口唇ヘルペスはうつる?早く治すには病院で治療?市販薬は?
口唇ヘルペスはうつるのかと病院での治療
ヘルペスにはいくつか種類がありますが口唇ヘルペスはそのうちの1つになります。
このヘルペスがうつるのかどうか、病院での治療法はどのようなものか、市販薬はあるのか気になりますよね。
本記事では、口唇ヘルペスはうつるのかどうか、また早く治すには病院で治療する方がいいのか、市販薬はあるのかを中心にお伝え致します。
口唇ヘルペスはうつる?
このヘルペスの原因になるヘルペスウイルスは非常に感染力が高いので他の人にうつってしまうことがあるでしょう。
そのため患部にむやみに触れるのは避けねばなりません。
注意が必要なのは会社や学校の食堂で箸やフォーク、またはコップが共用である場合で、患者が触れてしまったそれらの物を良く洗わないで使うことで感染することもあるので、なかなか難しいかもしれませんが注意しなければなりません。
学校の場合は衛生管理がしっかりしているケースが多いのでそこまで拡散することはないでしょうが、会社によっては個人個人で共有しているコップやお皿を洗うことが多かったりもするので必ず洗剤でしっかり洗うようにしてくださいね。
早く治すには病院に行く?
放置していても治ることが多いので、症状が重くない人はヘルペスの症状が出たとしても病院に行かない人は多いかと思います。
確かにそれでも問題はないのですが、早く治したいなら病院に行くのが正解になります。
特に注意が必要なのは幼児が発症するケースで、乳幼児が口内でヘルペスが発症した場合、38度以上の高熱が発生して痛みも生じるようになって、普通に食事を食べられない状態になってしまうことがあります。
更に言うと、この病気は感染してしまう可能性が高いので保育園や幼稚園などは休ませる必要があるとも言われています。
治療法について
まずヘルペスは放置していても一定期間が過ぎれば治ります。
しかし早く治療を行いたい場合には病院に行ってウイルスの増殖を妨げる抗ウイルス薬を処方してもらいましょう。
ウイルスの増殖を抑えることができれば症状の悪化を防ぐことができるので結果的に早く治すことができます。
ここで渡される薬は飲み薬以外にもクリームや軟膏のような塗り薬の場合もあります。
市販薬について
たかがヘルペスで病院にかかる暇はないと感じている人も多いのではないでしょうか?
そこで出てくるのが市販薬です。
最近は薬局でもヘルペス用の薬を購入できるようになったので、市販で手に入れることができるようになりました。
しかしこの薬は第一類医薬品に該当するので、薬剤師がいる場合でないと買うことができません。
更にこのヘルペスに対する市販薬はすべて再発治療薬になっているので、初めて感染した人は対象外になってしまいます。
つまり、購入する時に薬剤師に再発なのかどうかをチェックされるということです。
具体的な薬としては「アクチビア」という抗ウイルス成分であるアシクロビルが配合されている軟膏があります。
これはヘルペスウイルスの増殖を抑える効果があるのでおすすめできるでしょう。
症状について
口唇ヘルペスに感染した場合、まず初期症状として口の周りの皮膚にチクチクやピリピリした違和感・不快感を感じるようになります。
この感覚が数日続いたのちに赤くなって腫れるようになり、水ぶくれが出てくるようになるでしょう。
またこの水ぶくれが出てくると痛みやほてりが生じることもあります。
やがて水ぶくれができてから10日~2週間ぐらいが経過するとこの症状が治まっていきます。
水ぶくれのサイズは人によって異なりますが、だいたい5mmほどの大きさになります。
しかし、初めて発症した人ほどある程度の大きさになりやすく何度も再発している人はサイズが小さくなっていく傾向にあるようです。
この水ぶくれの中にはウイルスが大量にいますので、触らないほうがいいでしょう。
原因について
口唇ヘルペスの原因は単純ヘルペスウイルス1型になっています。
このウイルスは実は日本人のほとんどが感染しているウイルスで70~80%の人が感染しているといわれています。
しかし普段は発症することが無いので症状に悩まされている方は人数的にそこまで多くはないのです。
発症する原因は感染している人の免疫力や体力が低下することで、感染している状態で弱ってしまうと発症してしまうのです。
そのため一度ヘルペスの症状が出た人は、免疫力が低下するたびに再発してしまうことがあるのです。
口唇ヘルペスに効く食べ物は?
再発した時に大切なことは水ぶくれができる前にヘルペスウイルスをどうにかしてしまうことが効果的です。
具体的におすすめなのが「リジン」という成分になります。
これは体内では作ることができない必須アミノ酸になるため摂取するしか方法がありません。
このリジンが含まれている食べ物は大豆・魚介類・肉類などに多くなっています。
もう少し掘り下げると湯葉・きな粉・小豆・豆腐・納豆・そば・玄米・落花生・鰹節・カツオ・たらこ・鮪といったところでしょうか。
含まれているものはもっとたくさんありますので、気になる方がいた場合はインターネットで検索してみましょう。
その他にも緑黄色野菜や果物に含まれるビタミンB2・B6・B12もいいですよ。
口唇ヘルペスのかさぶたについて
口唇ヘルペスが発症すると水ぶくれが出てくるようになりますが、そこから1週間ぐらい経過するとかさぶたができるようになります。
このかさぶたができていると、ついつい治ったと思ってしまうのですが、実はこの状態でもウイルスは繁殖しているのでむやみに触るのはやはり避けねばなりません。
おそらくかゆみが生じることになりますが、絶対にはがしてはいけません。
必ず清潔な状態を保ってむやみに触らないようにしてください。
仮りに手にウイルスがついてしまうと、手や指でヘルペスが発症してしまうこともあります。
更にはその手で体の他の部位に触れることで、その部分でも発症するようになってしまうので本当に触るのは良くないこととなってます。
ヘルペスにつきましては次のページも参考にして下さい。
ヘルペスの原因【口角や唇など顔・手指・陰部】はストレス?
ヘルペスの症状【唇・鼻・喉・口内・目・お腹】と治療法
目のヘルペスは失明の危険がある?頭痛など症状や治し方は?/a>
ヘルペス脳炎の治療後の後遺症は性格変化?原因や診断法は?/a>
予防には運動?
一度ヘルペスになるとなかなか治らず、また再発しやすいものでもあるので予防策は大切になります。
このヘルペスは免疫力や体力が低下すると発症しやすくなりますので、免疫力をかなり低下させるストレスは運動によって解消するのも有効な方法となります。
そして運動すると体力が向上し血行も良くなることが期待できます。
血行が良くなると免疫力も高まります。
また、運動ですっきりとした汗を流すことができれば、質の良い睡眠を手に入れやすくなりますので、そのことで免疫力や抵抗力の向上につなげられるでしょう。
逆に、ストレスが溜まってイライラしている状態では睡眠の質も一気に低下します。
運動のみで完全にヘルペスを防げるというわけではありませんが、予防の一助になると言えるでしょう。
うつるかどうかなど、口唇ヘルペスにつきましては、次のサイトも参考にしてみて下さい。
最後に
以上、いかがだったでしょうか?
今回は、口唇ヘルペスはうつるのかどうか、また早く治すには病院で治療するほうがいいのか、市販薬はあるのかをご紹介してまいりました。
口唇ヘルペスは再発する可能性の高い非常に厄介な病気であるため、対処法を間違ってしまうと、他の人に感染させたり他の部位で発症させる確率を高めてしまいます。
従いまして、その可能性を少しでも下げる努力が必要です。
慣れている人は放置しているかもしれませんが、それが原因で他の人にうつして歩いているかもしれませんよ?
特に免疫力が低い子供や赤ちゃんはヘルペスに感染して発症する確率も高くなっているので、注意が必要となります。
本記事が口唇ヘルペスの参考として皆様のお役に立てるものになれば幸いに思います。
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