頭皮の脂漏性皮膚炎は薬で完治する?おすすめシャンプー!
脂漏性皮膚炎が頭皮にできる原因と臭いや症状【赤ちゃんや子供も?】
頭皮の脂漏性皮膚炎はなかなかに厄介な症状で長期間治療を続けてもなかなか治らずに困っている人も多いようです。
そのため、薬や効果的と言われているシャンプーを使っても完治するのかどうかを疑問視する人すらいらっしゃっています。
本記事では頭皮の脂漏性皮膚炎に関する情報を記載したいと思います。
頭皮の脂漏性皮膚炎は市販薬で治す?
頭皮の脂漏性皮膚炎の治療方法は皮膚科に行くことが基本となります。
放っておくことで慢性化して抜け毛の悪化につながって禿げ上がってしまう危険性があるので、医師に相談した方がいいでしょう。
病院ではステロイド剤と抗真菌剤などを処方されると思いますので、それらを使って治療を行うことになると思われます。
もちろん、病院に行かないという選択肢もあるのですが、慢性化する確率が圧倒的に高いので、個人的には行った方がいいと思います。
ステロイドが含まれた市販の塗り薬ももちろんありますが、病院で処方される薬の方が効果が高いものも多いようなので、早く治したいのなら処方されたものを使った方がいいでしょう。
ただし、病院に行っても治らないという人もかなりいるのがこの脂漏性皮膚炎の現状のようです。
完治する?その期間は?
治るまでの期間はどのくらい症状が進行したのかで変わるでしょう。
軽度の状態で医師のもとに行き抗炎症薬や抗真菌薬などの塗り薬を支持通りに処方した場合は、症状を抑えることができる確率が高く、概ね脂漏性皮膚炎自体は1ヶ月程度で治るようです。
ただし、肌の炎症が発生して皮膚がかなり悪化した状態になっていた場合は頭皮が悪影響を強く受けているサインでもあるので、元の健康な肌になるにはさらに長い期間が必要になります。
また、抜け毛の多発といった状態になっている人は、ヘアサイクル異常が発生している可能性も高いので、薄毛解消まで含めると半年はかかってしまうでしょう。
おすすめのシャンプーは?
頭皮の皮脂分泌が異常になってしまう原因は非常に多岐にわたりますが、主要因となるのはシャンプーとの付き合い方です。
シャンプーできちんと洗えていない方は古い皮脂が残り続けてしまうので脂漏性皮膚炎になる確率が上がりますし、洗浄力が強いシャンプーでむしろ洗いすぎている方も頭皮が乾燥するようになることで、大量の皮脂分泌が行われるようになり脂漏性皮膚炎になる確率が上がるのです。
要するに、頭皮の皮脂分泌量が正常になるようなシャンプーを選ばないと発症する確率が高いということです。
実際に発症してしまっている人は抗真菌剤を配合したシャンプーなども市販されているのでそちらを使うのもいいでしょう。
具体的にはミコナゾール硝酸塩やケトコナゾールの抗真菌剤の入ったシャンプーになります。
ケトコナゾールの抗真菌剤は市販されておらず医師から処方される必要があるので、何れにしましても病院に行く必要はあるでしょう。
そしてシャンプーに入れる場合はその方法を医師に確認しましょう。
それ以外には、頭皮が敏感になっているので洗浄力がマイルドなアミノ酸系洗浄剤を配合しているシャンプーがいいでしょう。
頭皮の脂漏性皮膚炎の症状は?臭いもある?
頭皮の脂漏性皮膚炎の症状は初期段階では皮脂量が増えてべたつきが増えるようになり、フケが大量に出てくるようになります。
その後は頭皮がかゆくなって臭いも悪化していくでしょう。
刺激の強い食べ物の摂取でかゆくなる人もいます。
フケが増えるのは炎症が多く発生するのが原因で、その状態になると肌荒れが著しくなり頭皮トラブルが重なるようになるのでぼろぼろと皮膚が落ちるようになるのです。
この状態からさらに悪化すると赤みが一気に増えてかさぶたの数も増加します。
かさぶたが増えることで髪の毛の成長するスペースなどもなくなってしまうので抜け毛の増加につながってしまうのです。
原因について
皮脂が過剰分泌されることでカビがたくさん増殖することが原因といわれております。
より具体的に言うとその菌はマセラチア菌というもので、これは誰の皮膚の表面にも存在している常在菌の一種なのです。
この菌は皮脂腺から出る皮脂を食べて生息しているのですが、皮脂量の多さによって繁殖する量が変わってくるので、皮脂量が多くなりすぎるとこの菌も大量発生してしまいます。
この菌は高湿度と脂質を好むので、頭皮のように蒸れやすい環境で皮脂量が増えるといとも簡単に増えてしまうのです。
この菌は顔でたくさん増えてしまうことで赤ら顔を作ることでも有名ですが、頭皮環境の方が皮脂分泌量は多く繁殖しやすいのでこちらの方が被害が出やすいと言われております。
ただし、皮脂分泌量が増えるのは男性ホルモンと関係があるため、男性の方が発症確率が高いようです。
ただし、女性でもホルモンバランスが崩れると発症する可能性はあります。
日常生活で気をつけることは?
皮脂分泌量が増加した人すべてがこの脂漏性皮膚炎になっているわけではありませんが、増えるような生活を続けると発症する確率が高まるのは事実なので、日常生活に気を付ける必要があります。
例えば、ストレスや過労によって睡眠不足になってしまっているという人や、食生活が乱れているという人は要注意です。
食事も脂っこいものを常時食べるというのはやめた方がいいでしょう。
私たち人間の皮脂は油からできているので、油の摂取量が多すぎる人は危険なのです。
特に、現代人が多くなりすぎているのが不飽和脂肪酸のオメガ6になります。
オメガ6も適量なら問題ないのですが、紅花油やコーン油という使いやすい油なので現代人は高確率で摂取し過ぎとなっているのです。
オメガ6が多すぎると体内で酸化しやすくなり皮脂が多くなりがちですので気を付けましょう。
摂りたい食べ物と避けたい食べ物
先ほど、気を付ける点として食事を挙げましたが、どのような食べ物がおすすめ、あるいは避けるべきなのでしょうか?
まず、摂取してはいけないものから記載します。
それは先に記載したオメガ6をはじめとした皮脂分泌を多くしすぎる食べ物と、原因菌となるマラセチア菌が大好きなイースト菌を含むものでしょう。
皮脂分泌量の増加を防ぐにはカルビ・ベーコン・ソーセージ等の肉類やケーキ・アイス・マーガリンといった糖分たっぷりなものや唐揚げ・コロッケ・カツ丼等の揚げ物類を避けることです。
洋菓子等のお菓子類も避けた方がいいですし、菌を増やすイースト菌を含むパン類も避けましょう。
逆に推奨される食べ物は抗炎作用があり肌を治す作用があるビタミン類の摂取でしょう。
具体的にはレバーやしじみや緑黄色野菜が該当します。
また、現代人は必須脂肪酸のコーン油や紅花油といったオメガ6を摂取し過ぎなので、マグロや鯖や亜麻仁油に含まれているオメガ3を摂取してバランスをとりましょう。
赤ちゃんや子供も脂漏性皮膚炎に?対処法は?
赤ちゃんや子供も脂漏性皮膚炎になる可能性があります。
特に注意が必要なのは赤ちゃんです。
生まれてすぐの赤ちゃんはどうしてもホルモンバランスの兼ね合いから皮脂分泌量がかなり多くなりがちですので、吹き出物や湿疹が出る確率が高いのです。
生後二か月ぐらいは要注意で、皮脂分泌量が多くなってしまいかさぶたが多く発生するケースもあるでしょう。
これはかゆみを伴うので、赤ちゃんは無意識にひたすら掻いてしまう傾向にあり、悪化させてしまうことが多々あります。
親はしっかりと毎日のケアを行うようにして下さい。
また、その時期を過ぎても再発するケースがありますので、子供の頭皮の状態は逐次把握するようにしましょう。
脂漏性皮膚炎につきましては次のページやサイトも参考にしてみてください。
顔の脂漏性皮膚炎の治し方や保湿・洗顔法!市販薬では治らない?
最後に
以上、いかがだったでしょうか?
本記事では頭皮の脂漏性皮膚炎についてお伝えして参りました。
脂漏性皮膚炎は皮脂量が増加することで常在菌の一種が繁殖してしまうことが原因とされてはいますが、皮脂量が多い人すべてが発症しているわけではないので、より具体的な原因についてはまだ解明されておりません。
一度発症してしまうとなかなか治らないと言われていますので、治療は医師の力を借りると同時に生活習慣を正したり、相性の良いシャンプーを探すなど色々と試行錯誤してみる必要があるのではないかと思います。
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