ロタウイルスに大人が感染したら会社への出勤は!完治までの期間は?
頭痛や吐き気など大人のロタウイルスの症状と薬や食事の仕方
ロタウイルスは乳幼児が感染し発症することが多い病気ですがまれに、大人が感染することがあります。
もし、感染してしまった場合は会社の出勤はどうなるのでしょうか?
完治するまでの期間も気になるところかと思います。
本記事では大人がロタウイルスにかかった場合の完治までの期間や出勤についてなどを中心に調べて記載していきます。
ロタウイルスとは?
ロタウイルスは世界中でほとんどの乳幼児が5歳までに感染すると言われている非常に感染力が強い感染症の一種です。
このウイルスは2~4月にかけて流行する特徴を持ち、他のウイルスによるウイルス性胃腸炎よりも下痢や嘔吐が激しくなることが多く、症状が1週間程度続き苦しめられることになります。
その感染力の高さは非常にやっかいで、10~100個程度でも体内に入れば感染してしまうほどとなっております。
ちなみに、便1g中に1億から100億程度のウイルスがいると言われており、感染者の便付近および吐瀉物は非常に感染の危険が高いです。
大人がロタウイルスに感染したら会社への出勤は避けるべき?
大人の場合最もやっかいなのが会社への扱いです。
このロタウイルスは経口感染と接触感染が基本ではありますが、なかなかに感染力が強く放置するのは危険なウイルスとなっております。
「学校において予防すべき感染症の解説」においては、ロタウイルスやノロウイルスは第三種感染症として扱われることもあるので、学校ならば休むことになるでしょう。
しかし、社会人の場合は特別な規定はありません。
会社次第です。
これは会社における就業規則にどのようなルールがあるかで変わってくるでしょう。
会社に規定がある場合はそれに従うのが基本ですし、もし規定が無いのなら個人的には1週間程度は他の人への感染防止の為に休むようにした方が良いのではないかと思います。
潜伏期間と完治までの期間
ロタウイルスの潜伏期間は子供と変わらず、1~2日程度と言われております。
完治するまでの期間は2~7日程度はかかると言われておりますので、その間はできる限り胃腸を休ませる必要があるでしょう。
水分はスポーツドリンクが推奨されており、牛乳などの濃い飲み物はむしろ悪化させる可能性があるので避けるべきものとなっています。
基本的に大人の場合は症状が軽くなることが多いのですが、人によっては初めて感染したというケースもあり、重症化する恐れもありますので、その場合はすぐに病院で診察して貰いましょう。
大人がロタウイルスにかかった時の症状
ロタウイルスは乳幼児が発症する確率が高い感染症なのですが、ごくまれに大人も感染して発症するケースがあるのです。
ただ、大人が感染した場合は、そこまで症状が重くないことの方が多いと言われております。
一部の感染症では大人になってから感染すると症状が重くなると言われているのですが、ロタウイルスは違うようです。
具体的には、乳幼児が発症した場合の症状と同じく胃痛・発熱・頭痛・便・下痢・吐き気・腹痛等の症状が出てくるでしょう。
子供の場合は下痢や嘔吐があまりにも激しく脱水症状になるケースもありますが、大人になった場合はそこまで重症化しません。
これは免疫力が高いから症状が軽くなるという説や、ロタウイルスは2回感染することがあるが2回目は症状が軽くなるため、一度感染したことがある人が大人になって発症しても症状が軽くなるという説もあります。
感染経路は?子供からうつる?
ロタウイルスの感染経路の最たる原因はやはり自分の子供でしょう。
感染力が非常に強いのですが、1回発症した人はうつりにくく、大人の場合は免疫力の関係で発症しにくいとは言われておりますが、可能性はゼロではないので、我が子からうつされている可能性が大きいと考えた方がいいでしょう。
具体的には、吐瀉物や便にふれたものを手で触れての2次感染か、乾燥による空気感染となります。
このロタウイルスは非常に感染力が強く、感染している子供の吐瀉物や便の掃除をしている時に手に細菌がついて、そこからうつされてしまったりします。
特にやっかいなのがトイレです。
感染した人がトイレで便をしたとか嘔吐をした場合、このウイルスは乾燥状態がひどいと大気中に浮かび上がる特性があるので、トイレ内で空気感染のような形になってしまう恐れがあるのです。
また、アルコール消毒や高温殺菌も効き目が悪いので、しっかりとケアをしたつもりが、菌を殺しきれなかったため、うつってしまうということも考えられるでしょう。
検査方法は?
ロタウイルスの検査方法は便による検査か、血液検査の2種類になるでしょう。
血液検査の場合は血液中のCRP値を調べるというやり方になり、他の感染症になっていないのかも調べる検査となってしまう関係から、一般的には少量の便を使っての検査となります。
検査にかかる時間は10分程度の簡易的な検査なのですが、的中率は高いのでおすすめされているようです。
薬など治療法は?病院に行くべき?
ロタウイルスはワクチンが用意されているのですが、発症した場合の治療薬は存在しないので、病院でロタウイルスと診断されても薬を使った治療はできません。
特効薬は無いのです。
そのため、治療は嘔吐や下痢といったその時点でやっかいな症状に対する対症療法のみとなります。
大人のロタウイルスの場合は症状が軽くなるケースが多いですが、それでも下痢や嘔吐によって脱水症状になる危険性はありますので、そちらのケアも実行するように促されるでしょう。
人によっては嘔吐症状がひどくて普通に食事ができないというケースもありますので、その時は病院に行きましょう。
点滴による栄養補給が行われるかと思います。
結論として、どのような病気になっているのかを知るために病院に行く必要がありますが、治療のことだけを考えた場合は症状が軽いのなら行かなくてもいいでしょう。
ロタウイルスに感染した時の食事は?
ロタウイルスに感染した場合は、下痢と嘔吐の症状に苦しめられるようになるので、食事は嘔吐症状がある程度治まってからとなります。
食事の内容に関しても嘔吐が治まった後は、消化に悪いものは避けた方がいいでしょう。
高脂肪のものや糖分量が多いものも避けてください。
また、先ほどお伝えしたように、ロタウイルスにかかると下痢と嘔吐がひどくなるので普通の食事がとれなくなってしまい、脱水症状になってしまうケースもありますので、経口補水液などを使って水分補給はこまめに行いましょう。
吐き気がひどい時でも水分補給は続けるのが正解です。
大人のロタウイルスにつきましては、次のサイトも参考にしてみて下さい。
EPARK 大人のロタウイルス感染の症状。仕事や食事は?早く治す方法
最後に
以上、いかがだったでしょうか?
本記事では大人がロタウイルスにかかった場合を想定して色々と調べて参りました。
大人の場合非常にやっかいなのが、ロタウイルスに関しては完全出勤停止とならない可能性が高いということです。
ベストはもちろん、治るまでは休み続けることなのですが、仕事が忙しい人はなかなか難しいかもしれません。
職場でもウイルスを広める恐れがあるので、休むことが正しいように思いますが、そこは上司とよく相談して日程調整を行いましょう。
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