クラミジアの男性の症状や原因!潜伏期間や検査・治療法は?
男性のクラミジアは放置して自然治癒するのか!不妊の原因に?
クラミジアは男性と女性の両方を苦しめます。
クラミジアが気になっている方におかれましては、その症状や原因及び潜伏期間、そして検査方法や治療方法など色々と知りたいことでしょう。
本記事では男性に関してのクラミジアについてお伝えしたいと思います。
クラミジアの男性の症状は?
クラミジア感染症は感染したとしても自覚症状に気がつきにくいやっかいな病気の一つです。
そのため、感染したとしても症状が無いと感じる期間ができることも多く、気がついたら悪化していたというケースも多々あります。
このクラミジア細菌は感染したまま放置することで、どんどん奥へ奥へ侵入していくので次々と症状を引き起こします。
具体的には尿道周辺に集中すると思ってください。
尿をする時に違和感を覚えるようになったり、排尿痛を感じるようになったり、かゆみや不快感を覚えるようになるでしょう。
ここからさらに悪化すると膿が出て来るようになるので確実に気がつくでしょう。
この細菌によって急性前立腺炎・慢性前立腺炎・精巣上体炎・副睾丸炎・血精液症等になってしまいます。
最悪の場合は無精子症に繋がって不妊の原因ともなるでしょう。
また、尿道感染以外のケースでは咽頭クラミジアという喉の粘膜に感染するケースもあります。
これも性感染症のひとつで「喉に性病ってどういうこと?・・・」と思ってしまうでしょう。
この咽頭クラミジアも感染した時は無症状で自覚できないのです。
ある程度悪化すると喉の痛みや扁桃腺の腫れ、発熱や咳といった風邪のような症状が出てきます。
風邪などの症状と見分けがつかないようなので喉を精密検査してもらわないと分からないでしょう。
原因について
このクラミジアの感染経路は基本的に粘膜感染です。
要するに性病なので性行為で感染します。
喉のクラミジアの感染経路も同じでディープキスや口を使った性行為全般で感染してしまうでしょう。
粘膜感染に繋がる行為全般において可能性があると思ってください。
男性視点では感染している女性との性的接触によって感染すると言うことです。
感染しているのかどうかの鍵の1つとして、感染者との接触が無ければうつることは無いと思ってください。
潜伏期間は?
クラミジアは感染してから発症を自覚するまでかなりの開きがあります。
そのため、具体的な症状が出たとしても5日程度で気がつける人もいれば、3週間程度の開きが出てしまう人もいるのです。
このように違いはあれど、潜伏期間は長めだと思ってください。
ただし、細菌が原因となっているので細菌抵抗力次第で発症までの期間は大きく変わると考えましょう。
そのため、日常的に過労状態にあって免疫力が低下するような生活をしているのならば潜伏期間は必然的に短くなります。
逆に、元気いっぱいで健康的な生活をしている人は潜伏期間がかなり長くなる可能性があります。
やっかいなのが、症状が出ていない人でもクラミジアに感染していると言うことです。
要するに気がつかない間に他の人たちにうつしてしまう可能性があるということです。
検査方法について
この病気は性病の一つなので、性病検査を受けることで発覚します。
ただし、クラミジアと淋病は同時に感染しているケースがあるので、どちらも合わせて検査をすることになるでしょう。
ただし、性器クラミジアは喉に感染することもあり得るので、喉の検査も同時に受けた方がいいとする専門家も多くなっております。
基本的には性病クリニックや泌尿器科、総合病院で検査を受けてもらうことになるので、それらの病院に行くことが基本だと思ってください。
治療方法について
クラミジアの治療は抗生物質を投与して体内にいる細菌を殺すことです。
使われる薬はジスロマック・クラビット・クラリス・エリスロマイシンなど種類がありますが、基本はジスロマックとクラビットと考えられると良いでしょう。
この2種類で9割を占めているようです。
薬の種類にもよりますがジスロマックの場合は500mg×2錠を1回飲むだけで、ほとんどの原因菌を死滅できるようで、後は様子を見て判断することになるようです。
ここで、まだ治っていない場合は耐性菌などを考えて別の薬を用いることもあるでしょう。
クラミジアの治療方法は、基本は投薬治療でとても簡単な部類に入ると考えられると良いでしょう。
放置して自然治癒することもある?
治療方法は簡単とお伝えしましたが、このクラミジアには非常にやっかいな点があります。
それが「性病」という点です。
人によると思いますが、気軽に「性病っぽいから病院行ってくる!」と言える人は少ないと思います。
なので、ちょっとおかしいと思っても耐えてしまう人の方が多いでしょう。
しかし、このクラミジア細菌は基本的には放置で死滅しません。
基本的に放置してたら繁殖し続けます。
体の中に子供の頃に入る細菌でも無く、特殊なケースで入るまれな細菌なので抗体も無く体内の防御機能で対応することはできないとされています。
そのため、抗生物質を使っての治療以外では治るものではないと考えた方が良いでしょう。
他の人に知られたくないという部分もあるでしょうが、放置での改善は難しいので、病院に行くようにしましょう。
ただし、アメリカのとある研究レポートでは放置したとしても治る例はあるというデータを出しております。
個人的に本当に信用できるのかと疑問を持ってしまいます。
海外の人の免疫なら対応できる?あるいは日本人でも自然治癒があり得るということも考えられますが、基本的に放置はしない方が良いと考えた方が無難でしょう。
予防法について
性病の一つであるクラミジアは他の性病と予防法は一緒です。
それはコンドームを着用すること、そして感染が疑われるような相手と性交渉をしないことです。
この二つを守ることができればほぼクラミジアになることはありません。
性交渉そのものを一切しないような人ならば感染することはほとんど無いでしょう。
ただそれは非現実的なので、それ以外にはできるだけ性交渉の前は清潔にするためにシャワーを浴びるというのも有効ですし、相手の性器を確認していぼやブツブツができていないのかを観察するのも有効でしょう。
また、細かいことではありますが、このクラミジアも抵抗力が低い状態になればなるほど発症しやすくなりますので、体調不良の状態だと発症確率も上がります。
つまり、疲れている時や体が弱っている時は性交渉をするのは危険だということです。
あとは、不潔な寝具に感染源となる虫が潜んでいることもありますので、寝具も清潔にすることが大切になります。
極端な話をすれば、男性は風俗に行かなければ感染することは少ないですし、女性はパートナーとなる相手の性器を確認することができれば感染することは少なくなると言うことです。
男性がクラミジアだと不妊の原因に?
一生独身生活で子供は絶対にいらないという人ならそこまで気にする必要も無いかもしれませんが、夫婦生活を行っており子供のことも考えているのなら何とか避けたいのが不妊症状です。
このクラミジアは悪化すると副睾丸炎(精巣上体炎)などに進行してしまいます。
この炎症が起こることは精子の通り道がふさがってしまうことを意味しているので男性不妊症になってしまうのです。
この男性不妊症になったとしても抗生物質を服用することで原因菌を消滅させれば、治ることの方が多いようですが、癒着してしまって治らないケースもあるので、気をつけた方が良いでしょう。
一部のデータではクラミジアと他の病気が合併することでDNAが損傷した精子の割合が増えてしまうというものがあります。
クラミジアにつきましては次のページも参考にしてください。
咽頭クラミジアの症状と行く病院や検査・治療法【自然治癒も?】
男性のクラミジアにつきましては、次のサイトも参考にしてみて下さい。
新宿駅前クリニック 男性のクラミジア
最後に
以上、いかがだったでしょうか?
本記事ではクラミジアになった場合の男性の症状や対処法について記載しました。
クラミジアは治療をすれば比較的早く治る病気ではありますが、性病ということから、治療のための第一歩をなかなか踏み出しにくいというネックがあります。
しかし、最悪の場合、男性型不妊症になってしまうという危険がありますので、放置するのは避けた方が良いと言えるでしょう。
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