突き指の症状と骨折との見分け方や応急処置【治し方は?】

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突き指の症状と骨折との見分け方や応急処置【治し方は?】

突き指時のテーピング法や治し方【病院の何科に行く?】

突き指は学生時代の体育や部活動などで多くの人が経験しがちな負傷の一つです。

そのため症状も多くの方に知られているかもしれません。

しかし、応急処置治し方をしっかりと理解している人は少ないのではないかと思います。

それから骨折との見分け方もなかなか分からなかったりしますが、明確に見分ける方法はあるのでしょうか?

大人になると肉体労働が少ない人ならば突き指になることは少ないのですが、お子さんがいるとしたら、もしかしたらお子さんが突き指するかもしれませんので、対処法と見分け方などを覚えておくと役立つかもしれません。

本記事では突き指に関する色々な情報について調べて、記載していきます。


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突き指とは?症状は?

まず最初に突き指の定義づけから始めましょう。

突き指とは何らかの衝撃によって「指の1番先端の指骨か2番目の指骨が損傷してしまうこと」です。

もっと大まかな説明になると何らかの衝撃で指の関節などが腫れてしまう状態のことを言います。

痛みも伴うでしょう。

軽傷ならば軽い捻挫や打撲で済みますが、当たり所が悪かったりダメージが大きすぎると腱の断裂や脱臼や骨折を伴う突き指になりますので非常に厄介な状態になります。

要するに、指の第一関節を伸ばす伸筋腱に損傷が発生した結果、靱帯損傷・腱損傷・軟骨損傷・骨折・脱臼などが発生することもあり、これらは突き指に含まれているということです。

たかが突き指と思われていた方もいるかもしれませんが、症状が重いものも存在しているのです。

親指の場合は付け根の部分にもダメージが入る可能性が高いです。

突き指と骨折の見分け方はある?

結論から申し上げますと、骨折しているかどうかを見分けるのは簡単ではありません。

先ほど説明したように突き指には靱帯損傷・腱損傷・軟骨損傷・骨折・脱臼などが含まれているので、同じ突き指でも症状が大きく異なります。

症状が重くなると痛みや腫れが相当ひどくなるので、おそらく重度の違いは分かるでしょう。

特に突き指でも軽いものならば放置することで痛みは殆ど治まるのですが、骨折している場合はいつまでたってもなかなか痛みが消えずに湿布などの対応をしても殆ど効果が無い状態が続きます。

剥離骨折をしていても痛みを我慢すれば動かせるケースもありますが、いつまでたっても治らないなら病院で診てもらった方がいいでしょう。

骨折をしていなくても重度の突き指だと自力で殆ど動かせずにパンパンに腫れてしまう状態が続きますので、骨折かどうかの判断は難しいでしょう。

関節周りが腫れている場合、脱臼や骨折の可能性もありますので、痛みがひどい時はすぐに病院に行くと良いですが、それほどの痛みではなかったとしても、一般の人にとってはなかなか明確に骨折しているか、あるいは重度のものかは分からなかったりしますので、無難な選択法としては、すぐに病院で診察を受けるのが良いでしょう。

突き指の応急処置は?

突き指の正しい応急処置はRICE処置に伴ったものですが、ある程度決まった方法があるのでまずはそちらを紹介します。

まずは添え木などを用意して患部を固定します。

指にあてがえる添え木が見つからない場合はテーピングを使ってとにかく固定しましょう。

固める時は軽く曲げた状態にしてから固定し、その後は保冷剤などを使って冷やして安静にしてください。

添え木には割り箸・ボールペン・ペーパークリップなどを使えば大丈夫です。

基本となるRICE処置ですが、安静にして冷却して圧迫して心臓よりも高い位置に置くという対応になりますので覚えておきましょう。

これが応急処置の方法ですが、大きな変形が発生したり骨があからさまに見えているような状態ならば応急処置はせずにとにかく病院に行って診てもらいましょう。

テーピングのやり方は?

(突き指の応急処置(初期治療)法  亀岡市 南丹市 整体 しゅはら鍼灸整骨院)


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突き指の応急処置の方法についてはまず動画をご覧ください。

こちらは、かなり分かりやすく解説してあり、先ほど説明したRICE処置をきちんと説明しながらも、どのような処置をすればいいのか解説してくれています。

とっても親切な動画です。

指のテーピングをする場合は次の動画「突き指(示、中、薬、小指)のテーピング」をご覧ください。

関節と関節との間で内側から指先に向かって関節を通り斜めに指先に向かうようにテーピングして行きましょう。

関節と関節の間で横に巻いていき指の付け根に進むイメージです。

これも文字だけではちょっと分かりにくいので動画をご覧ください。

あやふやなイメージで治療を行うことは危険なので、動画を見て頭の中でしっかりとイメージできるようにしましょう。

そんなに長い動画ではないので最後までしっかりと確認して下さい。

突き指は引っ張って治す?

突き指を引っ張って治そうとする人がたまにいますが、これは迷信以外の何物でも無いので絶対にやってはいけません

悪化するだけです。

突き指の症状が重い場合は、これをすると脱臼や神経損傷をよりひどくしてしまい当分治らない状態にしてしまう恐れがあるので絶対にやらないで下さい。

診断をした後の医師が骨折や脱臼の整復措置として引っ張るという対応をすることがありますが、これは「すでにどのような状態になっているのかを理解して引っ張ることが正解だと分かっている」から実行しているのであって、状態も何も分かっていない素人がやっていい方法ではないのです。

やはり基本は最初はRICE処置になりますので、必ずこれを守りましょう。

無理にひっぱったり伸ばしたりせず患部を休ませることを意識して、固定したら冷やしてあげましょう。

突き指の治し方【病院の何科に行く?】

突き指になったと思われた場合は、まずは病院に行くかどうかを考えましょう。

その判断基準は明らかに変形している・自分の力で曲げられない・関節を動かそうとするとすごくいたい・パンパンに腫れている・痛みがいつまでも残っている、などが該当します。

これらの一つでも当てはまったら病院に行った方が良いでしょう。

このような状態になってしまった場合は早急に整形外科に行ってください。

そこまで痛みがひどくない、軽い突き指と判断した場合は、しっかりとRICE処置をしてください。

テーピングなどで固定して冷やしましょう。

湿布を一応しているという方も多いのですが、湿布よりもアイシングの方が効果は高いので、アイシングしましょう。

ただし、やりっぱなしではなく患部に10~15分程度当てるだけでいいです。

1日1回は冷やしましょう。

指が変形する可能性も?

突き指した時、当たり方が悪いと伸筋腱が伸びるか骨折によってマレット変形という木槌のように曲がってしまうことがあります。

第一関節が曲がって完全に延びきらない状態になってしまうのですが、野球のキャッチャーのポジションにいる方が高確率でなると言われております。

とにかく第一関節に屈折方向への力が加わり続けることで伸筋腱の断裂が発生しやすくなるので、練習のし過ぎで突然指が変形するケースがあるのです。

これを医学用語で「マレット指」と読んでいるのですが、放置して治るものではないので治療法は手術しかないようです。

突き指によって変な曲がり方をしている時は放置して治ることは非常に少ないので、必ず整形外科に行って診てもらうようにしましょう。

 

骨折につきましては、次のサイトも参考にしてみて下さい。

一般社団法人 日本骨折治療学会 突き指 -たかが突き指、されど突き指―

 

最後に

以上、いかがだったでしょうか?

本記事では突き指の症状や対処法について記載いたしました。

かなり身近にある突き指ですが、症状が重い場合は骨折や脱臼の可能性もありますので、症状をよく見て下さい。

ある程度医学に詳しい方や突き指や捻挫を見慣れている人ならば危険かどうかが見ただけでも分かりますので、学校で突き指した場合は必ず保健の先生や体育の先生に診てもらうようにして下さい。


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