌の予防法【食べ物・食生活・運動・お茶・コーヒー・笑い?】
癌の症状【子宮体・リンパ・S字結腸・胆管・下咽頭・目】
癌の種類と原因及び死亡者数のランキングや生存率・珍しい癌
癌の症状【胃・大腸・肝臓・肺・口腔・甲状腺・子宮頸・顎】
乳癌の症状は?ステージや原因・治療・生存率・精密検査など

 

大腸癌の症状やステージ・原因・検査・治療・転移などまとめ

いかがだったでしょうか?

大腸癌は患者が増えている癌でもあるため非常に注目されている癌の一つでもあります。その原因に食生活の変化が上がっており、大腸癌を取り上げている書籍やテレビでは必ずといっていいほどに「肉中心の食事はやめましょう!」と注意喚起を行っております。

たしかにお肉は美味しいですし、我慢しろといわれても難しいものがあるかもしれませんが、肉食中心の方は、ここは己の健康のためと考えてある程度、我慢する必要があるかもしれません。

肉中心の食生活・たばこ・過度の飲酒・肥満・運動不足など心当たりがある人は気を付けましょう!


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