足裏のいぼの治療法や症状と原因!放置して自然治癒する?
痛い・かゆいなど足裏のいぼの症状!液体窒素では治らない?
足裏にいぼができてしまうと、どうしても摩擦等による刺激が発生するので、症状が重くなる前に早めの治療を行いたいと考えるものです。
この足裏のいぼは何が原因なのか、放置しても自然治癒は可能なのか、気になることでしょう。
本記事では足裏にできたいぼについて、タイトルに沿った内容をお伝えしていきたいと思います。
足裏のイボの治療法は?
足の裏のイボがウイルス性のイボだった場合は、液体窒素療法や薬を使うのが一般的です。
液体窒素療法は-196℃で液化した窒素を綿棒にしみこませて患部を何度も焼くというやり方です。
綿棒では細かい部分ができないと言うこともあるのでスプレー式の治療法も併用している病院が増えているようです。
ただし、何度か通う必要がありますし、痛みも相当なものなので、ある程度の覚悟が必要になります。
この治療法がいやで時間がかかってもいいから痛みが少ないものがいいという方は、薬を使った方法になるでしょう。
また、民間療法に聞こえるかもしれませんがダクトテープ(粘着力および粘着強度が高いテープ)を使ったやり方もちょっと話題になっているようです。
これはアメリカのワシントン州マディガン陸軍医療センターで研究結果として「ダクトテープ閉塞治療が液体窒素による従来の治療よりも効果的」というものを提出しているのです。
実際に日本の一部の病院でも実行しているようです。
これはダクトテープをちょうどいいサイズに切った後にメッシュテープなどで固定するというシンプルなものです。
レーザーや電気メスで焼き切る治療方法も?
今ではイボ治療も色々と進化したため、レーザーや電気メスを用いることも可能となりました。
まずレーザー治療について紹介いたしますが、これは炭酸ガスレーザーを用いたもので、レーザーをイボやホクロにあてることで内部にある水分に反応して熱エネルギーが発生し、蒸発する時に組織ごと切り取られるという方法であり、ほとんどのケースで1回や2回の治療で終わるようです。
即効性が高いのです。
照射自体の時間も少ないのでかなりの短い治療法となります。
また、イボに麻酔をして電気メスで焼きとるという方法もありますが、こちらも傷つけた箇所を縫合して2週間程度で抜糸することができるので、液体窒素療法よりは効率が良いと評判です。
ただし電気メスで焼くという方法は正常組織も焼いてしまいますしイボの芯が焼き切れないこともありますので再発する恐れがあるとのことです。
症状は痛い?かゆい?
足の裏にイボができてしまうと、歩きにくくなるので生活に大きな支障が出ます。
このイボにも種類があるので、種類によって症状も異なりますが、ウイルスが原因の尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)の一つである足底疣贅(そくていゆうぜい)になってしまった方はイボが皮膚にめり込んでいくので痛みが発生しやすくなります。
もともと、魚の目やタコなどに似たような症状もあるので足の裏のイボはなかなかに見分けがつかず分かりにくいのですが、後で説明する原因が他のものと、この足底疣贅は異なるので、対処法が違うのです。
原因について
そもそも、なぜ足の裏にイボができるのでしょうか。
その最大の理由は先ほど記載したようにウイルスにあります。
このウイルスは「ヒトパピローマウイルス」と呼ばれるもので顔や首そして体中のあちこちでイボができてしまう原因となるのです。
しかし、このウイルスは体の表面にくっついたところで効力は発揮されません。
イボとなるのは体に傷がついてその傷の中にこのウイルスが入り込んだ時です。
そのため、多いのがアスリートで足に負担がかかるようなスポーツを行っている人たちでしょう。
走るというのはあらゆる競技で必要になりますが、特に危険なのがサッカーやバスケット選手のように急な方向転換が必要なスポーツか長時間走る必要がある人たちです。
靴を履いていても足の裏がひたすらこすれるので傷がつく可能性が高く、そこからウイルスが入り込んでしまう可能性が十分にあります。
放置して自然治癒する?
足の裏のイボは歩く距離が長い方やアスリートの中には頻繁にできたりする方もいます。
もちろんそれは、魚の目やタコの可能性も高いですが、そのような硬い物質や固まりが高確率でできるのは事実だと思って受け止めてください。
基本的にウイルスが原因となっているこのイボは治療しなくても免疫力がきちんと働いている方ならば2年以内に6割の方が治ると言われているのです。
しかし、治らない人もいるのが事実なので、全く改善されそうに無いと感じたらすぐに病院に行って正しい処方をしてもらった方がいいでしょう。
結論として、自然に治る確率はそこそこ高いが治らないこともあるので、自分なりの治療をして全く改善の余地が見られないのならすぐに病院に行った方がいいと思われると良いでしょう。
予防法について
このイボを予防する方法はいくつかあります。
たとえば、靴を履く前に足を洗って消毒するようにするとか、足を酷使した後はウイルスを除去するために洗面器などにお湯を入れてお酢を30ml程度入れてしばらくつけることで殺菌するとか、お風呂で角質を落とすようにするとか、念入りに洗うようにするとか、免疫力を落とさないようにするために規則正しい生活をするといったものでしょうか。
基本的にこのウイルス性のイボは傷ができなければ発生することはありませんし、仮にこのウイルスが侵入したとしても、ある程度の免疫力があれば発症させること無く封じ込めることも可能なので、侵入率から考えると発症することの方が少ないとすら言われているのです。
イボは病院で診てもらうべき?
個人的には必ずしも病院で診てもらう必要は無いと思っております。
なぜなら、足の裏のイボや魚の目といったトラブルに対しての対処法というのは色々と民間療法がたくさん存在しているので、それらを色々と試してからでも問題ないだろうと考えているからです。
もちろん、歩くのが不自由になるレベルの障害が出ているのならすぐに刻皮膚科に診てもらうのが良いと思いますが、ちょっと気になる程度で支障が無いレベルなら、民間療法などを試して規則正しい生活をして免疫力を上げる方に舵を切ってもいいでしょう。
勿論、最初から病院に行くものOKです。
イボはうつる?
これがなかなかにやっかいな問題で、うつる可能性も一応はあると言えるでしょう。
何故このようにあやふやなのかというと、インフルエンザウイルスのように強力なウイルスというわけでは無いので、うつったら発症確定というものではないからです。
つまり、ウイルスが他の人にうつったとしてもその人の体が良好な状態ならば発症すること無く終わってしまう可能性の方が高いということです。
しかし、子供のように免疫力が低い場合は、一気に感染が広がることもあると言われているので、免疫力が弱めの方には注意した方がいいでしょう。
イボと魚の目の違い
既に記載したようにイボは元々の原因がウイルスにあります。
しかし、魚の目は靴擦れなどの刺激を頻繁に受けることで発生する角質層の問題です。
魚の目もひどくなると白い芯が魚の目のようにはっきりと見えるようになり角質層から表皮にめり込み、さらには奥の真皮へ到達することで神経を圧迫するようになるので痛みが出るのです。
ウイルス性のイボの場合は表面が粒上にボコボコしており、灰色や茶色に変色することも多いので、魚の目とは見た目も異なるのです。
血管の断端(だんたん)がよく見ると見えてくるとも言われております。
つまり、魚の目とイボはこのように原因が異なるので、魚の目の対処法をイボに行ったとしても効果が出ないと言うことです。
ウイルス性のイボなのでウイルスをどうにかしないと治りませんし、魚の目の場合は角質層の変化なのでウイルスに効果があるものを使っても効果がありません。
イボに関しましては次のページも参考にしてください。
イボは液体窒素療法で治らないのか!治療経過【期間・回数】は?
首のイボの皮膚科での取り方や市販薬やクリームで自分で取る方法
イボにつきましては、次のサイトも参考にしてみて下さい。
最後に
以上、いかがだったでしょうか?
本記事では足の裏のイボについて記載して参りました。
足裏のトラブルというのは頻度が高い上に、けっこう治らなかったりするので多くの方々がやっかいだと感じているものとなっております。
水虫・イボ・魚の目などは、良くなる症状ではありますが、ひどくなればなるほど治るまで時間がかかってしまうものなので、症状を見て「これは家の中の治療では無理」と判断したのなら、早急に病院で診てもらうようにして下さい。
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