動脈硬化は食事が原因?油など改善法や治療時の食事は?
油など動脈硬化の原因になる食事について
動脈硬化の改善には食事と運動が大切ということを知っている方も多いと思います。
本記事ではその内容を具体的に記載していきます。
食事はどのように改善するのか、予防は食事でできるのか、原因は油なのか…
あなたの健康のためにぜひお読みください!
動脈硬化は食事が原因?
動脈硬化が見受けられる方に最初に改善が促されるのは食事と生活習慣です。
逆に言うと食事の内容によっては動脈硬化の原因にもなってしまうということです。
原因はたくさんありますが、細かいところを上げていくと、3食決まった時間に食べれないし夜食や間食が多い、食事が早くかむ回数が少ない、満腹以上に食べることが多く暴飲暴食もある、余分な脂や塩分の摂りすぎ、偏った食事が多い等が上がってきます。
動脈硬化と指摘されている方が医師に相談する時に、上記に記載したことに心当たりがある場合、間違いなく是正を促されることになると思います。
油は動脈硬化の大きな原因?
「動脈硬化の原因の一つは油である」というのは結論から申し上げますと間違いではありません。
動脈硬化につながる脂質はコーン油などの食用油や動物の肉についている油を加熱すると発生します。
また、人工的に作り出された油であるマーガリンやサラダ油も動脈硬化に繋がるリスクがあります。
逆に動脈硬化を予防することができる油も存在するのです。
実際にシソ油、ココナッツオイル等は善玉コレステロールを増やし悪玉コレステロールを減らす効果があります。
その他にも亜麻仁油は善玉コレステロールを増やし悪玉コレステロールを減らすオメガ3脂肪酸が豊富に含まれるだけでなく美容と健康維持にも役立ち、さらには癖も少ないと言われておりひそかに人気が出ている油となっております。
動脈硬化の改善・治療時の食事は?
実際に動脈硬化が疑われている方は食生活を改善するように医師から様々な食生活改善と食事内容の改善を促されると思います。
食生活の改善内容としては「よく噛んで、ゆっくり食べること」や「満腹まで食べないこと」、他にも「偏食・過食はしないこと」、「3食決まった時間に食べ間食や夜食はしないこと」等が言われると思います。
食事内容の改善は「肉類の脂身やバターを控えめにすること」や「塩分を控えめにすること」は間違いなく言われると思います。
「酒も摂りすぎは避け、適量にすること」、「食物繊維を多めに摂取すること」も指摘事項に入ることでしょう。
特にお酒に関しては量の指摘以外にも種類も指摘されることになると思います。
予防する食事は?
動脈硬化と指摘された場合の食事の改善については記載しましたが、今度はならないためにどのような食事をしたらいいかを記載します。
まず動脈硬化の大きな原因として挙げられるのが、血液中の糖質や脂質が増えることで血液が俗にいう「ドロドロ血」になってしまうことです。
つまり大切なのはこの「ドロドロ血」を「サラサラ血」にすることになります。
ここではサラサラ血にするのに効果的なものをいくつか記載していこうと思います。
まずは「ポリフェノール類」、これは赤ワインに含まれていることが有名ですがコレステロールの酸化を防ぐ働きがあるのです。
ただしワインで摂取する場合には飲みすぎないこと、ブドウで摂取する場合には果糖が含まれているため食べ過ぎないことに注意してください。
次は「クエン酸」です。
「クエン酸」は疲労回復で有名ですが、必要以上に血小板が集まるのを阻止してくれる効果もあります。
もろみ酢を利用するのがいいでしょう。
その他にも青魚に含まれる「DHA」、納豆に含まれる酵素「ナットウキナーゼ」、昆布やわかめに含まれる「アルギン酸」、抗酸化作用が強い「ビタミンC」と「ビタミンE」がおすすめになります。
動脈硬化とコレステロールの関係は?
動脈硬化とコレステロールが密接な関係があることはご存じである人も多いと思います。
さらにそのコレステロールには善玉コレステロール(HDL)と悪玉コレステロール(LDL)というものがあることも知っている方は多いことでしょう。
ではここでその2種類のコレステロールがどのようなものなのかを掘り下げていきます。
まず善玉コレステロールは動脈硬化を引き起こす血管内壁にくっついているコレステロールを肝臓まで運んでくれます。
悪玉コレステロールは細胞内に吸収されなかった余ったコレステロールを肝臓から体の隅々に運ぶ機能をもっています。
上記の説明を見てお気づきになられた方もいると思いますが、二つの仕事はまさに正反対の物であり数のバランスがとれてるなら問題にはならないのですが、悪玉コレステロールが増えすぎるとコレステロールを肝臓に運ぶのが間に合わなくなってしまいます。
こうなると動脈硬化を引き起こしやすくなってしまうのです。
悪い食べ物は?
常日頃の食べ物によっても動脈硬化を発症する確率が変わってきます。
動脈硬化になる確率を上げる食べ物とは悪玉コレステロールをたくさん増やしてしまうような食品です。
具体的な食べ物とはフォアグラ・卵・するめ・からすみ・キャビア・いくら・すじこ・クリーム・マヨネーズ・ケーキ類になります。
特に注意してもらいたいのがコレステロールの多い脂です。
コレステロールの多い油は酸化LDLコレステロールが多く含まれていることが多いです。
酸化LDLコレステロールは動脈硬化を引き起こす直接的な原因となるので最も注意する必要があります。
マヨネーズが大好きで動物性食品が大好きな人、揚げ物が大好きな人は要注意となります。
高血圧と動脈硬化について
高血圧と動脈硬化は密接な関係があります。
シンプルに説明しますと高血圧というのは血液の圧力が高くなっている状態でありこの状態は動脈の血管壁を厚くすることに繋がります。
これにより内腔は狭くなります。
この状態でコレステロールが血管内に付着するとさらに狭くなり血液の流れが悪くなります。
流れが悪くなると血液を流すためにさらに圧力を上げる必要が出ます。
つまり高血圧状態で動脈硬化が起こるとますます高血圧状態が悪化するということです。
このスパイラルは非常に危険であり動脈硬化を促進してしまいます。
高血圧の方に動脈硬化の症状が出た場合、少しでも早く検診を受けてください。
動脈硬化の危険性
動脈硬化は様々な症状を引き起こす非常に危険な症状です。
実際に動脈硬化が原因で起こる病気としては、脳梗塞・脳出血・狭心症・心筋梗塞・大動脈瘤・腎硬化症・閉塞性動脈硬化症・網膜動脈閉塞症等本当に様々なものがあります。
特に死に直結するものや、後遺症が残るものまであるため動脈硬化の発症から避ける努力を最大限行う必要があります。
食事療法や運動療法はその日からすぐできるものであるため、少しでも取り入れて健康に気を付けるようにしていただきたいです。
総合的な対策について
動脈硬化が元による死亡患者数はガンに次いで日本では高いものであるため、具体的な対策もたくさん講じられております。
今回の記事以外でも食事をどうしたらいいのか、運動の内容をどうしたらいいのかはいろいろなところで調べることができると思います。
特に多少なりとも健康を意識されている方は、生活習慣病をなくす方法を聞いたことがあると思いますし、場合によっては調べたこともあると思います。
「バランスの良い食事をする」「食生活を改善する」「ダイエットする」「肥満を解消する」「毎日有酸素運動をする」と言った言葉を一度は皆さん聞いたことがあるでしょう。
ここで一番大切なことはそれらを聞いて・見て・調べて、どれだけ実行に移せて継続できるかだと思います。
ようするに実行し続けることができるかがカギになります。
しっかりと健康のための対策を行なっていきましょう!
動脈硬化と食事に関することにつきましては、次のサイトも参考にしてみて下さい。
NHK 健康ch 動脈硬化の症状を改善・予防する食べ物と進行させる食べ物
最後に
いかがでしたでしょうか?
「動脈硬化は食事が原因?油など改善・治療の為の食事は?」と題しまして、食事の改善方法や、予防に繋がる栄養、油がどのようなものがいいのか等を記載してきました。
様々な情報があふれている現代において動脈硬化は間違いなく聞いたことがあると思いますし、それの対策も知っている人が多いと思います。
大切なことはそれらを聞いたうえで本当に危険と判断して、いろいろな改善を実行できるかどうかです。
大切な方がいる人、ご家族・友人・恋人、なんでも構いません。
その人たちを残していきたくないという気持ちがあれば自分の健康をないがしろにすることはないと思います。
今回の記事で、少しでも動脈硬化への予防の意識が高まる方が増えましたら幸いに思っております。
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