クラミジア感染時のおりものの色は白いか!においや量は?
生理痛や生理不順も?クラミジアに感染時のおりものの色や症状
クラミジアに感染してしまった女性はおりものの異常で体に何かが起きているということに気が付きます。
具体的にはどのような異常が見られるのでしょうか?
「色が白くなる」「においが変わる」「量に変化が出る」といった点なのでしょうか?
本記事では女性のクラミジア感染に関する情報についてお伝えしたいと思います。
クラミジア感染時のおりものの色は白い?
女性が感染する性感染症の中で最も感染者数が日本で多くなっているのはこのクラミジアです。
性感染症にもいろいろと種類がありますが、このクラミジアは自覚症状がほとんどないという厄介な部分があるので、気が付かないうちに他の人に移している可能性があるのです。
このクラミジアに感染して子宮頸管粘膜に到達すると、子宮頸管炎が起こるので頸管粘液に変化が出るようになり、おりものにも変化が出るようになります。
具体的には色が白や黄色に近い黄白色になるのです。
おりものの変化においてこの色の違いは最も分かりやすく、性病にかかったサインとなっているので、色がおかしくなったのならすぐに病院に行った方がいいでしょう。
おりものの臭いについて
クラミジアになるとおりものの臭いが通常よりも強くなることが多く、そこで気が付く人もいるようです。
これはクラミジア感染による膣炎が発生したことで、臭いが強くなったと考えられるので気になった方は検査をしてもらった方がいいでしょう。
もちろん、この臭いの強さには個人差がありますので、臭いがきつくなったと感じるラインについて具体的に記載することは出来ませんが、おりものに何らかの変化を与えるのは事実なので、色や臭いはよく観察するようにしましょう。
クラミジア感染によるおりものの量は?
クラミジアに感染して膣炎が発生すると水っぽいおりものになり量が増えることがありますので、いつもよりも多いと感じることがあるでしょう。
これも人によって異なるケースが多いので線引きはできませんが、おりものの量・色・臭いのどれかに変化が出たりしますので、クラミジア感染を疑えるようなことがあった場合は気を付けて見てみられると良いでしょう。
クラミジアに感染すると生理痛が悪化する?
クラミジアになると生理痛のような痛みが下腹部に生じることがあるので、普段よりも生理痛が悪化していると感じる人がいるようです。
クラミジアにかかると子宮頸管炎や子宮内膜炎になってしまうことが多いので、下腹部に違和感が発生する確率が増えます。
その違和感の出方は人によって異なりますが、もやもやすると感じる人もいれば痛みを感じる人もいるのです。
つまり、クラミジアになってしまった場合は下腹部に痛みが発生するケースもあることから、生理痛がきついと感じるという意見が多いということになります。
生理不順を起こすこともある?
性行為によって感染する性病であるクラミジアですが、どうやら生理不順を引き起こす原因にもなるようです。
これは諸説ありますが、クラミジアや淋病などの性病になると子宮の内部や卵管などで炎症が発生するようになり子宮内のバランスが崩れてしまうようになり、子宮内が子供を産むための安全な状態から離れていってしまいます。
もともと生理周期というのは子供を産むための準備が整った場合に発生するものなのですが、性病になると子宮内環境が細菌によって乱されるので生理周期もバラバラになってしまうようです。
また、性病になると他の異常症状が出るようになるので、「性病かもしれない…」という精神状態からストレスにつながってそこから生理不順につながるケースも考えられております。
生理不順は体の不調以外に心の不調も大きく影響するので、そちらの可能性もあると思ってください。
その他のクラミジアに感染した場合の症状
クラミジアの症状の基本はおりものが多くなる・臭いがきつくなる・色が変わるなどの症状がありますが、それ以外にも下腹部に痛みや違和感が生じることもありますし、不正出血によっておりものの周期ではないのに出血するケースもあります。
また、性交時にクラミジアに感染している人たちは痛みや違和感を覚えることがあるので要注意と言えるでしょう。
ただし、このクラミジアにおいて最も厄介と言われているのはこれらの症状が出ることではなく、逆にこれらの症状が一切発生しない場合です。
公式ではないですが一説には無症状の割合が8割と言われており、妊娠してから感染していることに気が付いたという人もいるようです。
このクラミジアに感染するとこれらの症状以外にも不妊の他、流産・早産の原因となってしまう可能性があるので、感染したまま妊娠するのはかなり危険と言いえるでしょう。
また、初期症状があったとしてもすぐにおさまってしまうケースも多いので、違和感を覚えた後に放置する人もかなりいるようです。
クラミジア感染後の発症確率は?
クラミジアに感染時の発症確率について厳密なデータは見つかりませんでした。
クラミジアに感染した場合、1~3週間程度潜伏してから発症したりするようですが、人によっては数年単位で潜伏していることもあるので、データの採取が難しいのでしょう。
一つの参考データとして、クラミジアに感染した人が子供を産んだ時、新生児クラミジア結膜炎になる確率は25~50%で、新生児クラミジア肺炎が発症する確率は10~20%という記載がありました。
産道感染する確率が約10%と言われておりますので、赤ちゃんに感染する確率は低いようです。
ちなみに毎年25000人ずつ発症していると言われておりますが、潜在的な患者数は100万人以上とも言われております。
治療法について
最初にお伝えしたいことは、このクラミジアは自然治癒する病気ではないということです。
アメリカのとある報告では自然治癒したというケースもあったと言われておりますが、基本的に放置で治るものではないと考えた方が良いでしょう。
実際に治療をする前に、クラミジアかどうかを病院で検査することになります。
一般的なのが膣内をこすっておりものの採取をして検査を行い陽性反応が出るかどうかを見ることでしょう。
そこで陽性反応が出た場合は、抗菌薬を服用してクラミジアを消滅させます。
基本は投薬治療なのです。
抗菌薬となる薬を使えばクラミジアはかなりの速度で治りますので、病院で薬を処方してもらうのが確実な治療方法となっているのです。
妊娠中でも「クラリスロマイシン」「アジスロマイシン」といった治療薬は服用できるので問題はないようです。
服用期間は短く5日前後が一般的で、早い人は1日でOKとなるケースもあります。
おりものの色が茶色や黄緑の場合に考えられる病気は?
基本的におりものの色の変化は性病のサインと言えますが、様々な病気の可能性があるという捉え方になるので、色だけでは特定できないケースの方が多いのです。
例えば、紹介した白色だった場合は淋病・クラミジア・非特異性膣炎・骨盤腹膜炎・膣カンジダ症が考えられます。
これが黄緑だった場合は膣トリコモナス症あたりが疑われるでしょう。
茶色だった場合はまた別で、不正出血・子宮内膜症・子宮筋腫・子宮頸がん・子宮体がん・卵管炎・骨盤腹膜炎といった様々な病気が考えられますし、クラミジアなどの感染症が痛みや出血を引き起こしている可能性すらあるようです。
また、病気ではなく女性の子宮で受精できて着床が発生すると、人によっては少量の出血が発生するので着床出血が出てしまったために茶色になったという人もいます。
クラミジアにつきましては次のページも参考にしてください。
咽頭クラミジアの症状と行く病院や検査・治療法【自然治癒も?】
クラミジアとおりものにつきましては、次のサイトも参考にしてみて下さい。
ジャスミンレディースクリニック おりものの異常
最後に
以上、いかがだったでしょうか?
本記事ではクラミジアに感染してしまった女性のお話をしました。
クラミジア感染は非常に厄介です。
無症状だから問題ないと感じる人もいますが、妊娠してしまった場合は胎児にある程度の確率で悪影響を与えますし、早産や流産の可能性を高めてしまうので放置するのは危険です。
無症状で気が付きにくいという厄介な部分はありますが、おりものに異常が出ていないかをチェックしておかしいなと感じたらすぐに病院に行くようにしましょう。
LEAVE A REPLY