ストレスによる胃痛の症状は?解消法や効果的な食べ物は?
ストレスでの胃痛の症状と解消法について
「ストレスで胃が痛い!」「上司に怒られて胃がキリキリする…」「胃の痛みがなかなかなくならない」という方、結構いらっしゃるかと思います。
ストレスによる症状の一つである胃痛。
解消方法を探している人もたくさんいると思います。
本記事では胃痛の症状や抑えるためにはどのような行動をとればいいのか、食べ物は何がいいのかなど気になるポイントをお伝えしたいと思います。
ストレスによる胃痛の症状の特徴
よく漫画やアニメ、ドラマ等でストレスを感じると出てくる表現が「胃が痛い」というものがあります。
これは空想の話ではなく本当にストレスを感じすぎると胃が痛くなるのです。
筆者も激しい胃痛に苛まれた人間の一人です!
では初めにストレスによる胃痛の症状はどのようなものなのかを調べていきましょう。
まず胃痛の原因として考えられるのが急性胃炎です。
これは胃の粘膜の炎症が急性的に起こっているもので、腹痛や下痢、吐き気を伴います。
基本的に2~3日安静にすれば治ります。
次は慢性胃炎です。
その言葉の通り慢性的にストレスを感じている人がかかるもので胃粘膜に慢性的な炎症が起こります。
症状は胃痛・胸やけ・吐き気・胃もたれです。
神経性胃炎も胃痛の原因となっております。
これは過労やストレスによって自律神経の乱れにつながり胃の働きが制御できなくなるために発症します。
症状は胃痛・胸やけ・食欲不振・胃もたれなどの胃の機能が不調になって起こるものとなっております。
その他にも急性胃潰瘍や十二指腸潰瘍も胃痛の原因となります。
ストレスによる胃痛の解消法
ストレスによる胃痛は突然やってくることが多いです。
その解消法は横になること・ホットミルクを飲むこと・ゆっくりと深呼吸をすることがあげられます。
仕事中や外出中は横になるのは難しいかもしれませんが、その場合は椅子に座って休むことでもだいぶん違います。
大切なのはゆっくり休むことです。
横になる場合は右を下にして胃の通りがよくなるようにすると負担がかなり減ります。
食事を控えて落ち着いてからホットミルクを飲むのも有効です。
ホットミルク以外では暖かい飲み物を飲むようにしましょう。
また体に酸素がいきわたっていないときに痛みが発生することがあるため、血行を良くするためにゆっくりと腹式呼吸で深呼吸することも有効になります。
時間がある場合は血液の循環を良くするために半身浴をすることも効果があります。
効果的な食べ物
胃痛の症状が出ている時は胃の機能が低下している証拠でもあります。
そのため食べ物には注意を払う必要があります。
胃痛対策に良い食べ物は胃に負担をかけないものです。
胃に負担をかけないものは消化の良い食材や、牛乳や大豆製品がおすすめです。
牛乳は胃壁を保護してくれる作用と胃液の酸性度を抑える作用があるため特におすすめです。
胃の回復力低下を防ぐために植物性タンパク質の摂取も欠かせません。
大豆を摂取する際には固い豆そのままではなく、きな粉のような粉末や煮込んで柔らかくしたものを摂取するのがいいです。
その他の食べ物も調理して柔らかくすることが大切です。
食べてはいけない物
胃痛時に食べてはいけないものは先ほどとは逆で、主に刺激の強い食べ物になっております。
例えば酸味が強いレモンや酢の物です。
これは胃酸の分泌を促進する働きがあるため、胃痛症状がある弱った胃にはよくありません。
唐辛子やわさび、コーヒーや濃い緑茶も胃酸の分泌量を増加させるため同じくよくありません。
胃酸の分泌増加ではなく胃そのものに負担になる食べ物も控えた方がよいです。
具体的にはハム・ソーセージ・大トロ・揚げ物等の脂肪の多い物や消化されにくい貝類・タコ・イカも避けてください。
ゴボウ・タケノコ・レンコン・きのこ類も繊維が多いため消化しにくいので避けたほうがいいでしょう。
効果的な市販薬は?
「食生活なんて簡単に変えられない」「ストレスの原因から逃れたいと言っても無理だ」という方たちの最後に頼るところが薬になります。
実際に痛い時に我慢していると新たなストレスに繋がり余計に痛みが悪化する危険性があるため、無理せずに薬に頼ることをおすすめします。
ここで注意しなければいけない点は、胃痛にも種類があり、胃痛に効く薬なら何でもいいというわけではないということです。
例えば食べ過ぎによる胃痛に効くものをストレス性の胃痛用に飲んでも効果は期待できません。
そのため市販の薬を頼る場合には薬剤師に相談して決めるか、箱に記載してある内容を吟味した上で購入するようにしましょう。
病院を受診する場合は何科?
何らかの病気が原因の胃痛だった場合は、内科に行くのが良いですが、明らかにストレスが原因だった場合の胃痛は何科になるのでしょうか。
結論は消化器内科になります。
何となく「精神科に行って相談する必要があるのでは?」と思ってしまいがちですが、それは消化器内科に行って異常が全く見つからない時に行くべきであって、最初は内科に行くべきです。
ストレス性の胃痛だったとしてもストレスが原因で、胃潰瘍やポリープにつながっている場合は内科による対応が必要になってきます。
たとえ重い病気でなかったとしても、胃酸を整える薬などを処方してもらえますので、無駄足には決してならないでしょう。
ストレスで胃痛が起きる理由
ストレスで胃痛が起こる理由は胃粘膜の血流の悪化と胃の粘膜表面を傷つけるほどの胃酸の分泌が原因です。
これらは自律神経の乱れが原因となっております。
ストレスに対する反応に自律神経の乱れがあります。
大脳に制御されている自律神経から乱れた指令が発生すると、自律神経の一つである交感神経が胃の血管を収縮させ胃粘膜の血流の悪化を引き起こします。
これが胃の痛みの原因の一つです。
次に自律神経の一つである副交感神経が胃酸の分泌量を多くしてしまい、胃の粘膜表面を傷つけて胃潰瘍の原因となってしまい胃痛に繋がります。
ストレスで胃痛に下痢が伴う場合の理由
ストレスによる胃痛で下痢が伴う場合、急性胃腸炎の可能性が高いようです。
急性胃腸炎の場合、下痢の他にも発熱や嘔吐が発症することもあります。
下痢が伴う理由としては胃がきちんとした働きができていないことでしょう。
胃痛の原因となるストレスは胃粘膜を荒らすことにもつながるため消化能力が不調になってしまい下痢に繋がります。
胃でうまく消化できないものが腸に入ってもうまく消化できないことが多いため胃の機能の低下は下痢にも繋がりやすいようです。
胃痛や下痢が起きるケースとして胃腸風邪があります。
胃腸風邪に関しましては次のページを参考にしてください。
ストレスと胃痛の関係につきましては、次のサイトも参考にしてみて下さい。
エスエス製薬 胃痛とストレスの関係とは
最後に
いかがだったでしょうか?
今回は「ストレスによる胃痛の症状は?解消法や効果的な食べ物は?」と題しまして胃痛の症状や原因となる病名、効果的な食べ物、食べてはいけない食べ物等を記載していきました。
現代社会において逃れることができないストレス。
ストレスにより発症する病気は胃痛以外にもたくさんあります。
ストレス発散の方法を見つけることが今を生きる上で大切なことであることが筆者もですが、皆様も再認識されたと思います。
この記事が胃痛に悩まされている人の少しでも助けになれば幸いに思っております。
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