摂食障害の種類と症状・原因は?幼児や子供の場合の特徴は?

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摂食障害の種類と症状・原因は?幼児や子供の場合の特徴は?

幼児や子供など摂食障害の症状と原因について

摂食障害は思春期以降の女性に多い障害で、様々な症状を引き起こす原因となります。

そして、思春期のみならず、幼児や子供でも発症する可能性があります。

そのため、自分自身や我が子の状態から摂食障害にならないか(あるいはなっていないか)不安に思い、どのような症状が摂食障害なのかとか、何が原因で起こるのかといったことが気になっている方もいらっしゃるかと思います。

本記事では摂食障害の種類と症状・原因は何かについて、幼児や子供の場合の特徴も含めお伝えしたいと思います。


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摂食障害の種類と症状

sessyokusyougai-syurui摂食障害とは極端なダイエットを行うことや逆に必要以上に食べすぎてしまうといった食事の量のコントロールが上手くできなくなってしまい、様々な障害を引き起こす病気のことです。

基本的には過食症拒食症の2種類で考えられていますが、過食とも拒食とも診断できないけれども食べ方に異常がみられる場合は特定不能という扱いをされます(特定不能を含めるなら3種類)。

症状についてですがまず過食症の人は、嘔吐・歯が溶ける・誤飲・唾液腺の腫れ・糖尿病・高血圧・食道炎・冷え・むくみ・うつ病といったものがでてくるでしょう。

次に拒食症の人は嘔吐・月経不順・不妊・低血圧・貧血・便秘・免疫力低下・骨粗しょう症・うつ病・睡眠障害といったものがでてきます。

そして特定不能の場合は行動や症状に一貫性がないので、一概にどのような症状があるのかを説明はできません。

体重が極端に増減したり、むちゃ食いと嘔吐を繰り返す人もいるようです。

これらの事象があったとしても生理不順や無月経といた症状が発生していなかったり、体重は増減するけど基本的には正常の範囲になっている方もいます。

頭痛が起こりやすい?

sessyokusyougai-zutu基本的に摂食障害になったからと言って決まった症状が出るわけではありません。

摂食障害になってしまったために体の健康状態が崩れたり、病気になりやすくなってしまったために症状が出てしまうと考えた方がいいでしょう。

まず、摂食障害による頭痛とはどのようなものかというと、拒食症の場合は食事量が少なすぎるために栄養素が足りず体力・血圧・筋力などの機能が一気に低下してしまうことにあります。

こうなると、消化する為のエネルギーも不十分な状態になるので食事をした後は、極端に胃に血液が集中してしまい、脳に血液が足らなくなって頭痛といった症状が出ると考えられているようです。

これ以外には、病気になってしまって頭痛といった障害が出ていることも考えられます。

子供の摂食障害の症状

sessyokusyougai-kodomo摂食障害は主に思春期以降の女性に多く発症しているものではありますが、10~15歳の前思春期年齢でも発症するケースがあります

子供の場合の発症原因はやせ願望が強すぎることでの無理なダイエットや、食べられない時に強引に食べ物をすすめられて嘔吐してしまったという恐怖体験が原因となっています。

基本的に、子供の場合でも出る症状は同じではありますが、違う点と言えば子供の場合はまだ成長期の真っ最中であるという点です。

この時に摂食障害が発生すると栄養素が足りなくなってしまって身長が伸びなくなってしまったり、骨の成熟が不完全な状態になってしまったり、初経が高校生になっても発生しないといった問題が発生するでしょう。

幼児の場合の症状

sissin-nikkou-asemoまた、摂食障害は子供よりもさらに幼い幼児でも発生することがあります。

例えば哺乳や離乳食から幼児食と段階を経ている最中とかです。

この段階で何か特殊な心理的な影響が発生したり、病気になってしまうことで食べることを習慣づけできなくなってしまい、摂食障害になることがあります

原因としては超低出生体重児などの未熟児や食道閉鎖症・口唇裂といった食べることに対して障害が出る状況になりやすい幼児は、なる確率が高いと言われています。

他にも大きめのスプーンを使って大人がいつまでも食べさせる状況が続くと幼児の食事に対する意欲が失われてしまって摂食障害になるケースもあるようです。

症状としては、やせすぎ・頻繁に泣く・怒りっぽくなる・周りの人と関わらないようにしている・無気力・嘔吐が増える・便秘になるなどです。

原因について

sessyokusyougaitowa摂食障害の原因はメンタル的な部分が大きいですが、低血糖症といった血糖値が極端に下がってしまう病気になっている場合は引き起こしやすくなると考えられています。

低血糖症の場合は血糖値を上げるために脳から「もっと食べろ」と命令されるようになってしまうので、無意識のうちに過食気味になってしまうのです。


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この低血糖症以外でなる原因は、ストレス・無理なダイエット・自分への強い拒絶的感情の3つが基本的なものと考えられています。

ただし、ストレスの場合は家庭環境なのか、学校なのか、はたまた職場なのか、それとも自分の体形や性格に対する苛立ちなのか、ストレスの元はたくさんあるので特定するのは困難です。

また、完璧主義者の場合は理想の体型になるために無理をしてしまって無理なダイエットを行う傾向もあります。

妊娠と摂食障害について

妊娠をすると赤ちゃんを守るためにホルモンバランスが大きく変わり、食欲も大きく変わってきます。

しかし、妊婦によっては食欲が増すこともあれば、つわりがひどくなることで通常通りに食事ができなくなってしまい、むしろ食事の量が減る人だっているでしょう。

なので、摂食障害の人が妊娠した場合、症状が治まることもあれば急激に悪化することもあるのです。

最も危険なケースが妊娠をしたことで食事が辛くなり、拒食症気味になってしまうことでしょう。

体重が増えすぎることももちろん良くないのですが、全く食事をしないと胎児にも栄養が行き渡らなくなりますので、最悪の場合流産します。

過食嘔吐が続くことで毎日吐いてしまう状況にある人は、お腹に毎日余計な力が入っているという証でもありますので、赤ちゃんにとって良い刺激とはならないでしょう。

毎日何度もお腹を圧迫すると、こちらも切迫流産や切迫早産の原因になりかねないので要注意です。

このように摂食障害を煩っている人が妊娠すると、胎児への悪影響が増す可能性があり非常に危険です。

赤ちゃんのためにも自分のためにも治す努力が必要になります。

 

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回復期に見られる症状

sessyokusyougai-nyuintiryou過食の時期や拒食の時期が過ぎて、回復期に入ると体に変化がいろいろと現れるようになり、様々な症状が出るようになります。

その変化は大きく分けて3つ、身体の変化と心の変化、そしてうつ状態です。

まず、身体の変化は代謝機能が良くなるので体温がかなり高くなります(37.5℃くらい)。

また皮膚が剥けるようになったり、髪の毛が抜けたりすることがあります。

そして、この時期は肝機能の一時的低下が見られ便秘がひどくなりがちです。

内臓を持ち上げる筋肉が足りていないためお腹が出る場合もあるようです。

嘔吐を繰り返していた場合は唾液腺が腫れて痛むようになります。

次に心の変化はいままで不安定だった状態が嘘のようになくなり、余力が出るようになるでしょう。

そして人によっては体重が急激に増える時期でもあるのでうつ状態になり、やる気の低下と気力の低下を起こすこともあるでしょう。

このうつ状態が酷い人は何もやれない状態になるので学校や仕事に行けなくなる場合があります。

治療法について

moumakuhakuri-seikouritu摂食障害は心の病気なのですが、症状が進行することで体のあらゆる部分にひずみが出るようになってしまうので、身体の治療も合わせて行うことがあります。

基本的には心療内科において投薬治療やカウンセリング療法が行われることになるでしょう。

ここで、重い合併症を引き起こしていた場合は入院治療に移行することがあります。

まず、カウンセリングの場合は摂食障害を引き起こしてしまっている心理的な理由が何なのかを突き止めるのがポイントとなっています。

次に薬物療法は、具体的に何を使うというわけではなく、どのような症状が出ているのかを確認してから薬を使う対症療法になるでしょう。

それ以外にも対人関係療法という同居人などの自分に非常に関係の深い人との関係にスポットを当てたカウンセリング療法を行ったり、必要な栄養素をサプリメントで補給する分子整合栄養医学を用いることもあります。

 

摂食障害に関しましては次のページも参考にしてください。

摂食障害の入院基準や食事など治療内容は?期間や費用は?

摂食障害の治療は入院?症状や診断基準は?性格など原因は?

 

摂食障害の種類や症状につきましては、次のサイトも参考にしてみて下さい。

LITALICO 仕事ナビ 摂食障害とは?症状や種類、原因や病院での治療法について説明します

 

最後に

以上、いかがだったでしょうか?

本記事では摂食障害の種類と症状・原因は何か、幼児や子供の場合の特徴についてお伝えしました。

摂食障害は現代では10代前半の子供でも発生し得るものなので、周りの大人たちはそのような症状に悩まされていないかを確認する必要があるでしょう。

特にこの摂食障害は発症してしまうと長い治療期間が待っていることもあるので、非常に辛い時期をたくさん過ごすことになってしまいます。

治療期間が長引けば長引くほど自己嫌悪に陥ってしまいがちなので、まずは発症しないようにすることが大切です。


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