新生児の黄疸・ビリルビンの数値は?光線療法など治療法と費用!

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新生児の黄疸・ビリルビンの数値は?光線療法など治療法と費用!

新生児の黄疸の症状や原因といつまで続くのか?入院や治療について

光線療法など治療法と費用が気になる黄疸は、謎めいたところが多く、そもそもなぜ発症したのかも分からないという人も多いでしょう。

治療法はあるのか、治すための費用はいくらか、新生児の黄疸におけるビリルビン数値というのはどのようなものなのかなど、色々な疑問を持たれている方もいらっしゃることでしょう。

本記事では赤ちゃんにおける黄疸に関する色々な情報をお伝えしたいと思います。


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黄疸とは?出る原因は?

黄疸とは黄色い色素であるビリルビンが増加してしまい処理できなくなってしまったことが原因で、粘膜や皮膚が黄色くなってしまう症状です。

このビリルビンは赤血球の中の血色素(けっしきそ)であり、赤血球が壊れると血液中に出てくるもので、ここで発生したビリルビンは基本的に肝臓でグルクロン酸と結合して直接型ビリルビンに変化して処理されるという形になります。

要するに、肝臓によってビリルビンが処理されていると言うことです。

逆に言うと、肝機能がしっかりと働いていない状態、または胆汁が流れにくくなっている状態になっているとこの黄疸が出るようになってしまいます。

肝臓で作られた胆汁は胆管(肝臓から十二指腸まで胆汁が通る管)を通って十二指腸に向かうのですが、膵臓癌になってこの胆管から十二指腸に届かなくなっても黄疸が発生しますし、胆管でトラブルが発生しても黄疸が発生します。

要するに、ビリルビンがうまく処理できなくなって体中をさまよってしまうような状況になってしまうと黄疸が発生してしまうということになります。

新生児の黄疸の症状は続く?

ここでポイントとなるのが黄疸が出るのは「黄色い色素であるビリルビンが増加してしまい処理できなくなってしまったこと」にあります。

これは肝機能がしっかり働いているかどうかに関わってくる部分なので、赤ちゃんはまだ内蔵機能がしっかりとしていないためビリルビンが溜まりがちで、どうしても黄疸が出てしまうのです。

従いまして成長と共に消える症状となっているので気にする必要はほとんど無いのですが、いつまでも黄疸が出ている場合は要注意となります。

従いまして、ほとんどの赤ちゃんにおいて出る黄疸は問題ではないと考えていいでしょう。

黄疸の種類とそのメカニズムは?

新生児における黄疸の種類はいくつか考えられますが、基本的には肝臓でビリルビンが処理できないことで発生していると考えましょう。

一つ目が「新生児黄疸(生理的黄疸)」です。

これは赤ちゃんがお腹の中にいる時にへその緒から酸素を取り入れているのですが、この時に実は大量の赤血球が赤ちゃんの体の中に作られており、へその緒から供給される酸素を赤血球を使って体全身に運んでいるのです。

これが産まれてきて呼吸を開始すると酸素を全身に運ぶために用意された大量の赤血球が不要になり、数を減らすようになります。

こうなると赤血球が壊れて大量のビリルビンが生成されるのですが、肝機能もまだまだ未成熟なので処理しきれずに黄疸が出てしまうのです。

二つ目が母乳に含まれる成分であるリパーゼによって肝機能が抑えられてしまい発生する「母乳性黄疸」があります。

母乳で育った赤ちゃん全てに出てくる症状ではないのですが、稀に発生するとのことです。

それ以外にもビリルビンが脳に流れ込んでしまう「核黄疸」や、母親との血液型不適合による「新生児溶血性黄疸」といったものもあるようです。

新生児の黄疸はいつまで続く?

新生児の黄疸が治る時期というのはどの種類の黄疸なのかで変わってきます。


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いわゆる「新生児黄疸(生理的黄疸)」は生後2~3日後に症状が出始めて遅くても生後2週間で治ると言われております。

放置しても問題なく治るとのことですが、心配な人は光線療法という治療を受けるようです。

これが「母乳性黄疸」の場合は生後1~2ヶ月ごろまで続くと言われており、「新生児黄疸(生理的黄疸)」よりも長引きます。

こちらも害になる病気ではないので気にすることがなく自然に治る黄疸となっています。

問題なのが「核黄疸」で、現代医療ならば治る可能性も高いとのことですが、麻痺などの神経系後遺症が発生するケースもあるようです。

このケースの場合は期間について名言されている情報は見当たりませんでした。

黄疸を診断するビリルビンの数値について

大人のビリルビン基準値はこちらの「ニュートンドクター(http://www.newton-doctor.com/kensa/kensa04b.html)」というサイトにある数値を参考にすると良いでしょう。

こちらの数値を見てみるとアルカリアゾビリルビン法を用いた場合、総ビリルビンの基準値は0.2~1.0mg/dl、直接ビリルビンは0~0.3 mg/dl、間接ビリルビンは0.1~0.8mg/dlとなっております。

ただし、これが赤ちゃんとなると数値がかがりと変わるので別の基準値が必要になります。

こちらの参考となるのは「日本維持新報社」にある「新生児黄疸(https://www.jmedj.co.jp/premium/treatment/2017/d220202/)」を参考にされると良いでしょう。

これを見ると出生体重や生後何時間経過しているのかで数値が変わっていることが分かります。

治療法について【光線療法?】

先ほど説明したように、「新生児黄疸(生理的黄疸)」と「母乳性黄疸」は放置しても治るものなので本格的な治療はほとんどしません。

黄疸には光線療法という治療がありますが、それらの治療も基本的には不要なのです。

この治療が必要なのは、こういった成長していく上で発生する黄疸ではなく、体の中であってはならない問題が発生しているケースになります。

いわゆる「核黄疸」の時です。

早く生まれ過ぎた子供はビリルビンが脳に流れ込んで黄疸が発生するとのことですが、この場合は光線療法を行うようです。

それでも治療効果が出ない場合は別の治療法も用いられるとのことです。

黄疸の時に授乳を続けても大丈夫?

母乳性黄疸の場合は授乳をストップした方が良いという意見もありますが、基本的には問題ないと説明する医師が多めなので、続けても良いと考えて良いかと思います。

ただし、直接診た医師の考え方も、もちろんありますので、かかりつけの医師からやめた方が良いという意見が出てきた場合は従った方が良いと思われます。

新生児黄疸の場合は気にすることなく授乳を続け大丈夫とのことです。

 

新生児の黄疸につきましては、次のサイトも参考にしてみて下さい。

東京ベイ・浦安市川医療センター 新生児黄疸とは~小児科医がわかりやすく解説します~

 

最後に

以上、いかがだったでしょうか?

本記事では新生児の黄疸に関する情報をお伝え致しました。

新生児の黄疸にもいくつかの種類がありますので、まずはいったいどのような黄疸なのかを調べてもらうことから始めましょう。

軽い新生児黄疸や母乳性黄疸の場合はそこまで強く気にする必要はありません。

ただし、その黄疸の原因が何なのかは一般人では分からない部分も多いので、まずは医師に診察してもらいましょう。


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