疲労感が抜けない原因は病気?9月病って?回復はサプリで?
9月病や病気など疲労感が抜けない原因
疲労感がなかなか抜けないで困っている方はかなりいます。
そのような人たちは原因が実は病気なのではないかとか、回復にはサプリメントを使ったらいいのだろうか?という感じで、不安に思ったりどう対処したら良いのか分からなかったりするケースが多いかと思います。
本記事では疲労感が抜けない原因と対策について考察します。
疲労感が抜けない原因は?
疲労感が抜けない最大の理由は疲れが取れる暇がなく断続的に疲労が積み重なっているからでしょう。
もう少し具体的に説明すると、睡眠時間があまり取れずに夜勤といった生活リズムが不規則な方、仕事や育児でストレスが溜まってしまって発散できていない方、ちゃんと食事ができずに栄養補給がうまくいかず食生活が偏っている方、老化によって体力が低下しているのに働きすぎや動きすぎによってエネルギー不足になりがちな方といったところでしょうか。
他にも、風邪やインフルエンザなどにかかって咳や鼻水、熱といった症状が出ているとそれらの症状によって体力が奪われるので疲労感が出やすくなってしまいます。
疲労感で考えられうる病気は?
疲労感が抜けないという方は実は病気というケースもあります。
具体的に病名を記載すると脳に影響を及ぼすパーキンソン病や多発性硬化症、アレルギーによる疾患、うつ病、適応障害・摂食障害・統合失調症・不眠症・睡眠時無呼吸症候群・過眠症・ナルコレプシー・慢性疲労症候群・癌・リウマチ・甲状腺機能低下症・貧血・インフルエンザ・テング熱・HIV・糖尿病・肝臓機能低下・腎不全などなど、これでもほんの一部であり、疲労を感じる病気は本当にたくさんあるのです。
薬の副作用や更年期障害、そして月経前症候群といったものも原因になるのでこの疲労感というのはかなり防ぎにくいものと言えるでしょう。
9月病って何?
9月病とは夏休みが終わって新学期が始まる時に気分が落ち込んでしまい、更に残暑で体がかなり疲労してしまうことであらゆることに気力が出なくなってしまうものです。
病気と言われるとちょっと違うものがありますが、なんだかやる気が出ないで集中力に欠ける状態が続いているのなら疑った方がいいかもしれません。
もっと症状について解説すると、やる気が出ない・集中力が出ない・思考力が低下する・無気力になる・食欲が低下する・趣味に飽きるようになる・イライラするようになる・疲労感が強く出るようになる・眠れなくなる・眠りが浅くなる・肩こりが酷い・頭痛・食べ過ぎるようになる・動悸がする・耳鳴りがするなどいろんな症状が出たりします。
これらの症状を引き起こす原因はストレスと生活習慣と言われております。
というのも、気温の高い夏は部屋の中と外の温度差が激しいので自律神経が乱れやすく、冷たいものの摂取量が多いことから精神的なストレス以外にも肉体的なストレスが溜まりやすいのです。
疲労感を回復させる方法
疲労感がどうしても抜けないという方が行ってほしいことは、生活習慣改善・ストレス解消・栄養補給・休憩・病院に行くといったところでしょうか。
まず、生活習慣ですが、できる限り運動をするようにしたり寝る前はパソコンやスマホをいじらないようにしたり、3食しっかり食事をする、睡眠時間をしっかり確保するいった基本的なことを守りましょう。
勿論、食べ過ぎは良くありません。
次に、ストレス解消ですができる限り体を動かして、楽しめる趣味を持ちましょう。
栄養補給は疲労回復効果の高いビタミンB群やビタミンC、そしてアミノ酸やクエン酸といったものを補給しましょう。
食べ物から摂取できないのならサプリに頼るのも有効です。
そして休憩とは十分な睡眠を含めてのお休みのことで、できる限り休める時は休むということです。
睡眠時間を確保することも大切ですが、アロマとかを使ってリラックスする時間を作ることも大切になります。
これらの対処法をしても全く効果がなく、他の症状も出ている方は病院に行くのがおすすめです。
効果的なサプリメントは?
疲労回復効果があると言われているサプリには大きく分けて二つあり、疲れを除去することを基本としたものと、疲れを予防することを基本としたものとなっております。
似ているようで違うんですよ。
疲れをとるサプリはエネルギーの生成をできる限り増やす効果があるので増えたエネルギーで細胞の修復効果が増して疲労が取れやすくなるのです。
そして、疲れを予防するサプリメントは活性酸素を除去する抗酸化作用のあるビタミンCやビタミンEといったものが有名と言えるでしょう。
代表的なものを上げると、疲れを除去するのに効果的なサプリはオルニチンやクエン酸といったもので、疲れを予防するのはビタミンCとEそして緑茶カテキンといったものになります。
疲労感の症状は?
ここまで疲労感が抜けない原因や回復法などをお伝えしてきましたが、疲労感の具体的な症状とはどのようなものなのでしょうか?
それは「なんか疲れている…」とか「体がだるくて重い…」といった感じでしょう。
そしてこの疲労感に伴って食欲不振・眠気・集中力低下・肩こり・肌荒れ・頭痛・腰痛などの症状が引き起こされることも多いかと思います。
疲労とはもともと心と体が休息を欲するサインで、これらの症状が出ている人は体が疲れ切っている証といってもいいでしょう。
お仕事をされている方においては休日出勤や過度な残業が続いたりしてこれらの症状を体験したことがある人も多いのではないでしょうか?
慢性疲労症候群とは?
慢性疲労症候群とは原因不明の強い疲労感が長期間発生し続けてしまう特殊な病気です。
この疲労感は人によってはかなりの重さとなり、体を動かすことすら困難な状況になってしまう人もいます。
この期間は諸説ありますが、一般的には半年以上続くようです。
たかが疲労感と思ってしまう人もいるでしょうが、この疲労感によって食事を用意するとか掃除をするという日常的な行動すらできなくなってしまうので、かなり深刻な病気と考えていただきたいものとなっています。
この病気が発見されて診断基準ができたのは1988年とかなり最近になってからで、日本でも国際診断基準を元にした発症例が次々と報告されるようになりました。
2000年代になっても発症例が次々と見つかり、発症者は増え続けていると言われております。
今までの説明からもわかるように、はっきりと原因が定かになっていないとてつもなくやっかいな症状で、予防法も確立されていません。
ストレスなどで神経系の働きに異常が発生して免疫力が低下することなどが関係していると言われていますが、不明なことが多いのです。
妊娠初期に疲労感が出やすい原因は?
妊娠初期の段階の女性はエストロゲンやプロゲステロンといった女性ホルモンの分泌量が妊娠前よりもかなり増えるようになり、基礎体温が上昇します。
そのことによって身体が火照ることもあったりし、このことで倦怠感が生じやすくなるでしょう。
さらに、ホルモンバランスが乱れるので自律神経がうまく働かなくなってしまい、疲労感や息切れ、そしてめまいや発汗といった症状が出るようになったりするのです。
さらに、赤ちゃんへの栄養補給が必要になり血液も子宮に流れ込むようになるので貧血気味になってしまって、貧血によるめまいや頭痛、そして疲労感といった症状が出ることもあるでしょう。
つまり、妊娠初期の女性は疲労感に悩まされる確率が高いということになります。
疲労感と倦怠感の違いは?
疲労感と倦怠感の違いについて具体的に説明できる人は少ないと思います。
倦怠感とは疲れの症状はあるのだが原因不明な状態であり対処法に困るものを意味していて、疲労感は何らかの原因がはっきりしているもので対処することが可能なものとのことです。
つまり、倦怠感は何もしていない時でも感じることがありますし、疲労感は何らかのはっきりとした運動や仕事などを行うことで感じるものと考えられると良いでしょう。
疲労感につきましては次のページも参考にしてください。
疲労感の原因や対策につきましては、次のサイトも参考にしてみて下さい。
NHK 健康ch 【特集】体がだるい・疲れ・倦怠感に要注意!原因と対策、考えられる病気まとめ
最後に
以上、いかがだったでしょうか?
本記事では、疲労感について触れさせて頂きました。
疲労感は多くの人が感じているものであり、どうにかならないものかと思っている方も多いいでしょう。
忙しい方々の中には「どうすることもできないもの」と思われている方もいらっしゃっています。
それでも、疲れを溜めすぎないように回復する方法は理解して頂けたらと思っています。
慢性疲労症候群になってしまうとなかなか治らないので本当に苦労してしまいますのでご注意頂けたらと思います。
LEAVE A REPLY