円形脱毛症に子供がなる原因は？病院で治療しても繰り返す？
子供が円形脱毛症になる原因と治療について
円形脱毛症は大人だけの症状ではないのです。
実は子供でもこの症状に悩まされていることがあります。
本記事ではその原因についてと、病院にて治療を行えば治るのかをお伝えしていきます。
病院で治療をしても、また繰り返すことがあるのは本当なのか？
それでは見ていきましょう。
子供の円形脱毛症の原因は？
円形脱毛症と聞くと大人がなるものと思われがちですが、小さな子供でも起こる時があります。
ここでこの症状に対しての原因についてお伝えしていきます。
まず第一に遺伝によるものが考えられるでしょう。
例えば親族が円形脱毛症になったことがあったり、アトピー性皮膚炎などのアレルギーを持っている場合にお子さんが円形脱毛症になる可能性が高まります。
その次に、リンパ球が異常に働いてしまう免疫異常が考えられます。
最後に大人もストレスによって円形脱毛症になりますが、感受性豊かな子供もストレスによって円形脱毛症になります。
ストレスは血行を悪くする作用があるためそれにより円形脱毛症になってしまうようです。
病院に行くべき？
円形脱毛症の患者は1/4が１５歳以下の子供であるため、子供でも気にかける必要のある症状となっております。
さらに子供がなってしまった場合、治り難いことが多く早めに病院に行くことが大切です。
まず円形脱毛症の病院は皮膚科になります。
病院では治療薬を処方してくれるため、症状の軽い単発型の場合は３カ月くらいの通院で完治するようです。
しかし、症状が重いのに適切な治療が施されないと毛根が完全になくなってしまい永久に髪の毛が生えないこともあるので、皮膚科以外にも脱毛の専門外来に診てもらいましょう。
治療について
円形脱毛症にはストレス・アトピーなどの遺伝・免疫異常などが原因としてあげられますが、治療を行う際にはまずこれらの原因を突き止めることから始まります。
まずストレスが原因である場合、そのストレスを感じている原因を取り除きリラックスできる環境を整えてあげることが大切になります。
次に遺伝が原因の場合、親の病気にどのようなものがあるのかを確認した後に対策を練る必要があります。
最後に免疫異常がある場合、専門の治療が必要となり血行促進薬などを使用して治療するケースがあります。
また、円形脱毛症には単発型・多発型・前頭脱毛型と３種類にわかれておりどの種類の円形脱毛症かで治療方法は変わってくるでしょう。
治るまでの期間は？
円形脱毛症は人によって環境が大きく異なるので、治療期間もかなり変わってきます。
日本皮膚科学会や日本毛髪科学協会の見解によると発症してからだいたい半年～1年で自然治癒するといわれておりますが、あくまで参考にする程度で考えた方が良いでしょう。
実際に国内最大級のQ&Aサイトなどを確認してみても、半年や1年程度で治ったという報告が多いのです。
もちろん、人によっては3カ月などの短い期間で治った人もいます。
まれにですが1年以上かかったという人もいるのです。
どちらかというと、長くて困ったという人よりも短く治ったという人の方が多かったです。
もちろん、放置でもその程度の期間で治りますが、より確実に治したいという人は通院したほうがいいでしょう。
そのほうがどのような状態なのかを知れますし、早く治る傾向があるようです。
子供の円形脱毛症は繰り返す？
円形脱毛症が繰り返し起こるケースがあります。
その繰り返しは多発型になってしまった人がある程度良くなったのに再度発症するというパターンが多いようです。
さらにこの多発型は完全治癒が難しく、１０年以上かかって治るというケースもあります。
また、治療ではなく現状維持の状態を継続する子供も多く、半数以上が現状維持となっていると言われております。
単発型でも多発型に移行するケースがあるため単発型だからといって油断せずに早めに治療を受けるようにしましょう。
シャンプーにも気をつけるべき？
円形脱毛症の治し方は大人であれ子供であれほぼ同じになります。
皮膚科にて内服薬や注射の治療を行うことにもなりますが、生活習慣を改善して育毛シャンプーや毛髪剤を使うこともあります。
ここで注意点として、毛髪剤などの刺激が強いものでは効果が薄いという説もあり、頭皮に優しいシャンプーを使ったほうが良いという説もあるということです。
ここは人によって意見がかなり分かれているところであり、説明するのは非常に難しいところがありますが、人によってシャンプーの合う・合わないがあるため、毛髪剤や育毛シャンプーで効果が全く見られない場合は、無添加の肌に優しいシャンプーを使うなどの使い分けをするようにしてください。
他の人に勧められたけど効果が無かったというケースが良くあるのが、育毛というカテゴリーであるため自分に合うものを見つけることが大切になります。
円形脱毛症を隠す方法
大人でも円形脱毛症があれば隠したくなるのに子供であれば余計に隠したくなるものです。
このようなことでいやがらせを受けるのは子供にとって本当にストレスになってしまい、円形脱毛症が悪化する原因となってしまうかもしれません。
そこで隠す方法をお伝えします。
まず一つ目は単発の円形脱毛症であるなら髪型で隠す方法です。
円形脱毛症を隠すために分け目を工夫しましょう。
次にヘアコンタクトやウイッグを使うことも考えられます。
最近では比較的安いウイッグも発売されているのでおすすめです。
ヘアコンタクトも円形脱毛症の形に合わせて簡単に貼り付けができるため一番おすすめできると思います。
最後にスプレーや増毛パウダーを使うといった方法もあります。
パウダーの場合、雨が降っても流れることはないため安心ですし、シャンプーで簡単に落とすことができます。
良い食べ物は？
円形脱毛と食事は無関係ではありません。
血行促進などの効果がある食べ物は脱毛にも効果があり食事を見直すことで改善した例も実際にあります。
逆に繰り返し円形脱毛が発症する場合は食べ物などの日常生活に原因が潜んでいる可能性もあります。
ではおすすめする食べ物はまずストレスに対する抵抗力を上げてくれるレバー・サケ・納豆・ピーナッツなどです。
次に抗ストレス作用があるカボチャ・ほうれん草・シュンギク・ブロッコリーもおすすめです。
また、脱毛予防にはピオチンが含まれるレバー・ピーナッツ・たまご・イワシなどが良いでしょう。
また、血行促進として生姜を食べることもお勧めします。
予防法は？
予防方法はいくつか考えられますがここではまとめて紹介していきたいと思います。
①頭皮を清潔な状態にして自分の肌に合ったシャンプーを使う
②食事をバランスよく食べて栄養物を食べる
③睡眠をしっかりとる
④適度な運動をする
まず①については、フケやかゆみといった症状がある頭皮は毛穴を皮脂で閉じてしまうようになり、育毛系の効果が半減します。
またそのシャンプーも肌に合わない洗浄力の強いものを日に何度も使うと頭皮の乾燥に繋がるため誤った洗髪方法は悪化の原因となります。
次に②の食事は前述したとおり食べ物によって予防から血行促進まで様々なものがあるので、ぜひ紹介した食べ物を意識しつつバランス良く摂取するようにしましょう。
栄養物の例としては良質なたんぱく質を多く含む大豆(豆腐や納豆)、タンパク質を分解するビタミンを多く含むかぼちゃ・ニンジン・ほうれん草、黒い髪の毛を育てるのに必要なカルシウムの吸収効率を上げるビタミンを含むアジ・イワシ・さんまなどの魚類、脱毛を抑える亜鉛を含む牡蠣やイワシ、血行をよくするニンニク・にら・玉ねぎなどがあります。
また、ジャンヌフードなどの皮脂が増えるものを控えるのもコツです。
では③についてですが、睡眠の時間が22時～2時の場合、毛母細胞が活性化しやすい時間帯であるため、髪の毛が新たに作られやすくなります。
また、睡眠不足はストレスに繋がりやすくなるため、円形脱毛症を気にしている方は要注意です。
最後に④の運動についてですが、運動不足は大人であれ子供であれよくないもの。
毛母細胞の働きが悪くなり新しい髪の毛が生えてきにくくなります。
そのため、適度な運動は必須と言えるでしょう。
円形脱毛症につきまして、次のページも参考にして下さい。
多発性円形脱毛症は自然治癒する？原因は？治療で完治する？
円形脱毛症の女性の原因は更年期？生え際が多い？治療法は？
円形脱毛症は薬では治らない？ アンテベートの副作用は？
子供の円形脱毛症につきましては、次のサイトも参考にしてみて下さい。
円形脱毛症.com 子どもの円形脱毛症
最後に
いかがでしたでしょうか。
今回は子供が円形脱毛症になる原因と治療についてそれぞれお伝えしていきました。
大人でも恥ずかしいと思ってしまう円形脱毛症は子供であっても恥ずかしいと感じやすいものです。
特に感受性の高い時期であるため大人よりもストレスの影響を受けやすく、悪化しやすい傾向にあります。
そのためにも、お子さんの抜け毛が増えたと思ったら予防対策を一つでも実行して事前に防ぐ努力を大人がしてあげることが大切になります。
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