梅毒の症状や感染経路など原因と予防法

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梅毒の症状や感染経路など原因と予防法

梅毒の症状の段階【初期~末期】と感染経路など原因や治療法

梅毒は初期段階の症状ではなかなか気が付かないことがあり、気が付いた時には進行していたりします。

そのため、感染する可能性のある方は皮膚に発生する諸症状やしこりバラ疹そしてかゆみなどの梅毒症状を知る必要があるのです。

本記事では梅毒になったらどのような症状が出るのかを中心に記載します。


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梅毒の症状

【第1期】

梅毒には段階があります。

その段階は第1期から第4期まであります

ここでは第1期の症状について解説します。

まず第1期は「早期梅毒」と呼ばれており、痛みという分かりやすいサインがないので気が付かない人が非常に多いです。

ただし、男性の場合は感染した皮膚にしこりができて5ミリ~20ミリほどの赤い腫れのようなものがでてきます

女性の場合は性器内にできることが多いのでこの段階では気が付かないでしょう。

また、足の付け根当たりのリンパが腫れることもあります。

ここで発生するしこりは2~3週間ほどでおさまり次の第2期へと移行するのです。

【第2期】

第2期になるといろいろな症状が出るようになるようです。

例えば、バラ疹のような非常に強く派手な症状が出る人もいます。

これはバラの花びらを散らしたようにあっちこっちに湿疹が出るという症状です。

その湿疹も1~2cmとかなり大きく背中・顔・首・胸・腹・手・足と様々な場所にばらばらに出てきます

ここまでくると何らかの病気であるということは明白になるでしょう。

痛みはありませんが確かな異常となって表れてきます。

このバラ疹が終わった後は梅毒性丘疹と呼ばれる小さくて白い湿疹が全身に出るようになり、扁平コンジローマ(肛門周囲の皮膚や外陰部にできる平べったい隆起として生じる皮膚病変)や梅毒性乾癬(皮膚の表面の角質がむけてボロボロ・カサカサした状態になる)といった症状も出るようになるでしょう。

人によっては円形脱毛症や口内炎、発熱や関節痛、倦怠感や食欲不振など様々な症状が出るので、確実に自分の体調がおかしいということに気が付けるようになるのです。

 

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【第3期】

第2期の大きな症状でも病院に行かないで放置し続けるとこの第3期の症状が出始めます。

この段階になると「晩期梅毒」と呼ばれる段階になり他人に移す確率は低くなるのですが、この段階で発生する症状はゴム腫(ごむしゅ)でしょう。

このゴム腫は「梅毒になると鼻が落ちる」という表現がされる症状で、鼻骨にゴム腫が発生して骨が陥没することが原因といわれております。

ゴム腫はゴムのような硬くて弾力性を持つ腫瘍のことですが、内臓の器官や筋肉、そして皮膚などのあらゆる器官に発生して組織破壊を起こすので非常に危険な段階ともいえるでしょう。

また、血管の炎症が発生して神経症状も出始めるのでかなり危険な段階であると多くの方々が指摘しております。

ただし、この第3期は感染してから3~10年という段階なので、現代においてはここまで放置することはほとんどないようです。

【第4期】

この段階は第4期と呼ばれておりますが、発症してから10年以上治療をしない段階であり、完治することも難しく、末期症状とも言われているようです。

ここまでくると大動脈瘤などの症状が出始めて脳へのダメージが発生することもあり日常生活を普通に送ることが不可能になるでしょう。

人によっては痴ほうや言語障害などの症状が出るようになり、死に至る可能性すらあるので、必ず第2期の段階で治療を受けるようにしなければなりません。


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通常の病気と同じく、発症してから放置し続けることで症状が悪化し続けるので、早めの治療が最も早期回復の役に立つのです。

梅毒の感染経路など原因は?

梅毒は性感染症の一種で、基本的には性的な接触による粘膜接触が原因となっております。

また、皮膚に小さな傷があった場合、血液を介して感染するケースもあるようですが、一般的には性的な接触が原因と言えるでしょう。

感染力が非常に強いので口の周辺をケガしている状態でキスを軽くした程度でうつってしまうことがあります

梅毒に発症したことでできる丘疹に触れる事で感染するというケースもありますので、発症者が気が付かないうちに他の人たちにうつしてしまっている可能性もあるようです。

コンドームでもある程度は防げるようですが、発症者の丘疹が原因で感染する可能性があるということですので、100%防ぐのは困難だと思った方が良いでしょう。

治療法について

江戸時代では不治の病であった梅毒も、抗生物質であるペニシリンが誕生したことで死亡確率が激減しました。

現代医療でも梅毒の治療はペニシリン系の薬を使うことですので、治療方法は大きく変わってはいません。

ただし、ちょっとの期間飲むだけで治るというものではなく、しばらく飲み続ける必要はあります。

特に気が付きにくい第1期の段階でも、薬剤投与を4週間程度は続ける必要があるのでしっかり指示された投与期間は守るようにしましょう。

初めて気が付いたという人も多い第2期になると長い人では8週間ほど薬を飲み続けることになるので、そこは医師の指示通りに服用しましょう。

仮に第3期にまで放置していた場合は完治しない可能性もあるようですが、12週間くらいで完治することもあるようです。

病気が進むとやはり治りも遅くなりますので、できればひょっとしたら感染しているかも?と思った第1期の段階で発見して治療を受けるようにしましょう。

梅毒はちゃんと治るの?

梅毒は早期発見して治療を開始できれば完治する確率が高い病気となりました。

しかし、完治したとしても梅毒トレポネーマに対抗する抗体が体内に残り続けるので、毎年の健康診断などで陽性を示すことがあり、完治していないのではないのかという誤解を受けてしまうケースもあるようです。

早期発見からしっかりと指定期間内において投薬治療を続けて、医師から完治したと言われればOKだと判断して良いでしょう。

ちなみに、完治してない状態で性行為をするとうつしてしまう可能性もありますので、注意しましょう。

また、アルコールは抗生物質の効果を下げてしまう可能性がありますので、梅毒治療中は禁酒することになると考えてください。

長い治療期間を禁酒するのが厳しいと感じる人もいるかもしれませんが、飲んでしまうことで治療が順調にいかずに治療期間が延びる可能性を考えれば、我慢することもできるのではないでしょうか?

予防法は?

梅毒を予防する方法は実にシンプルです。

とにかく性交渉によって感染が拡大していくので、コンドームを付けることと風俗通いなどはしないでパートナーは一人に限定してしまうことでしょう。

粘膜の直接的な接触から感染するので、接触そのものを減らしてしまえば感染する可能性は極めて低くなります。

このようなシンプルな予防法となります。

感染の心当たりが少しでもある人はすぐに医療機関で検査をしてください。

もし梅毒に感染していた場合はパートナーからもらっている可能性が高いので、パートナーにも診てもらうようすすめましょう。

 

梅毒につきましては、次のサイトも参考にしてみて下さい。

Medical Note 梅毒

 

最後に

以上、いかがだったでしょうか?

本記事では梅毒について記載しました。

梅毒は不治の病と言われておりましたが、ペニシリン系の薬のおかげで治せるようになり、現代医療では癌よりは、はるかにマシな病気という認識すらあります。

それでも、長期治療が必要になってしまうケースもありますので、怪しいと思った場合は早めに検査を受けましょう。

第1期で気が付かない場合でも、全身に発生するバラ疹で気が付けるのではないかと思います。

ここからさらに放置して第3期になってしまうと取り返しのつかない事態になりかねませんので、遅くても第2期での治療開始を考えましょう。


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