低血圧で朝や昼間に眠気やだるさを感じる原因!改善法は?
低血圧による朝や昼間の眠気の改善法
低血圧による眠気は非常に厄介なもので朝以外に昼間でもすごく眠くなることがあります。
それ以外にもだるさや倦怠感もあり、症状をお持ちの方は可能な限り改善したいと思われることでしょう。
本記事では低血圧で朝や昼間に眠気やだるさを感じる原因について、および改善法とはどのようなものなのかをお伝えします。
低血圧による朝の眠気とだるさの原因は?
低血圧の症状に朝に全く起きれないとか異常に朝はだるいというものがあります。
まず考えられるのが昼間の眠気と一緒で血液を送る力が弱すぎて脳にまで血液が行かずに酸素が不足することで眠気がなかなか抜けないというものです。
そしてもう一つは自律神経が乱れていて副交感神経と交感神経の切り替えがうまくできていないことが考えられます。
この副交感神経と交感神経の切り替えとはどういうことかというと、人間は眠っている時は副交感神経が活発に働いていて起きている時は交感神経が働いている状態になります。
しかしながら睡眠リズムが乱れていたり自律神経が乱れているとこの切り替えがうまくいかずに朝起きたとしても副交感神経が優位になっている状態が続いてしまって、朝や午前中はボーッとしていたり、ふらふらしていることになるのです。
昼間に眠気を感じる原因は?
低血圧の症状に眠気というものがあります。
この眠気の症状は人によって出る時間帯が結構ばらばらなのですが、昼間に眠気が強く出る人もいます。
この原因として考えられるのが低血圧が原因で睡眠リズムが乱れてしまい、質の高い睡眠が全くできなくなってしまって軽い睡眠障害が起こっているということです。
睡眠障害が発生すると夜中に目覚めやすくなったり、深い睡眠が取れなくなってしまうので昼間や夕方でも眠気が襲ってきたりするのです。
こういう人の場合おそらく朝の寝起きも悪いケースが多いことが予想されます。
食後に眠気が出ることも?
低血圧の症状に眠気はつきものですが、これが食後に著しく出る例もあります。
普通の人でも食事をとってしまうと消化の活動のために血液が胃に集中してしまうので、脳が血液不足になりがちで、脳が酸欠になってどうしても眠くなってしまうのです。
これは万人に言えることなので、しょうがない部分もあるのですが、低血圧の人はもともと脳の血液不足がひどい状態なので、お昼過ぎの眠気が一般の人の倍になります。
人によっては倍以上かもしれません。
つまり、お昼にすごい眠気が襲う人はまず低血圧を疑った方が良いということになります。
しかし、もともと睡眠不足だった場合は低血圧などは一切関係なく食後の眠気がひどくなるので、低血圧症状以外にも睡眠不足には気を付けてくださいね。
眠気を改善するには?
低血圧による眠気はいろいろと豊富にありますが、眠気を改善するためには低血圧そのものを改善するのが一番になります。
まず無理なダイエットはしないようにしてください。
無理なダイエットは栄養不足になりがちで低血圧が悪化することがあります。
次はストレスを溜め込まないようにしてください。
強いストレスは自律神経が乱れてしまい血圧コントロールがうまくいかなくなって血圧が低下してしまうことがあります。
また、毎日続けられる筋トレやウォーキングもいいでしょう。
ある程度の筋力が無いと血液をしっかり送れなくなってしまいますので、一定量の筋力は必要なのです。
特に重要なのが下半身でここは重力によって血液が溜まりやすくなっているので必ず下半身にはある程度の筋力をつけてください。
今すぐどうにかしたいという人は、朝が辛すぎるならゆっくりと起き上がりストレッチを行ってください。
低血圧の人は急に立ち上がるとめまいを引き起こすことがあるので、ある程度ゆっくり動いたほうが良いです。
また、朝何も食べない人は朝ご飯を食べてください。
味噌汁だけでも構いません。
低血圧の人はある程度の水分と塩分をとった方がいいので味噌汁が最適です。
これらを行っても効果が無いならお風呂やシャワーで体を温めて血液の循環を良くしてください。
そうすれば間違いなく目が覚めます。
朝がつらい人は簡単に対策を記載しましたが、お昼や夕方に眠気が出る人はまず低血圧を治すことを心がけましょう。
眠気がないのにあくびが出ることも?
一般的なあくびは徹夜や夜更かしをして睡眠不足の状態になっている時に出てしまうものや、あまりにも退屈になってしまった時にでてしまうものですが、これは脳が刺激を与えて目を覚まそうとする働きの一つなのです。
しかし全く眠くないのにあくびが出ることがあります。
これは一般的に生あくびと呼ばれるもので、脳の酸素や血流または栄養不足で出るとされています。
この理由と低血圧が完全に一致していて、血液が流れてこないための酸素不足や栄養不足により低血圧の人は生あくびを連発する人が多いのです。
低血圧で頭痛が起こる原因は?
低血圧の人は頭痛に悩まされている人もいます。
低血圧に伴う頭痛の原因は諸説ありますが、いまだはっきりとしたことが証明できていないようで、原因不明となっているケースが多いのです。
一説によれば低血圧による脳の血液不足を補うために脳の血管を無理やり拡張するため、この時に頭痛が生じるというものがあります。
それ以外にも首から肩にかけての血の巡りが悪くなることで、老廃物が溜まってしまってさらに血液循環が悪くなり、あまりにも悪くなりすぎると痛みが生じるようになるという説もあります。
また、脳が酸素不足になってしまった場合、生あくびや眠気といった症状があらわれますが、この時に人によっては頭痛の症状が出るという説もあるのです。
その他の低血圧による症状は?
低血圧の症状は人によって出方が違うという点もありますが、非常に多岐にわたります。
頭痛・肩こり・めまい・立ちくらみ・貧血・動悸・息切れ・食欲不振・吐き気・疲れやすい・倦怠感・集中力低下・手足の冷えなど、眠気関係を抜いたとしてもこれだけあります。
基本的に血液の循環が悪くなっているため、体力が低下しやすくなり疲れが表面化しやすくなってしまいます。
とにかく体に栄養素を運んでいるのは血液なので、この部分が滞るとどうしてもいろいろと支障が出てしまうのです。
そのため、これらの何れかの症状に悩まされている人は、まず自分の血圧を測定して基準値と見比べてみてください。
そこで低血圧の兆候があったなら、日常生活の改善と食生活の改善に取り組んでいきましょう。
低血圧につきまして、次のページも参考にしてください。
起立性低血圧の症状・原因・検査・診断・治療・予防について
低血圧の人の運動は危険?運動後低血圧とは?改善法は?
低血圧の対策【食べ物・食事法・サプリメント・塩など】
低血圧の症状と原因【眠気・めまい・吐き気・頭痛・肩こり】
低血圧の症状と原因・食事などの対策は?運動の効果は?
低血圧と眠気につきましては、次のサイトも参考にしてみて下さい。
Medicalook 低血圧だと朝起きられない?寝坊との関係・対策方法を医師が解説
最後に
以上、いかがでしたでしょうか?
本記事では低血圧で朝や昼間に眠気やだるさを感じる原因について、および改善法とはどのようなものなのかをお伝えしました。
低血圧による眠気の症状はいろいろあるため、なかなか気が付かないことがありますが、間違いなく日常生活に支障が出ているため、症状がずっと続いているなら血圧を測定してみるのがいいでしょう。
そこで低血圧であると気が付いたら、日常生活改善や食生活改善を行って低血圧から脱出しましょう。
遺伝的に低血圧になりやすい人はどうしても出やすくなってしまうのですが、健康な体を作る以外に防ぐ方法はありません。
本記事が低血圧の参考として皆様のお役に立てるものになれば幸いに思います。
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