イボは液体窒素療法で治らないのか!治療経過【期間・回数】は?
イボの液体窒素治療の費用!水ぶくれや血豆ができて痛いの?
イボだとはっきり認識できる大きさになってしまうとすごく気になるのですが、なかなか治らない傾向があるので治療しないで放置してしまう人もいます。
液体窒素療法を行う場合でも治るとか治らないとか、どちらの意見もあります。
治るケースでも治療経過やその期間および回数など分からないことが多いことでしょう。
本記事ではイボの液体窒素治療について調べていきたいと思います。
イボの液体窒素療法とは?スプレーを使う?
顔や体にイボができてしまうというのは意外にも多くの方が体験しているようです。
その中でも人目につかない場所だった場合は放置しているという人も多いでしょう。
逆に、人目につく場所にできてしまったらどうにかして除去する為の行動を開始することでしょう。
しかし、イボにもいろいろと種類があるのでその種類によって治療方法も違っているのです。
一般的には液体窒素を使うのが基本なのですが、液体窒素が有効になるのはウイルスが原因のイボだけで、老化や肌への刺激が原因となってできたイボには効果がありません。
このウイルス性のイボというのはヒトパーマウイルス(HPV)が皮膚や粘膜に感染することで発症するものであり、傷口から侵入して作り出されることが多いのです。
免疫力や肌のバリア機能が低下している大人や子供に頻繁にできます。
液体窒素を使う理由はイボができた部分を急激に冷やすことで皮ふ表面の異常組織を壊死させて、下から新しい皮膚を再生させることで皮膚の奥にいるウイルスを表面に押し上げることにありますので、治療は繰り返し何度か行うことになるのです。
なので、イボを医師に見せて液体窒素で治るのかどうかを判断してもらって使うのが基本となるでしょう。
やり方は病院によって異なり、マイナス196℃の超低温度の綿棒を患部に当てるとか、スプレー式で拭きかけるとか色々とあるようです。
イボは液体窒素療法では治らない場合もある?
痛い思いをしていながら全く効果が無いとなってしまったら間違いなく皆さん怒るでしょうが、ウイルス性のイボではなかった場合は液体窒素を使ってもほとんど治らないでしょう。
例えば脂漏性角化症のような老人性イボと呼ばれるものではウイルスが原因ではないので効果は薄いでしょうし、古い角質などが皮膚表面に溜まってできたスキンタッグもウイルス性のイボではないので効果は期待できません。
また、ウイルス性のイボだった場合でも、治療段階で水膨れやカサブタができるので、それをいじり続けてしまうとむしろ悪化することもあるので、治らなくなってしまうケースもあります。
ムズムズとした感覚があるのでイライラするのは分かりますが、状態が悪化して治りにくくなるので治療期間中は触らないようにしましょう。
また、イボが取れてすぐの皮膚は確実に弱くなっているので紫外線による色素沈着が発生する可能性もあります。
イボとは違いますが別の肌トラブルにつながる危険性もあるので直射日光には気を付ける必要があるのです。
治療経過は?
イボの治療経過は液体窒素をイボに当てる⇒水膨れがかさぶたになる⇒角質が少し黒くなり場合によっては血豆や水膨れが再度できる⇒水膨れや血豆がなくなってかさぶたはイボとともにはがれるといった形です。
基本的に最初の段階からかさぶたができるまでは5日程度で、血豆や水膨れが再度できるのはそこから2日程度経過した時で、そこから3日程度経過すれば水膨れや血豆がなくなってかさぶたはイボとともにはがれるいう形になるのです。
治療の間隔や回数・期間は?
これはイボの大きさや状態にもよります。
最初のうちは液体窒素を含ませた綿棒を患部に当てるのですが、この回数がイボの状態によってかなり変わってきます。
小さなものや皮膚の薄い部分ならだいたい2~3回で終わるので2週間程度で治療が終わるでしょう。
これが手のひらや足の裏のような皮膚が厚い場所になると15回程度必要になってしまうことがあるので半年程度かかってしまったりします。
治療間隔については1週間に1回が目安なので、回数が増えれば増えるほど治療期間も延びます。
液体窒素治療は痛い?そのレベルは?
この治療の最大の問題は、痛みが激しいということです。
もちろん、この痛みのレベルも人によって異なるようですが、皮膚を低温やけど状態に無理やりさせる療法なので、痛みが出るのはしょうがないものになっているようです。
その感じ方もかなり差があって、綿棒で当てられた瞬間に熱さや痛みを感じる人もいれば、徐々に痛みを感じてきて治療後に痛みを感じるという人もいます。
この痛みは非常に強く出る人もいるので、耐え切れずに止めてしまう人もいるようです。
何回か行う必要があるり、慣れていく人もいます。
痛みの強さについてよく聞かれるようですが、上記のように我慢できないほどの痛みを感じる人もいれば、そこまで感じない人もいるのでやってみないと分からないという感じかと思います。
治療で水ぶくれや血豆は必ずできる?
イボの治療は液体窒素を当てることで除去するという方法なので、必ずとは言い切れませんが水膨れやカサブタや血豆ができる可能性が高いです。
しかし、それは治療段階でできてしまうものなので、無理にいじるのはやめましょう。
治療を続けることでイボとともにカサブタなども剥がれ落ちていくようです。
イボの液体窒素治療の費用は?
イボの液体窒素治療は健康保険が適用されるので、1回1回はそこまで高くありません。
1回の目安として1000~2000円程度になると言われているので、仮に5回ほど通った場合は5000~10000円程度になります。
ただし、イボのできた場所や状態次第では10回以上通う必要がある場合もあるので、その場合は1回1000円だったとしても1万円以上かかってしまう計算になります。
子供にイボ!液体窒素治療中にプールに入っても良い?
そして、気になるのが治療中の行動制限です。
例えば骨折などの怪我を負っている場合は体育は参加できなくなってしまいますが、イボという体は動かせるけど、ウイルスを保持しているというケースだとどうなのでしょうか?
これは色々と調べてみましたがウイルス性のイボであったとしても、このウイルス自体の感染力はそこまで高くないので入っても問題ないという意見の方が多かったです。
それでも、感染力が全く無いというわけではありませんので、プールやお風呂に入る場合は絆創膏やテープを貼って入った方が良いという意見もありました。
気にしなくていいという言葉もあるわけですが、文部科学省ではプール禁止という規制を設けてはいないので、入ってはいけないものではないようです。
このように明確にこうすべきという見解がないので、学校に確認した方が良いかもしれません。
液体窒素でイボを取るメリット・デメリットは?
まず液体窒素療法のメリットはどこの皮膚科でも高確率で治療が可能ということ、そして治療費も3割負担で1回1000円~2000円くらいと安価になっていることです。
費用が気になっているという方にとってもかなり踏み切りやすい治療となっているのかと思います。
液体窒素療法のデメリットは上述のように液体窒素療法を実行した箇所に痛みが生じることがあり、それがしばらくヒリヒリとした感じが続くことがあることでしょう。
それ以外にも数回の治療が必要なので、その痛みとしばらく付き合う必要があるということです。
また、炎症後色素沈着とよばれるシミが発生することが多く、イボはとれてもシミが残ってしまう恐れがあります。
イボに関しましては次のページも参考にしてください。
首のイボの皮膚科での取り方や市販薬やクリームで自分で取る方法
イボの液体窒素治療につきましては、次のサイトも参考にしてみて下さい。
かすがい皮膚科 スタッフブログ ウイルス性イボと液体窒素治療について
最後に
以上、いかがだったでしょうか?
本記事ではイボの治療について調べて参りました。
基本的にウイルス性のイボでは液体窒素による治療で治るようですが、この治療はなかなかに痛みが伴うものとなるので、我慢するのがつらいという人も多いでしょう。
それ以外の治療法も、もちろん存在しますので、どうしても痛みがつらいという方は医師と相談されるといいでしょう。
液体窒素治療は一回で治るものではないので、何回か続ける必要があり、耐えられなくなる可能性があることを念頭におきましょう。
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