疲労感と眠気の原因は肝臓や病気?頭痛や動悸を伴うのは?
疲労感と眠気が続く病気など原因について
疲労感と眠気は疲れている人にとっては、その状態が当たり前のものとなっているかもしれませんが、実は肝臓の病気といった意外なものが原因である可能性もあります。
このように聞かれますと、慢性的に疲労感や眠気を感じられている方にとってはちょっと気になるところかと思います。
本記事では疲労感と眠気が関係する病気など原因について触れたいと思います。
疲労感と眠気の原因は肝臓にある?
肝臓が疲れている時のサインは色々とあるのですが、その中には疲労感や眠気といったものがあります。
代表的なサインは疲労感・冷え・貧血といったものであり、肌の色が黄色っぽくなる黄疸も生じることがあります。
爪の色にも反映されるので、普段と何かが違うと気が付きやすいかもしれません。
また、眠気との関係性は肝臓が疲れていると睡眠の質が低下すると言われているのです。
睡眠の質が低下すると眠りが浅くなるので、疲れが取れにくくなってしまい、日中も眠気を感じるようになってしまいます。
肝臓は体に必要な酵素を作り出したり、毒素を出す役割も担っているため、個々の機能が低下すると、毒素も溜まってしまい酵素不足にもなるのでこのような悪影響も出始めたりするのです。
疲労感と眠気が続く場合に考えられる病気は?
疲労感と眠気が続く病気はうつ病・自律神経失調症・更年期障害・不眠症・月経前症候群・低血糖症・睡眠時無呼吸症候群などの病気が考えられます。
かなり種類がありますね。
まずうつ病ですが、職場や家庭でのストレスから心のバランスが崩壊してしまい感情が抑制できなくなってしまって、疲労感・頭痛・眠気・肩こり・胃もたれ・便秘・不眠症といった状態を誘発したりします。
また、非定型うつ病というものがあり、これは良いことがあればうつ病の症状がかなり軽くなるのに、とある状態に追い込まれるとうつ症状が出るといったものとなっております。
ちなみに、病気ではありませんが、妊娠初期の兆候として眠気や疲労感が出ることもあるでしょう。
黄体ホルモンのバランスが崩れることで発生するものであり、疲労感を感じる物質を多く分泌してしまうことで、母体からエネルギー喪失を防ごうとするために眠気と疲労感が出るようになるとのことです。
動悸や頭痛が伴う場合の原因は?
疲労感と眠気に動悸や頭痛といった症状が出ている人は自律神経失調症が考えられるでしょう。
自律神経失調症の人はこれ以外にも、手足の冷え・不眠症・食欲不振・耳鳴りなどの症状が出ることがあります。
この自律神経失調症の最大の原因はストレスにあると言われておりますが、人間関係や仕事の緊張といったもの以外にも気候変動や急激な温度変化といったものも体にストレスを与え続ける要因となるのです。
そのため、季節の変わり目に起こる可能性が高く、海外出張に何度も行っており、寒いところと熱いところを行き来している人もこの自律神経失調症に悩まされることがあるでしょう。
解決策は体にかかる負担をできる限り減らすことや精神的ストレスを緩和することなので、人によってはかなり難しいことであるかもしれません。
それでも、休憩やリフレッシュを最優先するよう努めましょう。
貧血で疲労感や眠気が起こる?
一般的に貧血の原因は鉄分の不足にあります。
そのため「鉄欠乏性貧血」と呼ばれており、貧血の病気を患う人の7割がこの鉄分不足が原因となっているのです。
ヘモグロビンが不足することで体内に酸素がうまく運ばれなくなるので、身体が酸欠状態になり動きが鈍くなってしまったり様々な体調不良を誘発します。
特に危険なのが脳で、脳が酸素不足になってしまうとしっかり働かなくなくなるので脳が休息状態に入ってしまい、眠気が頻発するようになるのです。
また、酸素供給量が不足することで脳や心臓以外にも筋肉といった体中の器官が酸素不足となるので、細胞活動量が低下します。
そうなると、疲労感や倦怠感といった症状が出やすくなってしまい、集中力低下といった疲労症状が様々な活動を妨げるようになります。
疲労感と眠気があり無気力なのはうつ?
疲労感や倦怠感、それに眠気と無気力といった症状があるのならうつ病の可能性は間違いなくあります。
うつ病の症状は色々とあり、それ以外にも頭痛・吐き気・不眠症・強迫観念・便秘などの症状があるので、無気力といった症状だけでは済まないことが多いです。
しかし、それ以外にも更年期障害になってしまうことで疲労感・倦怠感・無気力といった症状が出ることがあります。
更年期になるとホルモンバランスが乱れるので自律神経も乱れてしまい、代謝が低下してしまうことでエネルギーを作り出す効率も一気に低下します。
こうなると、疲れがなかなか取れなくなってしまい、栄養素が運びも悪くなるので気力も出なくなってしまって、疲れから眠気が誘発されるようになるのです。
更年期障害になると、休憩することで無くなるはずの疲労感や倦怠感がずっと続いたりするので気分も憂鬱になってしまうかもしれません。
慢性疲労症候群とは?
慢性疲労症候群とは疲労感や倦怠感が6ヶ月以上も続く非常に厄介なものであり、日常生活に支障が出てしまうことがある長期的な対策が必要な病です。
この慢性疲労症候群はほんの些細な風邪や気管支炎から誘発される可能性があり、発熱や鼻水といった風邪によくある症状が出てからしばらく続くことになります。
いつまでたっても良くならないので、最初は風邪と勘違いしていた人たちも気が付くことでしょう。
具体的な症状は平熱よりも約1℃程度高い微熱・不眠症・過眠症・筋肉痛・気分障害といったものがあり、うつ病に似たような症状として気分の浮き沈みが発生することもあるでしょう。
また、前触れが無く突然慢性疲労症候群の症状が現れることもあり、不眠や集中力の低下といったものに悩まされ続けることもあるのです。
治療法は身体の免疫力を高めていく手法をとるのが基本となり、薬物療法が中心となってくるでしょう。
活性酸素が悪さをしている部分のあるので、それを抑えるために抗酸化作用があるビタミンCの摂取も有効と言われております。
疲労感に眠気がある場合は病院に行った方が良い?受診する科は?
疲労感や眠気は多くの現代人が感じているものなので、病院に行かない人も多いでしょう。
しかし、いつまでたっても眠気や疲労感が抜けないという人は何らかの病気の可能性があるので、病院には行った方がいいです。
睡眠時無呼吸症候群や甲状腺機能低下症、自律神経失調症や更年期障害といったいろいろな病気になっている可能性もありますので、病院も特定できません。
まずはかかりつけの医師に相談することから始められると良いでしょう。
そこで精神的なものならば精神科や心療内科が推奨されますし、睡眠系の障害ならば睡眠外来や内科が推奨されます。
解消法や対策は?
疲労感や眠気がとれないという人の解決方法は一つではありません。
まずは先に記載していますが病気が潜んでいる可能性がありますので、病院で診てもらい何が原因なのかを突き止めないといけないかと思います。
その結果、病気の場合は、その病気を治す治療をするのが基本となるでしょう。
病気ではなく睡眠の質が原因だった場合は、睡眠の質を上げるべくパソコン画面やスマホ画面を睡眠する1時間以上前から見ないようにするとか、体内時計のずれを治すために寝すぎないようにして、早朝に朝日を浴びるようにしてみるといいでしょう。
体中の筋肉が固まっているのなら、リラックスできる環境をつくって休むのも有効ですし、マッサージやストレッチもするのも効果的です。
栄養不足の場合は不足していると思われる栄養を摂るよう心がけましょう。
ビタミンB群と鉄分、そしてミネラルは不足しがちなので、しっかりと摂取してください。
酵素や水分が不足していることも多いので気を付けましょう。
あとは炭水化物を摂り過ぎると血糖値が上がりすぎてしまうので疲労感に繋がってしまいます。
炭水化物は摂り過ぎないようにしてください。
糖分も摂り過ぎると体質に良からぬ影響が及ぼされかねないのでほどほどに。
それからストレスは万病の元と言われており、物事を楽観的に考えるなどストレス解消も解決法の大きな要素の1つになるでしょう。
疲労感につきましては次のページやサイトも参考にしてください。
サワイ健康推進科 あなどってはいけない疲労・倦怠感
最後に
以上、いかがだったでしょうか?
本記事では、疲労感と眠気が続く原因について探ってまいりました。
眠気や疲労感は多くの社会人の方が戦っているものだと思われます。
そのために、様々な栄養剤を飲んで働いている人も多いでしょう。
人によっては、食事をする時間があるのなら一分でも長く眠っていたいと考える人だっています。
その考え方は本当に理解できるのですが、睡眠の質を上げる方が効果的なので、食生活や日常生活にも気を使ってください。
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