ヘルペスの原因【口角や唇など顔・手指・陰部】はストレス?
顔・手・陰部などのヘルペスの原因について
口角などの顔や手、指または陰部に発症することがあるヘルペスですが、これは痛みやかゆみを伴うこともあるのでやっかいな感染症なのです。
原因にはストレスや疲れが挙げられていますが実際にどのようなものがあるのでしょうか?
本記事では様々な部位に発症するヘルペスの原因についてお伝えします。
口角や唇など顔のヘルペスの原因は?
ヘルペスはヘルペスウイルスが引き起こす「単純疱疹(たんじゅんほうしん):単純ヘルペスウイルスによるもの」や「帯状疱疹(たいじょうほうしん):水痘(すいとう)・帯状疱疹ウイルスによるもの」のことです。
このヘルペスが顔にできる場合は、唇・口角・鼻・目といったところに一部が赤くなったり小さな水ぶくれが出てきて、ほてりや軽い痒みまたは痛みなどの症状が出てきます。
これらの症状は医学的には単純ヘルペスウイルスが原因と言われています。
これは感染すると神経細胞の中に普段は隠れて存在し、疲れや風邪によって抵抗力が落ちるようになると症状が出てくるようになるのです。
そのため疲れが原因とも言えるわけです。
手や指にヘルペスができる原因は?
ヘルペスの症状が手や指に出ることもあります。
特に指のヘルペスは症状がつらいと感じる方が多いです。
注意が必要なのは指をしゃぶってしまう乳幼児です。
この行為はヘルペスが口から指へと感染を広げてしまいます。
さらに乳幼児は大人よりも免疫力が低いためどうしてもヘルペスに感染しやすいのです。
つまり患部に触れた手や指がそのまま感染して発症することが原因ということです。
そうならないためにも手洗いなどの洗浄はまめに行う必要がります。
陰部の場合の原因は?
陰部のヘルペスの原因は顔にできるウイルスと同じ単純ヘルペスウイルスによるものです。
顔にできるものは1型で陰部の場合は2型が多くなっています。
感染の原因で一番多いのは性器ヘルペスに感染している患者と性行為を行うことで感染してしまうことです。
それ以外にも自分自身が顔にヘルペスの症状が出ている状態で、顔に触れてしまった手で陰部に触れてしまうと感染してしまうパターンもあります。
陰部のヘルペスは感染してから2~14日ほどで赤いブツブツや水膨れといった症状が出てきます。
また強い痛みが伴うこともあるようです。
もともと感染力が非常に強いので、トイレの便座やタオルから感染することもあります。
そのため公衆浴場などでは要注意です。
子供のヘルペスの原因は?
子供の場合でもヘルペスの原因はヘルペスウイルスになります。
しかし子供の場合は場所を選ばずに発症することがあるので、顔や陰部といった場所以外でも子供ならヘルペスの症状が出ることを知っておく必要があるでしょう。
子供の場合特に多い発症例は口腔内です。
発症すると発症部位のリンパ節が腫れて痛みが発生し発熱や頭痛も引き起こすこともあります。
症状をうまく伝えられない幼児が発症した場合は水泡や腫れまたは口内炎といった症状があるのかを確認し、熱があるのかを診断して症状が重いなら病院に行って診察してもらいましょう。
指しゃぶりが癖の子供はウイルスが広がりやすくなってしまうので、指やその手が触れた場所でも腫れや水泡といった症状が出ることもあります。
仮にアトピー性皮膚炎がある場合は皮膚の防御能力が低下してしまっているので発症しやすくなってしまいます。
赤ちゃんの場合は?
赤ちゃんも子供と同じくヘルペスになることがあります。
原因は同じくヘルペスウイルスでそのウイルスが顔から別の場所に移って体の別の場所から症状が出ることもあるでしょう。
もともとヘルペスウイルスは発症する確率自体が低く、感染したとしても症状として出てくる確率は10%前後といわれています。
発症する場合は子供と同じく口の中が多いです。
また熱や痛みといった症状も出てくるので場合によっては食事が困難になることがあるでしょう。
そのため食事がとれないほどの症状が出ている場合は入院することもあるので、たかがヘルペスと思ってはいけません。
原因としてストレスが関係している?
様々な病気の原因になっているストレスですが、このヘルペスにも関わりがあります。
そもそも、ストレスを溜めすぎると自律神経が乱れたりホルモンバランスが崩れてしまい免疫力が低下してあらゆる病気にかかりやすくなってしまいます。
ヘルペスの場合、感染したとしても普段は症状は出てこないのですが、患者が弱っている状態になってしまうとヘルペスの症状が出てくるようになるので疲れとストレスが溜まりすぎてしまうと発症してしまうことがあるのです。
治し方について
口唇ヘルペスになった場合は病院で診察してもらった後に、内服薬を処方してもらうことになるので、それを服用することでウイルスの増殖を抑えて治療します。
場合によっては点滴や痛み止めの注射を行うこともあるでしょう。
基本的にヘルペスは再発率が高いので、治療も継続的に行うことがあります。
代表的な内服薬は即効性のある「バルトレックス」でしょう。
速く治療を行えば症状も軽くなり回復も早くなりますので発症したらすぐに病院に行って診察してもらいましょう。
性器ヘルペスの場合も同じで薬によってウイルスの増殖を抑制する治療が行われています。
ヘルペスが再発しない為の予防法
ヘルペスは再発率が高いため、予防をしっかりと行うことが大切になります。
具体的には免疫力低下を防ぐことが大切です。
必ず疲れが溜まったと感じたら休息をとったり気分転換するようにしてください。
ストレスも免疫力を下げてしまうので溜めすぎ注意となります。
ヘルペスは感染力が高いので自分以外にも周りの人に迷惑がかかります。
そのため日常生活改善や食生活改善を行って健康をキープできるようにしてください。
大切なのはとにかく免疫力の低下を防ぐことですので、夜更かしや飲みすぎも自重してくださいね。
ヘルペスにつきましては次のページも参考にして下さい。
ヘルペスの症状【唇・鼻・喉・口内・目・お腹】と治療法
口唇ヘルペスはうつる?早く治すには病院で治療?市販薬は?/a>
目のヘルペスは失明の危険がある?頭痛など症状や治し方は?/a>
ヘルペス脳炎の治療後の後遺症は性格変化?原因や診断法は?/a>
ヘルペスにつきましては、次のサイトも参考にしてみて下さい。
最後に
以上、いかがだったでしょうか?
本記事では様々な部位に発症するヘルペスの原因についてお伝えしました。
ヘルペスは大人のかかる病気というイメージが強いかもしれませんが、子供でも発症することがありますし、幼児の場合は食べることができなくなって入院にまで発展する危険性のある病気なのです。
そのため、親の方たちは子供にできた口内炎をたかが口内炎と思って放置しないで熱があるかどうかを確認して、食事が摂れる状態にあるのかも確認してください。
また、ヘルペスは再発しやすい病気であるため疲れやストレスが溜まる生活を繰り返している人は危険度が高くなってしまいます。
日常生活改善や食生活改善を意識して毎日を過ごしていきましょう。
本記事がヘルペスにおける参考として皆様のお役に立てるものになれば幸いに思います。
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