耳鳴りの原因と治療法!頭痛・めまいとの関係性は?
耳鳴りの原因と治療法や効果的なツボ!頭痛やめまいも伴う?
耳鳴りが気になって、色々なことに集中できなかったり、夜眠れなかったり。
本当に辛い症状です。
いったい何が原因なのでしょうか?
そしてどのような治療法があるのでしょうか?
その他、頭痛やめまいとの関係性や耳鳴りに効くツボについても記載したいと思います。
耳鳴りの原因について
耳鳴りの原因は不明とされています。
厳密に言えば「耳鳴り」ではない人でも、静かなところで耳に意識を向けると少なからず「キー」というような音は聞こえるものではあります。
音が気になって日常生活に支障をきてしている人は異常と考えられますが、中には音自体は普通の人と同じだけれども、意識が音に行き過ぎているが為に、気になっているという人もいます。
耳鳴りが引きおこされる原因は明確にされてはいないものの、次の3つが考えられています。
病気が潜んでいる
例えば脳梗塞の前兆といった重い病気やメニエール病(内耳のリンパの水が増えて耳のトラブルが引き起こる)、突発性難聴(ある日、突然耳が聞こえにくくなっていたり、つまる感じがしたりする)、外耳道炎、中耳炎、耳管炎症などによって耳鳴りが引き起こされているケースです。
筋肉の状態が悪くなっている
体のバランスが崩れ、歪みがあったりすると首や肩など体中の様々な筋肉に負担がかかるようなります。
すると部分的に筋肉の状態が悪くなります(=筋肉の働きが悪くなる)。
体中の様々な筋肉はお互いが連動して働いていますので、部分的な筋肉の状態の悪化は他の筋肉の状態も悪くします。
耳には聴神経というものが通っていますので聴神経が悪化して硬くなった筋肉の影響を受け、おかしなノイズを拾い、耳鳴りとして現れることが考えられます。
体が疲れている(=「筋肉に疲れが溜まっている)時の方が耳鳴りが気になるのはこの為だと考えられます。
自律神経の乱れ
自律神経が乱れると免疫力が落ち、耳の奥の内耳や中耳といったところで炎症が起きたり、栄養や酸素が十分に行き届かなくなったりします。
そのことで耳鳴りを感じるようになってしまうケースがあると考えられます。
自律神経が乱れる大きな原因にストレスがあります。
耳鳴りが気になっている方はそれなりのストレスがかかっている傾向があります。
ご参考サイト)横幕鍼灸院 めまい耳鳴り難聴の情報サイト 自律神経と耳鳴りの関係
自律神経については次のページをご参照下さい。
耳鳴りの治療法について
上記にも記載しましたが、耳鳴りの背景には何かしらの病気が潜んでいる場合がありますので、まずは耳鼻科を受診すると良いでしょう。
そして耳鳴りの背景に重い病気がある場合はその病気の専門機関を紹介してもらい、受診し治療を開始します。
その他メニエール病などの内耳疾患や難聴など重篤でない疾患がある場合は耳鼻咽喉科で可能な治療を行ないます。
そして耳鳴りの背景にある病気が改善されれば耳鳴りも改善されるケースが多いです。
しかしながら耳鳴りの原因はその人の考え方やストレス、生活習慣などの影響を受けている場合も多く、画一的な治療法があるわけではありません。
従いまして耳鼻咽喉科で治療を施してもなかなか改善が見られない場合もあります。
こういったことから、治療を受けるのと並行してご本人さん自身が生活習慣の中に問題がないかを振り返ってみて、改善できるところは直そうとする心がけが大切です。
主には食事、睡眠、運動、ストレスといった所を見直しましょう。
そして耳鳴り自体がストレスになっている場合もあり、TRT(耳鳴りの再訓練法)といった療法が用いられる場合もあります。
ストレスを受けると体に歪みが出たり、自律神経の働きに乱れが出たりして、そのことで耳鳴りが起こっていることも多々あります。
このような体のバランスの崩れや自律神経の乱れに関しては整体やカイロプラクティックといった施設などで施術を行なっている所があります。
こういった施設でも耳鳴りが改善されていますので、なかなか耳鳴りが改善されない人は通院可能なところにそのような施設がないかを探してみるのも1つです。
耳鳴りと頭痛・めまいとの関係性
偏頭痛で悩まされている人の中で耳鳴りを訴える人は少なくありません。
偏頭痛の原因としては頭部の血管の拡張があります。
血管が拡張されることで、周りの神経が刺激され偏頭痛に繋がるというものです。
そしてこの神経の刺激は聴神経にも影響が及ぶこともあり、その結果として耳鳴りも起こるということが考えられます。
またこの耳鳴りと偏頭痛の両方の症状が起こる原因として硬膜動静脈瘻(こうまくどうじょうみゃくろう)も考えられます。
脳は硬膜という膜に包まれていて硬膜の中には動脈と静脈が存在しています。
この動脈と静脈が何かしらの理由で繋がってしまう場合があります。
これを硬膜動静脈瘻と言います。
この病気になった場合に出やすい症状は耳鳴り、頭痛、視力障害などがあります。
従いまして、耳鳴りと同時に他の症状が発生する場合は万一のことを考え、早めに病院で診てもらいましょう。
その他めまいと耳鳴りはどちらも自律神経の乱れによって起こりやすい症状です。
自律神経が乱れると三半規管や耳石器といった位置情報をキャッチしている器官の働きが悪くなったりします。
そのことで、めまいが起きたりします。
自律神経はストレスによって乱れることが多いので、ストレスの排除を心掛けましょう。
自律神経に関することについては次のページもご参照下さい。
頭痛に効果のあるツボについては次のページをご参照下さい。
耳鳴りの具体的な症状について
耳鳴りの症状としては次のようなものがあります。
①「キーン」という高音、あるいは「ジー」というような低音、またはその両方が混ざったような音が聞こえる。
②「ボー」や「ブー」といったような低音が聞こえる。
③耳というより頭の中で音が鳴っているという感覚がある。
聞こえ方は人によってそれぞれです。
「キーン」というような音が一時的になりすぐに消えていく、こういった耳鳴りが1日に1~数回あるいは1ヶ月に数回起こるケースもあれば、音が聞こえている時といない時がある人、ずっと気になる人、何かに集中している時は気にならないが、ふと我に返ると気になり、寝る時は気になるという人もいます。
このように耳鳴りがあるが為に、何かに集中できなかったり、眠れなかったり、人の話している声が聞きづらかったりと、日常生活に支障をきたしてしいます。
すると耳鳴りがあることが精神的ストレスに繋がってしまったりします。
そうなると本当に辛いものとなってしまいます。
耳鳴りに利くツボ
耳鳴りに効果的なツボをいくつか挙げたいと思います。
ツボの押し方は主に親指を使います。
親指の腹をツボに押し当て、程よい刺激を感じるくらいの強さで押します。
押す時間は3~5秒、離している時間も3~5秒で数分繰り返します。
ただツボ押しは一時的に症状を緩和させるものであり、根本的な改善法ではないので、ツボ押しと並行して、根本的な治療も実施しましょう。
聴宮(ちょうきゅう)
耳の穴付近にあります。
口を開けた時にへこむ部分です。
最も耳鳴りに効果的なツボです。
中渚(ちゅうしょ)
手の甲の薬指と小指の付け根の間から、手首の方に少し下がった部分です。
翳風(えいふう)
画像出典:sandiegotown.com
耳たぶの裏側、聴宮のほぼ対角線状にあるツボです。
耳門(かんこつ)
聴宮ツボの指1本上に位置します。
太谿(たいけい)
画像出典:のっぽ整体
足の内側、くるぶしとアキレス腱の間にある、くぼみ部に位置するツボです。
耳鳴り外来・専門医について
辛い耳鳴りでお悩みの場合、背景に病気が潜んでいる可能性もありますので、まずは耳鼻科を受診すると良いでしょう。
最近では耳鳴りの専門医とも言える耳鳴りの専門外来を設けている病院もあるようです。
ご参考までに次のような耳鳴り専門外来の紹介サイトがあります。
耳鳴りにつきましては、次のサイトも参考にしてみて下さい。
最後に
耳鳴りの症状としては「キーン」や「ジー」「ボー」など人によって違いはありますが、何かしらの音がずっと、あるいは頻繁に、またはたまに聞こえるといったものです。
音のせいで物事に集中できなかったり、夜眠れなかったりと日常生活に影響が出る場合も多々あります。
耳鳴りの原因としてはその背景に病気が潜んでいる可能性もあるので、まずは耳鼻科を受診するのがお勧めです。
その他、体の歪みや自律神経の働きが乱れて起きる場合もあります。
耳鳴りの治療法としては画一的なものがなく、改善には生活習慣を見直すことも必要になります。
体の歪みや自律神経の働きが乱れが原因の場合は、整体院やカイロプラクティック院などの民間療法で施術を行なっている所もありますので、こういった施設を探してみるのも1つです。
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