ささくれの原因や治し方と予防する食べ物!親不孝なの?
ささくれ対策にクリームが有効?原因や治療・予防法は?
手のちょっとしたトラブルの一つにささくれがありますが、できやすい人は何かが原因しています。
そういった方は、実際になってしまった時の治し方や予防に役立つ食べ物についても知りたいでしょうし、親不孝な人ほど出やすいといった都市伝説まがいの噂も気になるかもしれません。
本記事ではこのささくれについての治し方や原因、予防するためにはどうしたらいいのかを中心にお伝えしたいと思います。
ささくれとは?
ささくれとは爪の根元や爪の付近にある皮膚の一部が欠ける状態のことです。
手の指にできることが圧倒的に多く、多くの人を悩ませるものとなっております。
ちなみに「ささくれ」とは人の指の皮がむけるためだけに作られた言葉ではなく、木や草といった材木が部分的にけば立っている状態のことも意味しており、使われ方はいくつかあります。
「ささくれ立った状態」という表現もご存じのことでしょう。
それ以外にも人間の深層心理が荒んでいて物にあたるような状態になっていることを「心がささくれ立っている」という表現もしますので、併せて覚えておかれるのも良いかもしれません。
また、このささくれを除去するために雑に取ろうとすると逆に深く傷つけて血だらけになってしまうケースもあるので、安易に処置をするのは良くないものとなっております。
気が付かないうちにささくれができていて洋服に引っ掛かって思いっきり引っ張って血が出てしまうというケースもあるので、小さな嫌がらせをし続ける厄介なものとも言えるでしょう。
ささくらができる原因は?
諸説ありますが基本的には栄養が不足すると起こりやすいというのは共通しているようです。
また、皮膚の水分や油分がなくなってしまうような乾燥しすぎた状況も皮膚が乾いてしまってささくれができやすくなってしまいます。
つまり、栄養不足・マニキュア・ネイル・冷え性・乾燥・ケア不足などが原因になってくるということです。
特に、冬場のような乾燥する季節に水仕事をして頻繁に手を拭いているような人は急激に乾燥するのでささくれができやすいでしょう。
それに冷え性や皮膚のケア不足が加わると一気にカサカサ肌になってしまいます。
冬場に乾燥肌によってカサカサになりやすいという人はささくれにも注意が必要なのです。
また、冷え性の人はどんなに栄養を補給しても、その栄養が手の先にまで届かない可能性がありますので、栄養不足を解消する前に冷え性を解消する必要があるでしょう。
冷え性の原因には体質ももちろんありますが、自律神経の乱れや生活習慣の乱れ、女性ホルモンの乱れなどいろいろと重なっていますのでそちらの対策も必要になってきます。
治し方について
ささくれはすでに皮膚からめくれている状態にあるので、時間経過で皮膚が再生しない限り元に戻ることはありません。
つまり、除去するのが正解ということです。
ただし、引っ張ってしまうと傷ができてしまう可能性が高く、出血してしまうこともありますし、化膿する恐れもあるので絶対にやめましょう。
正しい対処法は、根元の方から爪切りやハサミを使ってカットすることです。
ささくれが引っ張られて、皮膚の根本を傷つけてしまうのは避けたいので、切ってしまってください。
カットした後はこれ以上悪化しないように、クリームなどを塗って保湿した後にばんそうこうなどで保護しましょう。
傷が深い場合は軟膏を塗ってから絆創膏で保護した方が治りは早くなるようです。
とにかく水分が失われて乾燥することでささくれが多く発生しやすくなりますので、乾いた状態を作らないようにケアし続けましょう。
手袋をして洗い物をするといった工夫も行って下さい。
ささくれ用の液体絆創膏も市販されているとのことなので、痛みがひどい場合はそちらを使ってケアしましょう。
予防対策としてクリームが有効?
ささくれができてしまう要因には栄養不足や冷え性がありますが、乾燥が強い影響をもたらすのは事実なので、乾燥対策としてクリームなどを使うのはかなり有効です。
推奨されるのが尿素配合のクリームです。
ローションタイプやジェルタイプの保湿剤もありますが、保湿力が弱いものも多くあるので一番お勧めなのは、やはりクリームとなります。
乾燥対策はフェイスケアと一緒なので化粧水をこまめに塗ってからクリームを使って閉じ込めるように塗るのが最良となります。
これで長時間保湿されるのです。
特に、ささくれができやすい指には徹底的に塗っておくようにしましょう。
水仕事が多い人はこれらのクリームが洗い流されてしまうので、ゴム手袋を使うといった別の方法に頼ったケアも重要になります。
いささか作業がやりにくくなりますが、それでも手荒れを防ぐために必要なことなので甘んじて受け入れてもらいたいです。
予防する食べ物は?
血行不良や栄養不足、冷え性の解決には食生活の改善も必須です。
特に、現代人はビタミンのケアはしていてもタンパク質が不足しているというケースがかなり多いので、タンパク質補給は積極的に行いましょう。
ちなみに、きれいな皮膚を保つために推奨される栄養素はやはり各種ビタミンです。
特にビタミンA・B2・B6・C・D・Eあたりは皮膚を綺麗に保つために役立つ栄養素なので積極的に補給しましょう。
具体的な食べ物を列挙すると、緑黄色野菜・レバー・卵・イワシ・ウナギ・バナナ・鮭・アーモンド・緑茶・牛乳・納豆などが推奨されます。
特に野菜全般はビタミンCとビタミンAをたくさん補給できるので意識して摂取している人も多いでしょう。
逆にカツオやマグロといった赤身やレバーで補給できるビタミンB2やB6は不足しがちなので、こちらも意識して摂りましょう。
ささくれができるのは親不孝?
ささくれができる原因として「親不孝をしているから」といった迷信があります。
迷信と断言してしまっていますが、昔ながらに残っている迷信ですのでおじいちゃんやおばあちゃんに問いかけると「そんなのもあった」と返してくれるでしょう。
この伝統が根強く生きている地域では、ささくれのことを「親不孝」と呼んでいるようです。
もちろん、親不孝をしている人は実はメンタル的に気にしていたので、そこからストレスが発生してささくれができやすくなるといったちょっと無理やりなつなげ方もできますが、基本的には迷信なので今では信じている人はいないと考えてください。
ただし、親不孝の言い伝えの中には「親の言うことを一切聞かずに夜出歩くといった不摂生な生活を繰り返しているから」というものがあり、不健康な生活をしている人は確かに「ささくれ」ができやすいのであながち嘘ではないのかもしれません。
もう一つの説には、ひたすら水仕事をした結果ささくれができてしまって、痛みが発生して手伝いができなくなってしまい、その状態を揶揄するために親不孝と言われてしまったというものです。
まあ、あくもでも迷信ですので、気にするだけ無駄でしょう。
ささくれにつきましては、次のサイトも参考にしてみて下さい。
Johnson & Johnson BAND-AID ささくれ
最後に
以上、いかがだったでしょうか?
本記事では、ささくれについてお伝えいたしました。
栄養不足や冷え性や乾燥によって引き起こされるささくれですが、一部はある程度意識することで防ぐことは出来ます。
しかし、ストレスによる自律神経の乱れや睡眠不足からくる血行不良や冷え性といったトラブルはなかなか解消できないので、出来ることから取り入れて、ささくれができにくくするしかないでしょう。
放置すると手荒れがひどいことになりますので、出来ることからこなしてくださいね。
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