廃用症候群のリハビリ治療や予防法と症状!認知症の原因に?

本ページはプロモーションが含まれています
廃用症候群のリハビリ治療や予防法と症状!認知症の原因に?

廃用症候群とは?リハビリ治療と食事・介護時の注意点

廃用症候群に関してはあまり世に中に広がっていないのですが、これはなかなかにやっかいで、しっかりと治療リハビリおよび予防を行わないと、良からぬ症状に悩まされかねないことになります。

認知症原因にもなると言われておりますがそれは本当なのでしょうか?

本記事ではこの廃用症候群についてお伝えしたいと思います。


Sponsored Link


廃用症候群とは?原因は?

廃用症候群とは分かりやすく言うと、大きなけがをしたり病気になってしまったりして、長期間ベッドで安静にし過ぎたことで起きる様々な弊害を総合したものとなっております。

また、特定の器官を使わない状態が長く続くことも原因となってしまいます。

特に多いのがお年寄りの動けなくなってしまうような体になってしまった人達です。

彼らはもともと筋肉が少なく動きにくい状態なのに、そこから2週間も動かない状態になると下肢の筋肉が2割も萎縮してしまい、一気に動きにくくなると言われております。

1週間の寝たきり状態でも10~15%程度の筋力低下が起きると言われておりますので、とにかく動かさない期間が長くなってしまっている方は要注意の症候群だと思ってください。

この状態になると、体を自由に動かせなくなるので精神的にも鬱状態になってしまって、前向きに生きていく気力がなくなってしまい、一気に弱ってしまうことすらあるので注意が必要です。

リハビリ治療など対策について

この廃用症候群になってしまった場合の対策はほぼなってしまった本人にかかってきます。

というのも、過度な介護や介助をしてしまうとその人の活動する機会を奪ってしまうようになるので、リハビリの一環として身の回りの動作は自分でやってもらうようにしましょう。

歩ける機会があれば車いすを使わないように意識させることも大切です。

ただし、これらの日常的な動作だけでは筋力アップは難しいので、病院でリハビリテーションをしてもらいましょう

基本的に安静にする期間が長くて廃用症候群の傾向が出ているのなら病院側で、その患者にあったリハビリを考えてくれますので、医師と相談されるといいでしょう。

家の中でも寝たきり期間が長くて症状が出ている人はリハビリメニューを組んでもらうために介護士などに相談すると良いでしょう。

廃用症候群の方の食事について

廃用症候群の方は、体が思うように動かなくなることでメンタル的にもマイナスに捉える傾向が一気に強まります。

こうなるとうつ病になってしまうので、食欲減退などの症状も出るようになるでしょう。

食欲が減ってしまうと体を動かすエネルギーも低下してしまうので、きちんと食べられるような環境を整えることも大切なのです。

実際に廃用症候群になってしまった方は顎の力や喉の力、そして何かを飲み込む力が減ってしまうことで食事をすることもつらくなってしまうことがあります。

そのような場合は食べやすく工夫された高齢者向けの食事である咀嚼嚥下食を用意するといいでしょう。

これらの食事を家で用意するのは大変だと思いますので、高齢者向けの食事宅配サービスなどを利用して配送してもらうといいでしょう。

介護食も比較的簡単に頼めるようになりましたのでそれらを利用するようにされると良いでしょう。

廃用症候群の予防法について

高齢者が一度この廃用症候群になってしまうと、元の状態に戻すのは非常に困難です。

元から動かしにくかった体がさらに動かしにくくなるので、気力の低下が著しく早くなります。

特に、嚥下能力も低下してしまうのが痛恨で、食事も楽しくなくなってしまうと生きる気力が無くなる人は多いと言われております。

そうならないようにするためにも、最初からならないように予防するのがベストといえるでしょう。

予防の方法はシンプルで、寝たきりの状態にならないようにすることです。


Sponsored Link


例えば、足を骨折してしまった人でも、足を動かさずにできる運動をこまめに行って動く量を保ち続けるとか、気力が低下しないようにいろんな仲間と会う機会を逆に増やすというのもいいでしょう。

最もいい状態はケガや病気をしないことなのですが、それはなかなか難しいので、大きな病気や怪我をしてしまっても、体を動かして鍛えることは忘れないようにすることが大切です。

廃用症候群の症状について

ここまで原因や治療法、予防法などをお伝えしてきましたが、ここで症状に触れておきましょう。

具体的に体全体や器官の一部を動かさない状態が長く続くと、筋萎縮が発生して普通に動かせなくなってしまいますし、関節拘縮が発生して関節の動きが悪くなり可動域が狭くなります

それ以外にも骨萎縮が発生するので骨が極端に弱くなり、軽く転んだだけで骨折するような体になってしまうでしょう。

また、起立性低血圧が併発することも多く、立ち上がるとふらつくこともあるでしょうし、心機能低下によって心拍出量が低下するので低血圧になってしまいます。

また、血栓もできやすくなるので血の塊が詰まる確率も上がり、圧迫性末梢神経障害によってひどい時は神経が圧迫されてマヒ状態になってしまうこともあります。

胃から内容物が食道に逆流してしまう逆流性食道炎誤嚥性肺炎による唾液や食べ物が誤って肺に入る肺炎も発生することもあるので、そうなると食事も普通にできなくなってしまうでしょう。

廃用症候群が認知症の原因になることもある?

100%認知症になるというわけではありませんが、認知症になってしまう確率は高まると言われております。

認知症にもいくつか種類があるのですが、その大きな原因は生活にハリがなくなってしまって活動する気力がなくなり、あらゆることに無関心になることから始まっているようです。

つまり、自ら積極的に行動できない状態になると発症する確率が高いということになります。

この廃用症候群は重い状態になると、体を普通に動かすのが困難になるうつ状態になりやすくなるので、認知症になる確率が上がってしまうのです。

そのため、寝たきりの状態が長くなったのなら、すぐにリハビリをして気力のある日常に戻してあげることが大切です。

廃用症候群の方への介護の注意点

介護の注意点は体を動かす機会を奪わないことです。

先ほど記載したように、廃用症候群の方は体を動かすことが億劫になっているので、ちょっとした動作、それこそトイレに行くなどの動作も手伝ってもらいたいと思っているでしょう。

しかし、そこで可哀そうだと思って車いすまで運ぶなどのお手伝いをしてしまうと、せっかくの身体を動かす機会を奪ってしまうので、できる限り手伝うのは最低限にして下さい。

しかし、本人にやる気がないと自力で動かない状態になってしまうので、目標を定めて前向きな気持ちにさせるように支援することも大切です。

介護者に甘えて意欲を奪わないように、しっかりと目標設定を一緒にして下さい。

どうしてもここら辺のメンタル的なコントロールができない場合はリハビリのプロである作業療法士・医師・看護師などに相談して理解していただくお手伝いをしてもらいましょう

 

廃用症候群につきましては、次のサイトも参考にしてみて下さい。

Medical Note 廃用症候群

 

最後に

以上、いかがだったでしょうか?

本記事では廃用症候群についてお伝え致しました。

この廃用症候群はならないようにするためにも、まずはしっかりとケガと病気の予防をすることが必要になります。

突然の難病や事故は防ぐことは出来ないかもしれませんが、健康的な体を手に入れる努力をすることは日常生活において意識することで可能ですので、できる限り体に良い日常生活を送ってケガと病気をしにくい状態にしておきましょう。


Sponsored Link


LEAVE A REPLY

*
*
* (公開されません)

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)